マルチビジョン 電解コンデンサー交換
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
ショップ作業 |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
12時間以上 |
1
冬期間の乗らない時でも、週一エンジンを掛けていたところ、マルチビジョンが真っ白になり何も表示されなくなりました。
ボタンが表示されていると思われる場所をタッチすると、画面は真っ白のまま電子音を発しました。
2
比較的暖かい15℃以上の時は、
何事も無かったかの様に正常に機能しました。
この時の外気温は5℃でしたが、1度エンジンを切って再始動すると表示されました。画像は一部加工してあります。
私の師匠のYamaeさんに教えて頂いたところ、電解コンデンサーの経年劣化により低温問題が発生していると教えて頂きました。
3
更に劣化が進行すると電解コンデンサーからの液漏れが基板を腐食させ、回路修復になる様です。
そうならない様に、いまの内に電解コンデンサーを全量交換して貰いました。
マルチモニターと一緒に取り付けてあるエアコンアンプ、カセットデッキの電解コンデンサーも併せて交換して貰いました。
使用環境が良かったのか、防爆弁が開いている物や、液漏れしている物はありませんでしたが、電解コンデンサーの底が膨らんでいる物がありました。
盆休み明けに車両に取り付けます。
今まではモニターが映つらなくなったら別の物に交換するしかないと言われ、予備のマルチビジョンをかなり高額の言い値で購入しましたが、どうやら認識誤りの様でした。別の物に交換しても経年劣化による電解コンデンサーの容量低下は避けられず、その場しのぎの対応で問題の根本解決には至りません。
不具合の全てが電解コンデンサーとは言い切れない様ですが、かなりの確率で電解コンデンサーに起因している様です。
今回、作業頂いたゴッドはんだ株式会社様には感謝の気持ちで一杯です。
他社に問い合わせしましたが、ことごとく断られました。
4
同様の事がECUやその他の色々なコンピューターに言えます。
以前に母親が乗っていたパジェロミニのエンジンのハンチングも色々部品交換をして貰いましたが治らず、最終的にECUを交換することで症状がピタリと治りました。
馴染みの整備工場ではECUの測定が出来ない為、三菱ディーラーにて診て貰ったところ、ECUから出力されている信号がおかしいと言われました。
そのECUを知人に診て貰ったところ、電解コンデンサーからの液漏れで基板の腐食と焼けがあった様です。
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