
久しぶりの鉄道駅巡りブログです。
実はお蔵入りしたブログネタが多数存在し、忙しさにかまけて記事という形にて陽の目を見る事はありませんでしたが、今後少しずつ投稿していきたいと思っております。
今回はJR小浜線の
松尾寺(まつおのでら)駅(京都府舞鶴市)です。
(出典:グーグルマップ)
↑松尾寺駅は舞鶴市の東端に位置し、京都・福井府県境の近くにある駅です。小浜線では過去記事の
十村駅と共に開業時の古い木造駅舎が残る駅でもあります。
↑これが松尾寺駅の木造駅舎。前述の十村駅が近代化改装されているのに比べるとこちらは原型に近い姿にレストアされています。
↑これぞローカル線の駅という佇まいです。
↑ウッディな駅名看板。そして奥に見える球形の照明がレトロ感たっぷり。
↑例によって早速「建物財産標」をチェック。「大正11年11月」とあります。
ちなみに開業日は1922(大正11)年12月20日です。
↑駅舎出入り口から見た駅前の風景。近くにコンビニがあったそうですが、廃墟と化していました。
↑駅舎の待合室。無人駅ですが、よく整備された感じです。
↑こちらは改札口。白壁の白さがとても印象的。
↑改札脇にはこんな張り紙が。
この駅舎はJRの所有ではなく、舞鶴市の所有物。委託を受けたNPO法人が管理しているそうです。
最近、JR西日本管内では古い駅舎の取り壊し→必要最小限の設備のみの簡易駅舎化が盛んですが、地元自治体が引き受けなかった駅舎は簡易駅舎になっているようです。
この松尾寺駅の場合は綺麗な状態に保たれ、好感が持てます。
余談ですが、この訪問の半年後の2018年3月には国の登録有形文化財となりました。
↑ホーム側から見た改札口。
↑ホームは駅舎から階段を上った所にあります。
↑階段を上ってホームへ。9月も下旬に差し掛かろうという時期でしたが、青々とした緑の世界が広がっていました。
↑ホームから見た駅舎。
↑ここ松尾寺駅は現在は一面一線のいわゆる棒線駅ですが、かつては一面二線の島式ホームを有しており、上下列車の行き違いが可能でした。
ホームと駅舎の間に草に埋もれた空間がありますが、かつてはここに線路がありました。
↑構内踏切の跡。
↑構内踏切跡の手前には消えかかった「列車に注意」の文字が。
↑お隣の青郷駅は福井県。ここは前述の通り府県境の駅です。
↑構内踏切跡から見た福井県方面。鉄道も国道もトンネルで峠を越えています。
↑古風な松尾寺駅ながら、ホーム上の待合室だけは超近代的でした。
↑かつてはここから北西方向に向かって専用線が分岐しており、貨物の側線跡が夏草に埋もれていました。
↑敦賀行きの電車がやってきました。JRの125系電車で、加古川線でもその姿を見る事が出来ます。
↑数名の乗客の乗降の後、福井県方面へ向けて走り去っていきました。
緑がとても眩しい府県境の駅でした。
Posted at 2020/09/23 18:41:58 |
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