
前回記事「
2016年9月29日 大阪府和泉市・河内長野市 府道61号線 塩降隧道」の続きになります。
塩降隧道訪問から4年後の2020年11月、同隧道近くの大阪府和泉市内に存在する
大阪府道61号堺かつらぎ線の未舗装区間を走ってみました。
(出典:グーグルマップ)
↑問題の区間は塩降隧道の北西、和泉市善正町から槇尾山町にかけて存在します。途中にある布引不動尊の付近は舗装されていますが、その舗装区間を挟むように短い未舗装区間(北側300m 南側250m)が今も残されています。
4年前の塩降隧道訪問の際に同区間の走行を試みたのですが、工事通行止めの為通れませんでした。
今回は和泉市の槇尾山町から善正町へ向けて当該区間を北上してみました。
余談ですがこの府道61号堺かつらぎ線は大阪府堺市から和歌山県伊都郡かつらぎ町に至る道路です。立派な4車線の区間もあれば本記事の未舗装区間もあり、そして大阪・和歌山府県境には「蔵王峠」という名の狭路が延々と続く離合箇所ほとんど無しのスーパー腐険道区間もあります。
さすがにパイザーで蔵王峠に突っ込む気にはなれなかったです(^_^;)
↑4年ぶりの塩降隧道。4年前に比べるとかなり古隧道っぽくなった感じです。相変わらず落書きは多いですが…。
↑塩降隧道をバックに。
↑峠を下っていくとダートの道が分岐する三叉路に到達します。
↑府道から分岐する未舗装路。地図によると、この道を進むと槇尾山施福寺に行けそうな感じですが…。
↑道の脇にはこんな看板が。
この道はもともと施福寺への裏参道でもあり行けない事もないのですが、途中から徒歩で登山しなければならない為、マイカー利用の場合は西の府道228号線経由でのアクセスを推奨しています。
この裏ルートにナビに誘導されて迷い込む人も結構多いようです。
↑そしてこんな物々しい看板が。
通行の少ない道の為、不法投棄が後を絶たない模様。
↑道の脇には東槙尾川の清流が。
マイナスイオンたっぷりの癒しの空間のようでいて、なんとなく物々しい雰囲気の空間でもありました。
↑三叉路からは狭い舗装路がしばらく続きます。
↑道幅がかなり広くなった所に到達しました。
↑どことなく荒涼とした雰囲気の空間ですが、それでも秋の深まりを感じる事が出来ました。
↑その先の道は狭くなり、さらに鬱蒼とした空間が…。
↑ここからいよいよ南側の未舗装区間。
↑
「幅員狭し、危険・徐行」と大書された看板。
この看板が設置されているのはこの南側の区間だけです。
↑看板の通り、道幅は車一台がやっと通れる位。路面状態も悪く、穴や水溜りがアチコチにあります。
これでも二桁ナンバーの府道で、「腐」度は結構高め。顎と腹を擦らぬよう、慎重に進みます。
↑路面が抉れているところも。進入禁止のロードコーンが設置されています。
↑実は数日前にも下見の為にこの道を通ったのですが、その時にはロードコーンは設置されていませんでした。曲がりなりにも「府道」なので、そのあたりはキッチリと管理されているようです。
↑府道とは思えぬガタガタの砂利道は一旦終了、舗装区間へ。
なぜか石ころが結構転がっています。
↑狭い道の両サイドを不法投棄防止用と思しきフェンスがガッチリとガードしている為、圧迫感を感じる道です。
↑フェンスの切れ目から撮った東槙尾川の清流。
このような美しい風景をフェンスで遮らなければならないのは実に残念な事です…。
↑短い舗装区間の途中にある布引不動尊。
(出典:グーグルマップ) この道のユーザーはこの布引不動尊への参拝客と、沿道に点在する採石場・資材置き場に出入りする業者さんの車がほとんどです。あとは一部の物好き(私を含む)と前述の施福寺を目指して迷い込んだ車くらいで、通行の少ない寂しい道であります。
↑布引不動尊を過ぎると再び未舗装区間に。
この北側の区間は未舗装ながらも道幅は広く、路面の状態も良好で走りやすいです。
↑某建設会社の資材置き場の脇を過ぎると再び鬱蒼とした森の中へ。
↑森の中にて撮影。私好みの鬱蒼とした空間です。
↑森の中の区間は長さ100m位と短いですが、なかなか良い雰囲気です。
↑この一連の区間の各所でよく見かけた看板。
市街地近くの二桁ナンバーの府道ながら、未舗装・未整備のまま残されている理由はこの看板に書かれている事から推察できそうです。
↑森を抜けるとそこから先は幅の広い舗装道路。
↑ここまで通ってきた道を振り返って。
距離は短いですが、「府道」ながらも林道気分が味わえる面白い道でした。
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Posted at
2020/11/18 00:03:40