
4月末に納車して約半年1万キロ程度乗りましたので、この辺りで軽く所感をまとめてみようかなと…
気になってる方は是非参考になさってください
※基本的にエコモードで走っています
エコモードでも3.5L V6エンジンとモーターが組み合わさった、マルチステージハイブリッドならではの大きなトルクがあれば、結構元気に走ってくれますよ!
〜エンジン回転数について〜

ハイブリッドインジケーターには、モーターを積極的に使用する(1)と、エンジンも併用するけどエコドライブする(3)があり、その中間を(2)とします。
(1)…
基本的にエンジンは掛かりません。これは他のトヨタハイブリッドと同じですね!
バッテリー残量が少ないときだけエンジンが始動します。このときは1,000rpm付近を維持しながらCVTの様に加速していきます。静かでいいですね!
ただ、加速が遅すぎて迷惑になりそうなので、後ろを確認してから使いましょう笑
(2)…
エンジンが掛かるエリアですが、積極的に高いギアを使って加速してくれます。
1,200rpm〜1,700rpm付近を使ってステップATの様に加速していきます。
自分がよく使うエリアで、エンジン音の高揚感味わえるし、とはいえ静かで滑らかなエリアです。超おすすめ!
50km/h までの平坦路くらいなら、発進加速でも十分使えるエリアです。
(3)…
少しエンジン回転数が上がり1,500rpm〜2,000rpm付近まで使います。クラウンとしては結構騒がしくなってくるかな?というエンジン音ですが、V6なのでまだマシ!
AT制御も結構ダイレクト感が出てきます(ギクシャクしてるとも言う)
まぁ、4000rpm回したあとに聞けば、圧倒的に静かですけどね ((´∀`*))ケラケラ
ちなみに(3)の次の目盛り、真上の一個手前ですがここが一番気持ちいい加速してくれる気がします。
エンジン回転数は(3)と同じくらいなんですが、トルクが結構出てるのに変速も早くて楽しいですね (*´艸`*)
ちょっと発進時にしてはオーバーに感じる加速なので、あまり使いませんが笑
ただ、高速道路などの加速合流ではこの辺りがよく使うエリアになります。
〜燃費について〜

しばらく乗って燃費安定してきましたが、
予想以上に燃費いいです!
このモデルとよく比較されるのが、GWS204の初代(200系)クラウンハイブリッドです。同じ3.5LのV6エンジンを搭載したハイブリッドですが、こちらの方が燃費が良く時代の進化が素晴らしいですね!
詳しく説明すると、GWS204の2GR-FSEエンジンから進化した8GR-FXSエンジンに切り替わっています。
差分として代表的なのは、アトキンソンサイクルになったので圧縮比が11.8→13.0に上がって全体的に燃費が良くなってる他、EGRが追加されて低負荷時の燃費向上し、ピストン軽量化で最大回転数が299ps/6,600rpmまで使えるようになっています。
(最終モデルだった GS450h はアトキンソンサイクルになった 2GR-FXE になっていますけど)
で、
肝心の燃費はと言えば、通勤に普段使ってるときで概ね15〜16km/Lです。
一般道での通勤渋滞でこれなので、かなり良すぎです🤣
ちなみにスムーズな道路だとカタログ燃費の16km/Lを超えて18km/Lに到達したり、高速道路だと20km/L行くときもあります。もはやV6エンジンなのにコンパクトカーレベルです🤤
ただし、
始動してから2分くらいは糞燃費です。
充電にも駆動にも関わらない、3500cc V6 エンジン空回しの暖機運転が意外に長く…
一回のちょい乗りをすると暖機運転だけで200ccくらい燃料を消費するので、ちょい乗りは止めましょう🥲
(1km運転するとほとんど暖機運転で、燃費計は5km/Lになってます)
流石に3.5Lの暖機運転はレベルが違います(´;ω;`)
最近は通勤で15〜16km/Lが出てるものの、保育園の送り迎えのちょい乗りで、結果14〜15km/Lになることが多いです💦
〜エンジンブレーキ仕様による燃費の悪化〜
マルチステージハイブリッドのクラウンでは、純ガソリン車と同じ制御にしたいためか、下り坂ではエンジンブレーキを積極的に使ってきます。
そのため、長い下り坂を下りきってもバッテリーが溜まってない!みたいなことがよくあります😇
そうじゃないんだよ、回生ブレーキで速度維持してほしいんだよ…

センターコンソールにある
EVモードボタンを押すことで、下り坂の強制エンジンブレーキを解除できるので効率よくエネルギー回収出来るようになります。
ただし、60km/hを超えるとEVモードはキャンセルされるため一般道のみで使用できます。

高速道路ではACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を使うと、下り坂ではエンジンブレーキで速度を一定にしようとします。
これはACC未使用時のエンジンブレーキが一段程度ギアダウンするだけなのに対し(急な坂道なら加速していく程度)、
ACC時は速度が維持できるまでギアダウンしてくるのでほぼ充電されません。
今まではACCの方が燃費が良くなる場合がある、ってのが通例でしたが、マルチステージハイブリッドでは
ACCの方が絶対燃費が悪くなります!(謎に断定しちゃう)
いや、マジで。エネルギーの無駄遣い(╯°□°)╯︵ ┻━┻
高速道路ではACCは使わずに、長い下り坂では自分でブレーキを軽く踏んで回生ブレーキで速度調整しましょう。
ブレーキランプが点灯し、後続車からこいつ下手だなって思われるかもしれませんが(;´∀`)エコ運転には大事な作業です😇

もちろんハイブリッド車は、ハイブリッドインジケーターのチャージが振り切れてないなら、回生ブレーキのみ使っていますので、ブレーキを軽く踏み続けていたとしても、フェード現象やべーパーロック現象は起きませんので安心してください (*´艸`*)
ただし、
バッテリーが満タンになると機械式ブレーキを使ってくるのでご注意を。その時は EV モードも解除されますけどね ((´∀`*))ケラケラ
〜トルク〜

マルチステージハイブリッドでは、従来の200系クラウンハイブリッドやGS450hと比べて低速域でのトルクがかなり大きくなっているのがメリットです。エンジンの出力側にもトランスミッションが付くからですね!
しかし、この大きすぎるトルクが標準の225/45R18の太さやレグノGR001では受け止めきれてない気がしており、次は235までやや太くしてスポーツタイヤにしようかなと思ってるところです…
(マークXやカムリなどと同じサイズ)
〜以上〜

もうマルチステージハイブリッドのクラウンは新車で手に入りませんが、既に乗られてる方や中古車で狙っている方は是非参考にしてみてください (*´艸`*)
〜諸情報〜
クラウンハイブリッド 3.5 G-Executive(GWS224)
車両重量:1900kg(前前軸重 1010kg / 後後軸重 890kg)
エンジン:8GR-FXS 3456cc V型6気筒
220kW(299PS)/ 6,600rpm
356N·m / 5,100rpm
モーター:2NM
132kW(180PS)/ 300N·m
システム出力:264kW(359PS)/ 500N·m 相当
変速機:マルチステージハイブリッド
変速比:4AT(3.538 / 1.888 / 1.000 / 0.650)
減速比:3.357
燃費:WLTC 16.0km/L
〘市街地 12.7km/L〙
〘郊 外 16.4km/L〙
〘高 速 17.7km/L〙
使用燃料:ハイオク
〜追記〜
2年後の感想も追加しました!
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2022/12/02 18:56:56