入手してから2ヵ月経ってしまったのですが、ひとつ問題が発生して未だにインストールできずに自宅に眠ったままの現状となっています。構想は固まっていて変化点としては、DSP載せ替えと、AMPとSPを追加するだけです。プロショップ施工で発注もしているのですが、ひとつ納入待ちのままとなっています。
このBRAX DSPを普通に購入できる方は経済的にも余裕があり、AMPやSPも高級高額の海外製だったりしますが、一般庶民の私にはそんな余力は残っていません。中古とはいえ無理して身の丈の合わない買い物だったので自業自得なのですが。それでも、この後は最安価格で唯一無二の優越を付ける存在感あるシステムに仕上げようと思います。そんなことができるのか? と思うでしょうが、そこは〇乏人ならでは知識と知恵で乗り切ります。
まずはアンプですがこれを使います。
カロッツェリアのPRS-A900
これぐらいしか手が出せない。選んだ理由は100kHzまでの周波数特性がある4chアンプとしては、これが最安値の部類だからというだけ。ここは可もなく不可もなく。
続いてスピーカーですが、フロント3WAY化するのですが、通常なら今までの2WAYにスコーカーをプラスするところですが、現状はTS-Z172PRSを使ってます。これが、スコーカーいらずの
Open & Smoothコンセプト を持つスピーカーなのでスコーカーは導入しません。
いくら中音の上がりが良いからといっても、前方定位は不利と思われるでしょうが、不思議とツイーターの設定値より明らかに低い周波数帯が前から飛んで来るのです。
で、導入するのはこちらになります。同時に切り札でもあります。
カロッツェリアのチューンアップツイーターのTS-ST910
これ半年前まで勘違いしていました。チューンアップと名が付いているのでチューンアップウーハーと同様に専用アンプ付きの高音を強調するものだと勝手に思ってました。だがしかし、これは100kHzまで再生できる純粋な真のスーパーツイーターだったのです。勿論、アンプなんか付きません。他を探しても、ここまで伸びてる車載用スーパーツイーターはこれしかない。
アンプは先月の中旬には2台とも揃っているのですが、このTS-ST910が現在品薄で回って来ないんです。価格コムもAmazonでも在庫無し。こんなスーパーニッチなアイテムが毎日生産されてるわけがありません。Amazon出荷時期を観察すると、どうやら月2回の生産スケジュールがあるように思えます。発注依頼したのは、1/5でその時は最短で2月中旬だったのですが納品待ちは現在も進行中のまま。調べると海外でも販売されているようで内外含めて需要が高まってるかと思われます。(BRAX DSPやZAPCO HDSP-Z16V AD-8Aの影響か?)
転売屋も出るほどに…
これを普通に設置すると、一癖も二癖もあるのでバランスを取ることが難しくなります。まず設置はプロショップ任せで、Aピラーに角度を付けて埋め込んでもらいます。音は周波数が上がれば上がるほど指向性が強くなり狭くなっていきます。可聴帯域でバランスがとれてても、その上では直進のままになってるかもしれません。なので極力、人に向けての設置を依頼しています。
クセがあるといいましたが周波数特性グラフがこちらです。
結構な変動があります。これを付属のネットワークを使わずアンプに直結してDSPでコントロールします。設定値はこの様になります。
通常音量では、ほぼ自分では聞き取れないレベルです。ちなみパソコンでセルフテストを100Hz単位で検査したところ、16.3kHzが限界でした。
これで20kHz付近までの山を抑え込み、2・3次高調波歪みも無視できます。
個人的には20kHzを超えたところを弄りたいのですが、BRAX DSPでもHPF、LPF、EQ値の調整幅や値はHELIXとMATCHと変わりがありません。
既存のTS-Z172PRSの周波数特性グラフがこちらになります。
上は35kHzというカタログスペックでしたが実際には25kHzくらいでした。現状ではこれも付属のネットワークを使わずDSPで制御してますが、これも弄ります。
ツイーターのみ変更しますが、見て分かると思いますが、ツイーターにLPFをかけます。44.1kHzや48kHzといったフォーマットでは問題ないのですが、これが192kHzフォーマットだと能率オーバーの入力となり無駄となるので、負担を消し去り無駄な動きをツイーターに与えないようにして、より効率的にする目的がひとつと、
スーパーツイーターと合わせて可聴帯域外の変動を10dB未満の一桁台に抑えようという目的のためです。クロスオーバーポイントに谷があるのは、重なった部分は音圧が上昇するので、この様にしないとフラットに持っていけないのです。後は各チャンネルごとのアッテネーター値変更で最終バランスをとっていきます。
聞こえないスピーカーを設置するだの、ツイーターにLPFをかけるだの前代未聞のことかもしれませんが、これはBRAX DSPで再生できる倍音を全て出し切り、倍音効果を最大限取得する最終目的のためです。
倍音効果についてまだ、知らない方は、
こちらへどうぞ。以前のブログでクドイほど書いてます。
BRAX DSP または、ZAPCO HDSP-Z16V AD-8Aの検索キーワードで、ここへ来られた方も多いと思いますが、この内容はアンチテーゼでもあり、提案でもあります。
本物中の本物の192kHzハイレゾ音源の周波数解析をするとこちらになります。
これだけの情報が詰まっているのに、
これでいいのですか?
具体的に、どの様な結果になるかといえば。
上限25kHz止まりだとすると4kHzの矩形波の倍音は、
4kHz×3倍=12kHz
4kHz×5倍=20kHz
この2つのみで上の波形にしかなりません。いくら高額なアンプやスピーカーを導入しても、この波形を超えることはできません。
しかし、この提案だと、
4kHz×3倍=12kHz
4kHz×5倍=20kHz
4kHz×7倍=28kHz
4kHz×9倍=36kHz
4kHz×11倍=44kHz
4kHz×13倍=52kHz
4kHz×15倍=60kHz
4kHz×17倍=68kHz
4kHz×19倍=76kHz
倍音は9つ付くことになり下の波形が手に入るというわけです。
次回ブログ予告
【配信】パソコン解析で分かったニセレゾとマジレゾの違い【音源】
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Posted at
2020/03/09 00:49:25