
鉄道駅巡り、今回はJR紀勢本線の
相賀(あいが)駅(三重県北牟婁郡紀北町)です。
↑こちらが相賀駅の駅舎。
開業時からのものと思しき木造駅舎ですが近代化改装されており、パッと見ではあまり古さを感じさせません。
紀勢線のJR東海区間では数少ない木造駅舎の残る駅です。ちなみにお隣の船津(ふなつ)駅もほぼ同一仕様の木造駅舎の駅であります。
↑過去記事の「
桂城隧道」訪問の後に立ち寄りましたが、依然として雨が降り続いていました。
↑駅舎の出入口の看板は国鉄時代からのモノと思しき古風なホーロー看板です。
実はこの看板に心惹かれて立ち寄ったのでした。
↑出入口には「建物資産標」がありました。「昭和9年12月」とあり、開業時からの駅舎である事を物語っています。そしてJR東海らしく、下部にオレンジのライン入りです。
↑出入口から見た駅前。駅前の道路は県道202号線です。
↑駅舎内部。内装はリフォームされていますが、ベンチは古風な木製です。
↑窓口はシャッターで閉ざされていました。現状ではこのシャッターが再び開く可能性はかなり低いと思われます・・・。
↑駅舎より一段高い所にホームがあり、階段にて連絡されています。
↑駅舎のホーム側。下見板は明るい色に塗装されてはいるものの、古さと歴史を感じさせてくれます。
↑ホームから見た改札口。
これでもかと敷き詰められた点字ブロックがイマドキの駅という感じです。
↑相賀駅の駅名標。現在はJR東海の駅ですが、この駅を含めた紀勢線の東部は国鉄時代は天王寺鉄道管理局の管轄でした。
↑ホームから見た尾鷲方面。
↑こちらは亀山方面。
対向式ホーム二面二線の駅で、向かい側のホームとは跨線橋で連絡されています。
↑1番ホームの待合室。これまた古風な木造です。
↑上下ホームを連絡する跨線橋。
↑2番ホームにも同じような造りの待合室があります。
↑跨線橋の下辺りから見た亀山方面。
雨に濡れた駅の構内、そして雲に包まれた山々がなかなか良い感じです。
↑跨線橋の上から見た駅構内、亀山方面です。
こちらは尾鷲方面。
この紀勢本線の終点は和歌山市駅ですが、今は全線を走破する列車は存在しません。
国鉄時代にはこの紀勢線を経由して天王寺と名古屋を結ぶ列車が存在し、1980年代まではここ相賀駅にも天王寺発着の夜行の普通列車が停車していましたが、それがまるで嘘のように感じられます。
↑跨線橋から見た駅舎とホーム待合室。
雨に煙る相賀駅。
好天の時にはまた印象が異なるのでしょうが、哀愁と侘しさが漂う良い雰囲気の駅でした。
↓以下、オマケ。
↑この後はハイドラのCPを回収しつつ、雨の中ひたすら下道を走って大阪まで帰りました。画像上は国道42号線荷坂峠、下は国道166号線高見峠です。
↑で、その途中で立ち寄った「
道の駅 茶倉駅」(三重県松阪市)。
小ぢんまりとした規模の道の駅です。そして「○○駅」と名乗っているのがこれまた面白い道の駅でした。
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Posted at
2017/06/10 23:44:04