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ベリデリックのブログ一覧

2017年05月07日 イイね!

RCAケーブル交換

RCAケーブル交換PARC AudioのツイーターDCU-T114Sをピラーに埋め込んでからは、かなり満足していましたが、かなり良いシステムになったはずなのに、そこまでの音質とは思えない憮然たるものがありました。

原因はケーブルかもしれないと思いはじめました。

カーオーディオをやりはじめてから、RCAケーブルはずっとベルデン8412を使っています。
カーオーディオでは、カナレの4E6Sが良いという情報もありますし、ホームのレビューではモガミ2534の方が良いという情報もあります。モガミ2534は以前試したことがあって(知人に譲ってしまいました)、そのときは高音のキツイいやな音だと感じましたが、とにかく色々試してみようと思いました。

(追記)
最近使っているものは、ここに書いています。
(追記 終)

さんざんレビューされているケーブルですので今更ですが、
ベルデン8412は中低音の押し出しが強く、高音はそこそこ伸びてはいるが控えめで少し粗い


カナレ4E6Sは音場は広いが、解像度、高音の伸びがひまひとつ


モガミ2534は音場は少し狭いが、解像度が高く、高音もそこそこ伸びる


モガミ2549は全般に少しハイ上がり気味で、その他は2534と類似


と、情報通りの結果になりました。環境によって変わるかもしれないという心配は杞憂でした。

選んだのは、似た特徴を持つモガミの2549をツイーターに、2534をミッドに、ウーハーは制動力のあるベルデン8412(PROケーブル製)です。

(追記)
後にアンプを交換してからは、ウーハー用も2534に変更しました。
少しゴム臭い低音になるのですが、50Hz以下の音量がずいぶん増えました。

某所で演歌と言われていましたが、なるほどドンシャリのことだったようです。
JBLとかBOSEの音が好きな方はベルデンの方が合うと思います。
(追記 終)

ツイーターをモガミ2534にしなかったのは
・2549の方が電送効率が低いがツイーターへの出力には余裕がある
・2534は4本のケーブルを2本に束ねて使うため高音の雑味が心配だった
・2kHz以上の出力特性はほぼ同じだった
・低い周波数を出さない2549の方がツイーターの耐入力が高くなる
といったことを考えたからでしたが、大した違いがなかったような気もします。


せっかくなので、はんだやプラグも何種類か試してみました。

ハンダは、5種類
プリント基板用の普通のハンダ(古いので鉛入り)
普通の音響部品用ハンダ(古いので鉛入り)
オヤイデSS-47(無鉛)
日本アルミットKR-19SHRMA(LFM48-無鉛) (修正しましたm(_ _)m)
WBT-0800(無鉛)


普通のハンダは、高音が伸びないし、普通の音響部品用ハンダは、4~6kHzが少し伸びる程度で10kHz以上は大して変わらないように感じました。
オヤイデSS-47は5kHz以上の高音が伸びすぎて少しキツイ感じがしましたし、WBT-0800は上までの伸びが少し良くなるのはよいのですが、音の広がりが大きすぎて迫力が失われます。
(ホームでのMUSES8820、MUSES02との相性は最高でしたが)
KR-19SHRMA(LFM48)は、少しだけ高音が伸びて、少しだけ音場が広がる感じを受けました。

モガミが少し音場が狭いので、今の環境ではKR-19SHRMA(LFM48)がしっくりきました。

(追記)
ずっと、有鉛のKR-19SHRMAだと思っていましたが、
KR-19SHRMA(Sn60)を買い足したら、
WBT-800より音の広がりが大きく出来の悪いサラウンドのような音になってしまいました。
某所でたたかれる訳です。
気に入っていたのは、無鉛のKR-19SHRMA(LFM48)の方で、
こっちの方が、昔の有鉛ハンダに近い音色でした。

ついでに、スパークルハンダも試しました。

音に特色を持たせたい場合以外なら、これで十分ですね。
というか最高です。
(追記 終)

ついでにRCAプラグもこの4種類を試してみました。
そこらのRCAプラグ(どこの物が忘れてしまいました)
REAN NYS-352(ケーブル付きの方) 
REAN NYS-373 (袋入りの方)
CANARE F09 (捨ててしまったので写真にはありません)


シールドは絶縁して、ハンダは少なめにしています。これは解像度優先の造り方です。音場優先であったり、ヘッドユニット由来のオルタネータノイズがある場合は、マイナスとシールドを繋いだ方が良いかもしれません。

で、普通のRCAプラグは少し粗い感じを受けました。
情報通り、NYS-373はNYS-352よりはんだ部の金属が薄いですね。
音はNYS-352の方が解像度も高く迫力のある音で、NYS-373はなめらかですがやさしい音でした。
PROケーブルがNYS-352ばかり使うのも納得です。
CANARE F09も評判の良いプラグですが、NYS-373と似てやさしい音色で、うちの再生環境には合いませんでした。
(追記)
後でTOMOKAも試しましたが、微妙に音が柔らかい感じです。
私はNYS-352の方が好きです。
(追記 終)

というわけでNYS-352を使って、ツイーターとミッドのケーブルを製作して車に設置しました。

RCAケーブルには向きがあるそうで、それも確認しました。
ケーブルに製品名などの文字がありますが、文字の方向に電気が流れるように配線すれば良いとのことですので、この場合は左がヘッドユニット側で、右がアンプ側になります。


オカルト的な言われ方をされていますが、真実でした。
方向を逆にすると、なめらかだった音が粗くなります。

実は、最初に取り付けたとき失敗したと思い、早々に別のケーブルに変えようとしたのですが、
ケーブルを抜いていて逆挿しに気づき、挿し替えたら気に入ってしまったのです。

オーディオのオカルトといわれているもののうち、高価なものは試していませんが、安価ですむものは私の環境では真実だと思うことが多いです。

それにしても、あれほど聴きにくかったモガミが実はこれほど良いケーブルとは思いませんでした。
ベルデン8412ほど芯のあるカチっとした音ではないですが、それなりに迫力もインパクトもありますし、解像度が高く音が綺麗です。そしてよく響く。

システム全体のレベルが高くなると、ベルデンのカチっとした音が生きてくるのかもしれませんが、うちの今のシステム環境ではモガミがピッタリでした。

求めていた音質にかなり近づいてきたと思います。
今まで、アンプの能力を出しきれていなかった事が良く分かりました。

しかし、まれ~にイヤな音を出すんですよね。
次回に書いてみようと思います。


(追記)

モガミばかり持ち上げる書き方になってしまいましたが、
これは聴きやすさに力を入れたパークオーディオの
スピーカーを使っていることと深い関係にあると思います。

詳しい方は車にはカナレが良いという方が多いようですし。

車用のスピーカーは耐入力を高くするためにパンパンに固めたものが多いですし、
ツイーターは耳から1m前後の位置に置くことになり、どうしても音がキツくなるため、
どこかで音場を広げて音を拡散させ、キツい音を和らげる方が良く聴こえると思いますが、
それをケーブルでするのか、スピーカーやこちらのように、オペアンプでするのか、
色々な方法があるということかなあと思います。
クラシックオンリーで聴かれる方は、音のキツさといっても、
オーボエやピッコロくらいでしょうから、
必要ない方もいると思いますし。
J-POPでは、シンバルとモノトーン系女性ボーカルが気になりますよね。
カナレのRCAケーブルとOPA1622やOPA2604で
ペーパーコーンやケプラーコーンの音を聴いてみたら、
ある程度は理解できそうな気がしますが、
そこまで試しきれていません
 m(_ _)m

カナレが良いという方は、再生レンジとか高音の伸びとかインパクトとか
外の機器で十二分に得られているハイレベルな方で、
音に奥行きを持たすために使われているのではないかと。
最近、そう考えるようになりました。

(追記 終)


(追記)
RCAケーブルをモガミに替えてから、オルタネータノイズが中途半端に乗ってくるようになりました。
ベルデンのときは、ノイズが最初から乗るか乗らないかのどちらかでしたが、モガミは最初ノイズがないのに、走っているうちに乗ってきます。

これはシールド(ケーブルの皮のすぐ内側にある電気を流さない線)の違いではないかと思います。ベルデンは亜鉛メッキシールドですが、モガミは銅線のシールドです。銅はノイズをよく捕まえるので、シールドとしての役目はよく果たすのですが、捕まえたノイズを逃がしてくれない という特性があったと思います。

こんなこともあるので、RCAケーブル製作のときにマイナスとシールドを繋いでノイズをアンプ側に逃がす方法もあるようです。
うちのモガミは絶縁した音が好みだったのでアースしていませんから、これが原因かもしれません。
そのうち、シールドを車体の金属にアースして試してみようと思います。


PA2002をOHしてもらったら、オルタネータノイズが完全に消えました。
お願いした方が何かマジックを使われたのだと思います。
アーシングとか? 原因はケーブルではなかったですね。

(追記 終)









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Posted at 2017/05/07 00:54:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | カーオーディオ | クルマ
2017年05月06日 イイね!

アンプ交換 富士通TEN α5000M

アンプ交換 富士通TEN α5000M前回の改善で多少の効果はあったものの、根本的な変化は見られなかったため、ツイーターとウーハーのアンプを探すことにしました。

D級はもう買う気がしませんし、前回ヤフオクで気を良くしていたので、再度そこで探すことに。
色々調べてみると、古き良き時代のアンプを修理・改造している物があって、
その中から富士通テンのα5000Mを落札しました。

良く知らなかったのですが、名機といわれたアンプらしく、出力は50W×4でした。

出品者の方はカーオーディオ機器に精通しておられ、、コンデンサだけでなく色々なパーツを高価なものに入れ替えられていて、オペアンプもソケット化してJRCの評判の良い物に交換されていました。ボリュームは普通のアンプではマイナスドライバで調整する必要がありますが、ツマミに交換してくださっていたので、とても重宝しています。

手をかけたものを譲っていただき、ありがとうございました。m(_ _)m

さっそく車に取り付けて聴いてみると、ツイーターもウーハーもクッキリ、ハッキリな上に伸びのある綺麗な音を出してくれますし、迫力も全然違います。

パワーがかなりあるようでしたので、ウーハーをPA2002に、ツイーターミッドをα5000Mに繋ぎ替えて聴いてみました。(スペースに余裕がある場合は3台にした方がさらに良くなりそうです)

A級アンプ(正確にはAB級)であるためか50Wのはずなのに、100WのPA2002より実用可能な出力が高いように感じました。付属アンプの60Wなんて比べ物になりません。とても使いきれないほどです。

音は中高音の解像度が向上し透明感のある綺麗な音に変わってきました。
ミッドは125Hzの-12dB/octでクロスしていますので低音はあまり出していないはずなのに、ベースが良く弾みますし、チョッパーも強く弾いたときのゴリゴリした音もはっきり聴き取れるようになりました。

このアンプのおかげで、想像以上に音質が進歩したと思います。

(追記)
1年以上経過して、ますます音に磨きがかかってきています。
エージングに時間がかかるというMUSESが本領を発揮してきたのかもしれません。

出品者によって違うかもしれませんが、オールドアンプのチューン品は良いものが多いです。
消耗したパーツをすべてリフレッシュしていますから長く使えるでしょうし、
出品者によっては、はんだも全部やりなおしてくれていますので、ほぼ新品状態です。
今のところ、8台買って満足できなかったことはありませんでした。
大当たりのアンプも多いです。全部、宝物として保存しています。

購入して2年以上になりますが、
今のところ普通に使って壊れたり調子が悪くなったものはないですね。
(追記 終)

カロのツイーターについては、しっかり鳴っていると思いますし、
もう改善の余地はないと感じましたので、当初の目的はほぼ達成できたと思いました。

こうして聴いてみると、高音の伸びは良いし、金管楽器やシンバルも生々しい音で生演奏系のジャズには向いているかもしれません。

しかし、やはり時々イヤな音を出しますし、理想とする自然な音にはなりませんでした。
ツイーターの共振や高周波ノイズがあるのではないかと思います。アルミは難しそうですので。
そう考えると、金管楽器やシンバルの生々しさも、作られた音ではないかと考えてしまいます。

ということで、初回に書いたツイーター交換をしたわけですが・・・。

ツイーターをピラー埋め込みにしても、まだまだ改善の余地がありました。
それは次回に書いてみようと思います。







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Posted at 2017/05/06 21:24:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | カーオーディオ | クルマ
2017年05月06日 イイね!

電源ケーブル交換

電源ケーブル交換前回のアンプ交換で好感触であったものの、今ひとつスッキリしない結果になりました。

アンプが電気をそこそこ喰うようなので、電源ケーブル交換で改善するのではないかと考えはじめまして。


話は変わりますが、以前WIN8.1のパソコンで電源をかなり良いものに交換したことがありました。
もともとのオンボードサウンドチップの音が案外に良かったので、これ以上は望めまい と思っていたところ、電源交換でさらに良くなりました。

その時に、テスターで音楽再生中の電圧変動を比べました。
元の電源(これも割と良い物でした)の12Vラインの変動が0.04V

新しい電源の12Vラインの変動が0.02V



0.02Vの差でこんなに音が変わるとは驚きました。

一番分かりやすい変化は低音の音量で、かなり増えます。
良く聴くと、とにかく全ての音が良く伸びてなめらかになり、余韻が半端なく増えます。
音の伸びが良いので解像度が下がっているかのような錯覚を受けましたが、良く聴くと細やかな音も緻密に表現されていて、むしろ上がっていますし、打楽器や低音のキレもよくなりました。

よく、痩せた音とか、情報量の多い密な音とか言いますが、私は勘違いしていました。
情報量の多い音とは太い音で、痩せた音をハイ上がりな音と思っていましたが、ぜんぜん違いましたね。

で、なんだか興味がわいてきたので、かな~り高価なフレトロニクスとかいう電源を購入。


比較してみると、電源の12Vラインの変動が0.01V(テスタではこれが限界です)とさらに低くなり、音はまったく同じ傾向になりました。

前よりさらに低音が強くなり、全ての音がくっきりとなめらかに伸びて耳に押しよせてきます。

今までの表現では、ヌルい音になったイメージを受けるかもしれませんが、そうではありません。
音を聴いた時、最初に感じるのは感動です。
今までの表現は、その理由を後から考えて書いているに過ぎません。
良い音ほど、聴いているうちに感動する瞬間が多くなるんですよね。

では、これが一番気に入ったかというと、オンボードサウンドですので、低音が強すぎてバランスがよくありません。しかし、バランスさえ整えば、一番気に入ったと思います。

カーオーディオでも目指すべき方向は、こういう音だと感じました。

ネットで調べると、トランジスタやオペアンプは微細信号を12V電源ラインに移し変えて増幅しているそうで、12V電源ラインが乱れていると、そのまま乱れた波形を吐き出す仕組みらしいです。オーディオ機器が電源に敏感になるのも納得ですね。

僅かな電圧変動の違いでこれだけ差が出るのだから、DEH-P01は回路中にDSPなんて電気喰いなプロセッサーがあるため、かなりのビハインドを負っていることになります。DSP(RCA出力回路数6+1、3回路デジタルクロスオーバー、6回路独立ボリューム、イコライザー、6回路タイムアライメントなど)を使うほどに音質が悪くなるような情報も納得です。
(追記 ボリュームコントローラーは別チップとHPにありますね m(_ _)m 追記 終)

DSPのデジタル処理が追いつかない というよりは、アナログ部に供給される電圧が不安定になってくるのでは? と思います。

最近のプロセッサーはメモリが大半を占めていることが多いようで、タイムアライメントなどは特に電気を喰いそうですね。そのあたりは、別に書いてみようと思います。

前置きが長くなりましたが
こんなこともあって、電源ケーブルを交換することに。

ケーブル引き込み用の穴ですが、シルフィはディーラーで聞いたところエンジンを撤去するのが一番の近道だそうで・・・。

こちらには、そのような設備はありませんので、ダッシュボードの奥に穴を空けています。
(防水を完璧にしないと車内に水が入り漏電の危険もありますので、ご注意を)

元使っていたケーブルは、オーディオテクニカのTPC-8でした。


使用後なので汚れていますが・・・。

電送効率が上がるように、アンプを座席下に置いて(スマートではないですが、セダンの場合冷却効果も大きくなるので壊れにくいかと・・・)距離を短くし、端子は錆びないように圧着+はんだ付けすることにしています。能力以上の働きをしていたはずですが、古いAB級アンプですから足らなかったかもしれません。

ケーブルは、うちのシステムがハイ上がり気味なのを考慮すると銅線がよさそうです。
ダウンローオリジナルの4ゲージを購入し、傷つかないようジャバラに入れてビニールテープで全面巻きにしました。プラス側には40Aのちょっと良いヒューズを付けています。40A×12V以上=480W以上なので不足はしないはず。

取り付け完了。
プラス側


マイナス側


(追記)
電源ケーブルの端子は写真の位置では効果を発揮しない模様です。
詳しくはこちらをどうぞ。
一番良かった接続写真を一番下に書いています。
バッテリーターミナルとアース
(追記 終)

以前から、プラスマイナスともバッ直しています。オルタネーターがマイナス電気を検知して動作制御しているため、本来ならマイナスはボディーアース(座席のレール固定ボルトがおすすめ)が基本だそうですが、他の電装機器に異常は見られませんし、そのまま使用しています。

で、ケーブル交換の効果ですが、
若干低音が強くなったので、音質も向上しているはずですが・・・。
大した改善は見られませんでした。
(追記)
これも、そんなことはありませんでした。
こちらに書いています。
(追記 終)


次に気になるのは、ツイーターとウーハーのアンプですね。

DEH-P01のアンプは評判が分かれていて、手を入れれば良いという情報もありますし、所詮ICアンプという情報もありますので、試してみないと分からないですね。

それは次回に書いてみようと思います。






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Posted at 2017/05/06 19:45:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | カーオーディオ | クルマ
2017年05月06日 イイね!

ミッド用にアンプ追加

ミッド用にアンプ追加前回のスピーカー交換で良い感触はあったものの、聴きづらい面もあったため、原因を考えることに・・・。

そもそも、カーオーディオにここまで手をかけることになったのは、評判の良かったカロのツイーターが良いと思えなかったからです。良いという人がこれだけいるのだから、自分の設定に原因があるのだろう、と考えたところが始まりでした。

私の耳では高音の伸びはすばらしいものの、シンバルの音がキツく感じることもありましたし、ミッドウーハーとのつながりもサッパリでした。カーオーディオは劣悪な環境といいますし、まずはこのスピーカーをある程度鳴らすことができなければ、先に進めない気がしていました。

結局ミッドウーハーは100Hz以下が出ないのであきらめましたが、ツイーターだけは残していました。音のキツさはあいかわらずです。ひょっとして、ツイーターが悪いのではなく、ミッドの高音がうまく出ていないのが原因ではないかと考えました。
改善の必要があるのはD級アンプのD700かな~という気がしてきました。

かなり評判の良いアンプですので?な感じですが、DEH-P01付属アンプに戻してみると、こちらの方が自然で聴きやすいような・・・。
D700の方が、解像度、スピード感、音色の綺麗さは圧勝しているのですが、音に伸びがありません。なので、フォークギターもバイオリンもボーカルも弾いたあとの余韻-あの独特の空気感といったものが感じられません。ハイ上がり気味なので、うちのシステムとの相性も悪かったのでしょうけど。

今考えると、DEH-P01にもTS-CにもTS-Vにも似た傾向があるようですから、最近のカロの色なんだと思います。

この時はD級では駄目なのかと考えていましたから、安いAB級を物色しました。
唯一見つけたのがクラリオンAPA4360/2180です。値段の割には評判も良いのに、なぜ売れていないのか不思議でしたので、つい中古に手を出して不良品を掴まされました。

今考えれば、新品を買っていれば、ここで終わっていたかもしれませんが、後にすばらしいアンプを手に入れたことを考えると、ある意味良かったのかも知れません。

次に買ったのがオークションで落したナカミチ最後の力作PA2002です。


PRS-D700が200Wなのに対し、こいつは100Wですので、6Ωのスピーカーを駆動できるのか心配でしたが、問題ありませんでした。D級アンプのボリュームは40%未満までなどど言いますが、AB級だからか50%程度までは大丈夫でした。アンプのボリュームは少しまわすと2倍-4倍-8倍となっていきますから、実用出力は大して変わらないですね。

(追記)
 アンプを製造した時期やメーカーによってボリュームが異なるようです。ボリュームは可変抵抗器なので、それが最大何オームかで最適な調整位置が変わるようです。RCA入力電圧によっても変わるので、一概には言えませんね。
(追記終)

というわけで、結構高値で買いましたが、状態はなかなか良いようです。


古いので、蓋を取ってみました。


オリジナルとは少し違うようですので、修理上がり品のようでトランジスタの足の絶縁がなかったりしてますが、検品の印がありましたので、まともなところで修理されたようです。2002年製造ですので、手が入っていなければ最低でもコンデンサ交換が必要かと思っていましたが、テストしたところ大丈夫そうでした。

で、早速車に取り付けて聴いてみました。

これよ、これ。

想像した通りの音色です。
ネットの情報では、かなりムーディーな音造りとのことでしたが、まさにその通りで重心の低いどっしりした音を出してくれます。

かといって、制動が悪くなってぼやけた音とは違い、迫力も十分です。
多少解像度は低くなったようにも感じますが、ボーカルも弦楽器も心地良い音を出してくれます。
アメリカだけで発売されたためか、高音は少し苦手というか、アメリカンサウンドといった感じ。
(後に書いてますが、さらに良いアンプでメンテ済みのものが、今でも安く手に入ります。古いものの方が良いですね。)

ツイーターも付属アンプで多少乾いた音を出していましたから、ジャズやロックにピッタリで、中々良い感じになってきた感触はありました。

しかし、井上揚水や今井美紀を聞くとガッカリです・・・。
今だキンキン音がつきまとってきます。
慣れてくると、弦楽器の音の伸びもまだ足りないと思うようになりました。

これは電源か・・・。
その顛末は、別に書こうと思います。



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Posted at 2017/05/06 18:51:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | カーオーディオ | クルマ
2017年04月16日 イイね!

アウターバッフル化~PARC Audio

アウターバッフル化~PARC Audio前回設置したフロントスピーカーですが、
前の車より音が篭っていてインパクトが弱くなったように
感じました。

鉄板が薄くなっているからでしょうか。


内張りは独特な形をしており、どうやってもスピーカー面との距離が2cm以上になります。
周りを厚いエプトシーラーで囲ってやりました.

現物がありませんが、こんなイメージです。


が、やはり篭ってきこえます。
(防音材のような柔らかい物をスピーカーより前に貼ったため、出音の波形が乱され篭って聴こえたのだと思います)

とりあえず内張りをとってみました。

なんと、雨漏りしているじゃないか。


実はこのスピーカー、 PARC AudioのDCU-F121Aというスピーカーですが、アルミマグネシウム合金です。金属をしっかり駆動させるためにダブルマグネット構造になっていまして、厚さが7cmあります。


ドアの窓ガラスの上げ下げで、飛び出したマグネットに水滴がポタポタと落ち、前面まで飛んできたのでしょう。窓枠の防水材は生ゴムが普通だと思っていましたが、この車は薄い塩ビ製のようで・・・そりゃあ漏ります。

スピーカー端子が濡れて漏電すると、スピーカーだけでなくアンプも劣化しますし、
良いアンプほどすぐに壊れるそうなので注意が必要ですね。

とにかく塩ビ管の余りで内側を囲い、天井にレジェンドレックスを貼ってやりました。


レジェンドレックスは防水性と耐久性に優れているのでピッタリです。
それでも、これだけ窓ガラスの方にスピーカーが飛び出していては、
どこまで防ぎきれるかわかりません。

ということもあり、スピーカーの面を内張りの面に揃えてやれば、問題はすべて解決しそうなので、アウターバッフル化することにしました。

(追記)
アウターバッフルはこちらでMDFに交換しました。


総合的には、MDFにした方がはるかに良いと思います。
予算は10cmのスピーカ左右用で10K+αでしたから、
何かとお得かと思います。アクリルパネルが高いんですよね。
(追記 終)

で、アウターバッフルの形ですが、内張りの穴が大きく取れない(使い勝手の良いドリンクホルダーがなくなってしまうため)ので、大きめの塩ビ管を内側に設置して


塩ビ管とアクリルパネルをコニシボンドで接着しました。
今回は、可能な限りスピーカーを傾けてみました。
(中途半端な傾斜は自動車メーカーの想定した反射波にならないのでお勧めはしません)


外周をレジェンドレックスで補強


内張りは何度も採寸を繰り返して、ジグソーで傷つかないようテープを張ります。


穴を明けて採寸を繰り返し、布シートが貼りやすいように表面の穴ににパテを塗ります。
(パテは必要ありませんでしたね)


ついでにリアもアウウター化したので写真を貼っておきます。
(内張りと一体化してないので、正式にはアウター化と言わないかもしれませんが)
低音は後ろに向かって進むので、飛び出していた方が良いのです。

取り付け完了


で、フロントの完成写真が・・・ない(笑)
ので、今の写真を貼っておきます。


(追記:このやり方だと重低音がバッフル伝いに逃げていくだけでなく、逃げた低音が共振を引き起こしたりしますので、ボリュームを上げるほどに聴きにくくなるかもしれません。スピーカーより全面に穴がないのが基本ですから、内張りと一体化する普通のスタイルの方が音質的にはおすすめです。)

実は、結局良い音が出なかったので、スピーカーが痛んでしまったのだと思い、
別のスピーカーに交換しました。

写真に写っているスピーカーは、 PARC AudioのDCU-F121Wです。
出力特性はこうなっていました。
左が今回の121W右がアルミマグネシウムの121Aです。


大きいスピーカーはバッフル内の空間がとりにくいので、エアークッションが効きすぎる心配がありますし、今回はアウター化もしにくいので、10cm前提で選びました。

121Aより少しハイ上がりになっていますが、4kHzクロスの予定ですし、MIDからの高音が聞こえにくい車内では問題ないのではないかと思いました。.

このスピーカーもDCU-F121Aと同じくダブルマグネットで、マグネットカバーまで付いています。
同じシリーズでも13cmはマグネットカバーがないようで、得した気分になりますね。

(追記)
10cmのスピーカーユニットで評判の良いものは、
あまり見かけませんので、お勧めしません。
どうも音量やインピーダンスのピークやが変な周波数になるようで・・・。

うちは、スペースの都合で10cmと決めていますが、
MIDに特化するなら6.2~8cm、
多少低音も出すのであれば、
高価でも13cm~17cmの方が評判が良くお勧めです。
(追記 終)

前の車ではホームで有名なFOSTEXをさんざん試しましたが、しっかりした大き目のエンクロージャーに入れてやらないと鳴らない模様で、環境の劣悪な車内では聴きやすい音を目指しているパークオーディオがピッタリきました。ゴムエッジで低音がしっかり出るのもありがたいですね。

以前DCU-F121Aを選んだ時は、高温と紫外線が気になって金属系をと考えました。刺さりで気になる3kHz(刺さりは6.3kHzの方がさらにキツイです)が低めだったのも選んだ理由のひとつでした。音に十分満足していたら買い直したかもしれませんが、満足できない理由が分からないため違う機種を試すことにしました。
今回のは最も人気が高いウッドコーンですが、1個8000円前後と安いことですし、壊れたら壊れたときのことですよね。

PARC Audioのブログでは、85℃以上でウッドコーンの接着剤が怪しくなるとのことですが、うちの駐車場はフロントスピーカーに直射日光はあたりませんし、外出のときは日除けをすればよいということで。(2年弱になりますが、今のところ大丈夫です)


それで、肝心の音ですが、これがかなり良いです。
アウターバッフル化の効果もあると思いますし、スピーカーも相当なものだと思います。

音離れが良くインパクトがあり解像度が高く、ここまではペーパーコンと変わりないのですが、
このスピーカーは音の伸びが良く響きが綺麗です。ギターの音などは感動します。
この相反する能力を併せ持つスピーカーはあまりないと思います。

ということで、今はこんな状態になっています。
(ツイーターは2個入りです)


スピーカーの耐久性は読めませんし、
いつまで造ってくれるか分からない以上、大量確保しかありません。

もっと高いスピーカーを買える金額だよ と言われそうですが、
高さ7cmの制限があるので上位機種は納まりませんし、
気に入ったので惜しいとは思わないんですよね。


ですが、この段階ではスピーカーの恩恵で綺麗な音(特にギターやバイオリン)が出ているのに、感動がありませんでした。ボーカルやシンバルがまれにいやな音をだして聴きやすくないです。まだ少しキンキン音や篭ったような音も出たりしました。

この時は、ツイーター加工するよりずっと前のことですので、
機器の構成を見直す余地がありました。

いまさらですが、構成はこうなっていました。

ヘッドユニット:DEH-P01
ツイーター:カロッツェリアのアルミドームツイーター
ミッド:DCU-F121W
ミッド用アンプ:PRS-D700
ツイーター、ウーハー用アンプ:DEH-P01付属アンプ
電源コード:オーディオテクニカTPC8
RCAコード:ベルデン8412
スピーカーコード:TIVF0.8mm、ベルデン8460

今思えば、突っ込み所満載ですね。
次回はそのあたりを。








カウンター
Posted at 2017/04/16 18:56:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | カーオーディオ | クルマ

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「アンプのオペアンプ交換 http://cvw.jp/b/2775154/40669767/
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