
先日 昨年施工したタントに続きekワゴンもエアコンの低圧側保温を施工しました
昨年 両車ともゲージを接続し経験上ですが正常範囲と思われるガス圧だったのでガスの追加チャージはせず 効きの足りない度合が高いタントのみ低圧側保温を施工していました
今夏 酷暑(35℃超)下で並走した際 タントは風量2or3で十分涼しく ekワゴンは3orMAXでも効きが足りず 低圧側保温の違いを体感しました
①低温側保温に関しては効果がない(効果があればメーカーがしているはず)とか②液状(2相状態)のままコンプレッサーで圧縮すると破損するとか…
1シーズンという短期間ですが 体感上①②はクリアしています(この件に限らず否定的なコメントの多くは机上で実際に施工しての所見は少なく思います 逆にプラシーボもありますが…)
中長期的にはジョイント部に結露水が滞留することによる腐食の影響は懸念されます またガス量が規定より多い場合も液状で圧縮されコンプレッサー故障に繋がる懸念があります
①に関しては部分的に保温されている機種もあることからメーカーもある程度の効果は認識していると思います
エアコンにより車室内の温度を下げるには より温度の低い空気をより多く吐出させる必要があります 当たり前ですが1~3℃でも息を吹きかける程度の風量では涼しくなりませんし 扇風機のように多量の風量を吐出しても30℃に近い吐出温度では涼しく感じません
コストやエンジンパワーに余裕のない軽自動車(特にNA車)に冷房性能に余裕のあるエアコンは搭載されていません 仮に搭載すればフル乗車・高速・登坂などコンプレッサーにパワーを食われ「走らない」車になってしまいます 必然的に酷暑下では効きが足りない状態になりがちです
https://mbd-automobile.com/expansion_valve/
エキスパンションバルブの仕組みのサイトをリンクしました
酷暑下で仮にファン風量1で10℃の冷風が出てたとしても風量が少なく車内が涼しくないので風量を多くしますよね そうするとエバポレーターがより「温められる」ことになり感温筒内の温度も上昇 結果的にエキスパンションバルブの開度は全開方向に向かいます 風量MAXで室内の冷えが足りないのはエキスパンションバルブに流入する冷媒が理想的な状態から外れていると考えます
ガスの過多・過少も要因の一つです 過不足ない量の適正に液化された冷媒がエキスパンションバルブに供給されることが必要です
最近は削除の傾向ですがサイトグラスは冷媒の状態を容易に確認できる有用なアイテムだったのですが…
当方の車においては原価200円程で効率UPを体感できるecoチューンとなりましたが 中長期的な不具合やガス量を含む個々の車体のエアコンの状態によっては故障に繋がるおそれもあるので模倣は自己責任にておねがいします❕
※効きがあと少し足りないプラスアルファ的な施工です 元々殆ど効かないとかは別の不具合を抱えているはずなので最低マニホールドゲージ等で適正な状態を先に確認するのをお薦めします
実際に施工された方 これから施工される方 効果や不具合経験等コメントあればよろしくお願いします🥺
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2023/08/16 16:23:02