
我が愛車パイザーで行く木造駅舎巡りです。
今回はJR津山線の
建部(たけべ)駅で、ちょうど1年前に訪問しました。
今のところ、本ブログはほぼ1年以上の遅延にて運行しておりますが、遅れを回復出来るのは一体何時の事になるのやら・・・・(^_^;)
↑まずは駅へのアプローチの動画です。
アドレスは政令指定都市岡山市の北区ですが、長閑な田園の集落の中に建部駅は存在します。
↑建部駅の駐車場にて。背後の田んぼの緑が目に染みます・・・。
↑これが建部駅の駅舎。1900(明治33)年4月の同駅開業時からの駅舎です。ここ津山線は私鉄の中国鉄道の手によって建設された路線で、同タイプの駅舎が弓削・誕生寺駅(どちらもリノベーション済)に現存します。
ここ建部駅の駅舎は津山線では唯一の、ほぼ原型に近い姿を保つ木造駅舎です。
↑夏空をバックに佇む建部駅舎。古風な駅舎と近代的な駅前道路との組み合わせが面白いです。
↑道路よりも高い位置に駅舎があり、階段を上る必要があります。
↑如何にも年季の入った感じの駅名看板。旧字体の「驛」表記がいいですね。
↑出入り口脇には「建物財産標」が。「明治33年3月」とあります。
↑「建物財産標」の上には電電公社マーク入りのプレートと文字の消えた木札、そして錆びて四分の三くらいが判読不能の謎の円形プレートが。
歴史を感じるアイテムです。
↑駅舎出入り口から見た駅前の風景。
人影はなく、たまに車が通るだけでした。
↑駅舎脇にある飲料の自販機。駅舎に合わせてウッド調。
↑駅舎の内部へ。
10年程前に補修工事を施工したそうですが、明治のステーションそのままの内装です。
↑この駅舎は国の登録有形文化財となっていて、そのプレートと説明板が掲げられていました。
津山線そのものは1898(明治31)年の開通ですが、地元の要望により建部駅はその二年後に設置されました。
↑窓口から事務室を覗いてみると・・・・全くのもぬけの殻状態・・・・( ゚д゚)
↑窓口脇の壁には古い配電盤(?)があり、画像では判りにくいですが「国鉄財政再建 節電」と書かれたステッカーが貼られていました。
↑時刻表です。
この辺りのローカル線にしてはまだ本数は多いほうですが、私が訪れた時は全く列車の来ない時間帯でした。
↑1900年築の駅舎内から見る2017年の建部駅前の風景。
何だか不思議な感じがします。
↑こちらは改札口(跡)。無人駅なので集札箱があるだけ。
↑いよいよホームへ。駅舎側が2番、向かい側が1番ホームとなっています。
上の画像は駅舎前から見た津山方面です。
↑こちらは岡山方面。
駅舎は古いですが、構内の様子は今風の駅です。
↑岡山方面をズームで。駅を出ると上り勾配になっていて、軌道はいい感じで緑化されていました。
夏草が生い茂るローカル線の線路って風情があって良いものです。
↑こちらは津山方面。同じく上り坂になっています。
↑ホームから見た駅舎。ホームが嵩上げされた為、ホームと駅舎との間に段差があります。
↑駅舎の向かい側、1番ホームの待合室。
こちらは至って普通の近代的な施設です。
↑前述の通り、駅舎へは階段を上る必要があるので、駅舎脇にスロープを設置してバリアフリーに対応しています。
↑スロープから見た駅舎。
↑付いている灯具が懐かしさ満点です。
↑向かいの1番ホームとは津山寄りにある構内踏切で連絡されています。
↑構内踏切から見た駅構内。
↑同じく構内踏切上から。
夏空に向かってまっすぐ延びる線路がいい感じです。
↑1番ホーム上にある駅名標。
↑同じく1番ホーム上にある岡山起点27kmのキロポスト。前述の通り、岡山市内にある駅ですが、その市域の広さを感じさせる数値です。
↑1番ホームから見た駅舎。ホーム側から見ると白壁が印象的ですね。
↑例によって駅の動画を撮ってみました。
蝉の声を聞きつつ、汗を拭きつつの建部駅訪問でしたが、私にとっては至福のひとときでありました(^^)
↑建部駅の南180mの所にて私好みの小さな架道橋を見つけました。
1.8mの高さ制限があり、高身長の人だと頭をぶつけそうな橋です。
↑石積みの橋台を有する橋で、恐らく開業時からのもののようです。
小さいながらも120年もの長きに亘って、鉄路を支え続けてきた橋には風格と威厳のようなものを感じます。
↑おまけのドライブ動画です。
建部駅を後にして、
こちらの記事の旧片上鉄道備前矢田駅(和気郡和気町)の跡地へ向かいましたが、その途中に通った国道484号線の動画です。
400番台の国道はやはり期待を裏切りませんでした(^^)
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Posted at
2018/08/16 11:58:32