
お世話になっているいつものディーラーから無料車検前診断のご案内が来ましたので、診ていただくことにしました。
『何か不具合はないですか?』と訊かれたので、『特に気になることはありませんけど・・・』と返答すると、そのままピットで点検開始。
診断の結果はどこも異常無く、見積もり金額は全部で16万8千円余り。
結構いいお値段です。
間近に迫った車検は、前回同様ディーラーに整備と記録簿作成をお願いし、陸事には自分で持ち込んで検査ラインを通すつもりでいたのですが、ちょっぴり心配になってきました。
これまで贔屓にしていたディーラーメカニック氏は人事異動で他の拠点に転勤しており、御指名で診て頂く訳にはいかないのです。
年式が年式ですし、ラジエターホースを交換しておいた方が良いかも・・・等々、出来れば
セカンドオピニオンをいただきたいと考え、初めて
街の修理工場の門を叩きました。
こちらでは初老の店主御自身がクルマを運転して診断を行います。
結果、不具合と思われる箇所をズバズバと指摘。(←具体的に指摘された事項は後のブログで書きます)
併しながら車検は現状で問題なく通りますとのこと。
『ディーラーさんでブレーキとクラッチのフルードだけ交換してもらって、ご自分で記録簿を作ってユーザー車検を通して下さい。で、車検を通してからもう一度いらして下さい。』
ホース類の交換に関しては資源の無駄だとバッサリ切り捨て、こちらでフルード交換をしろとも車検を任せろとも言わないのです。
『ここで修理していただくことは無理なんですか?』との質問には、
『見ての通り、リフトに載せてあるオペルは2台ともエンジンを下ろしてありますし、本国からの部品の入庫待ちは結構時間が掛かるんです。フルード交換程度ならディーラーさんでも十分対応できるだろうし、車検はユーザー車検をお奨めします。でも指摘した事項は、ディーラーさんでは多分直らないでしょうからウチで良ければ直しますよ。』
うーむ、
欲が無いのか
商売が下手なのか
職人気質なのか良く判りませんが、大層な自信です。
ちょっと変わった店主ですけど信頼出来そうなお方です。
◎修理・整備工場の使い分けをしろ!
◎普段の整備に重点を置いて、車検は通すだけにしろ!
と言っておられるようです。
呆気に取られている愚禿に向かって、『車検証の裏面を良く見てごらん』と店主は続けます。
-----------------------------------------
(自動車使用者へのお知らせ)
自動車の検査は、安全・環境の面について国が定める基準に適合しているかどうかを
一定期間ごとに確認するものであり、次の検査までの安全性等を保証するものではありません。
したがって、使用者は、日常点検整備や定期点検整備を確実に実施するとともに、使用状況に
応じて適切に保守管理を行う必要があります。
-----------------------------------------
これを読んで、明らかに逃げの文章だと思いませんか?
理由はね、車検場の検査官は車のことは全くの無知だからです。
我々より法律のことを良く知っているだけです。
検査官は
車の修理・整備をしたことが無いし、
整備士免許も持っていないんです。
車に無知な検査官が車検場の検査をしているのですから、都内某検査場で、検査終了の車が車検合格証をもらおうとしている時に、突然車の下から火が出て車が全焼みたいな大変な事故が起こるんです。
検査官は検査していない(するに足る能力がない)ということの証明です。
車検場は公務員の憩いの場所であり、態の良い税金取り立ての場所なんです。
普段の点検整備をキッチリしている車なら車検だからといって特別な整備は不要です。
・・・・・、
店主からのお話は、
車検場の検査官は神様みたいなお方だと信じて疑わなかった無垢な愚禿には、少々刺激が強すぎました。
あまりにも衝撃的な事実を知らされ、涙で目の前が霞んでしまいそうになりました。
Posted at 2009/12/09 20:01:45 | |
トラックバック(0) | 日記