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2015年12月16日 イイね!

意表を突いて(汗)、今度はローレルベストテン!

こんばんは!

前回のサニーベストテン以来多忙でしてみんカラはほぼロム專、いただいたコメントの返信も出来て一日にひとつかふたつ。いつもの事ですがお待たせしてすみませんでした m(_ _)m
今回のブログのコメ返も恐らくお待たせすることになると思います。あらかじめ申し上げておきます。

さて、今回も便乗ベストテンでいこうかと思います!
ベストテンネタの本家でありますGureさんは歴史ある国産車ベストテンをギャラン、ブルーバード、コロナ、ランサーと怒濤のごとく既にUPされてました。
私は遠慮なくレオーネを・・・とも思いましたが、レオーネはもう少ししたらどーんと行ってみますので少々お待ち下さい。そこで私も一時愛車にしてましたし、母も3台乗り継いだ「三菱・ミニカ」にしようかとも思ったのですが、自他共に「菱オタ」を自認されてますGureさんを出し抜いては出来ないかなぁと自重しまして(笑)、何となくひらめいた「日産・ローレル」でいってみようかと思います!

ベストテンに入る前にそもそも日産ローレルとはどんなクルマだったかと言いますと、昭和40年代初頭(1960年代半ば)、日産の乗用車の基幹ラインナップは大衆車のサニー、小型車のブルーバード、上級車のセドリックで構成されてました。いざなぎ景気で国民の所得も上がり、クルマも普及する中、ブルーバードでは物足りないけどセドリックでは大きすぎるという層に向けた高級志向の中級のセダンをローレルと名付けて昭和43(1968)年デビュー。
平成14(2002)年生産中止になるまで34年、8代続いた歴史にピリオドを打ったのでした・・・。

さーベストテンに行ってみましょう!

第10位 初代C30セダン 昭和43〜47(1968〜1972)年


記念すべきローレルの初代モデル。この時代、古典的なOHVエンジンにリヤサスが固定のリーフリジット、ボール&ナットのステアリングが主流だった中、旧プリンス自動車設計の高性能クロスフローSOHCのG型エンジンにリヤセミトレーリングアームの4輪独立懸架の足廻り、ラック&ピニオンのステアリングと高級メカニズムをふんだんに採用されました。
ただ不幸な事にトヨタからまたしても半年後、コロナをただ大きくして見映えを少し良くしただけのコロナ・マークⅡデビュー。ハイメカニズムなどいっさい使われずローレルのセダンで1800のみの設定に対して1900と1600、セダン、ハードトップ、バン、ワゴン、ピックアップとワイドバリエーションを展開。またしてもサニーの時のようにトヨタにいいとこごっそり持ってかれました (> <)

私個人の思い出&思い入れは小学校低学年だった1970年代後半に同級生の女の子の家でこれのセダンのグリーンメタに白のレザートップ付に乗ってまして、一度乗せて貰った事がありましたが、当時は随分旧いクルマに感じました。私が子供の頃に見掛けた60年代後半のレザートップのクルマはどれも程度の悪いクルマばかりでしかも時代遅れを強く感じて苦手でしたねぇ。それでもこの時代の日産車でのレザートップ車は他社よりは拒絶反応は少ないですが (汗

第9位 初代KC30ハードトップ 昭和45〜47(1970〜1972)年


デビューから2年後ようやく追加発売されたハードトップ。
トップグレードの2000GXはG20エンジンにツインキャブ装着、これはかなりの高性能を誇ったようです。
インパネも一新され、商品力を上げましたが、時既に遅しといった感がありましたねぇ・・・。
510ブルーバード・クーペと共にシーケンシャルウィンカーを採用されてました。

第8位 8代目C35 平成9〜14(1997〜2002)年


ローレルの最終モデルとなった8代目C35。
今となっては比較的小振りなボディと日産の傑作直6であるRBエンジンの組み合わせは乗りやすく、気持ちの良い走りをします。
私の好みの組み合わせはRB25DEエンジン+2駆ですね。
内装の造り、質感もよく、私が以前乗っていた同年代で共通部品を多数使ったR34スカイラインは内装の造り、質感が良くなかったので、R34がC35の内外装だったらなぁと思ったりもしたものでした。

第7位 4代目C31セダン前期型 昭和55〜57(1980〜1982)年


日本車的モデルだったC231型から一転ヨーロッパ調のデザインにフルモデルチェンジされた4代目C31。
キャッチフレーズは「アウトバーンの旋風(かぜ)」で、空気抵抗の少ないボディのCD値は4ドアハードトップで0.38でした。
ハイソカー(高級車)として日本市場に受け入られ易い「押し出しの強さ」が殆どない大人しいけれん味のないデザインのせいか「クレスタ」を追加販売し絶大な人気を得たライバルのマークⅡ3兄弟に販売は惨敗でした。

このクルマがデビューした前年はS110シルビア、430セドグロ、910ブルーバートと出すクルマ全てがヒットし、もしや日産が日本車市場をリードするのでは?と思わせたもののC31はそこそこヒットしたC230、231からあまりにも変えすぎて前述の3車のような勢いは感じられませんでしたねぇ・・・(汗

私自身C31シリーズは4ドアハードトップと後期型はあまり好みではなく、唯一前期の4ドアセダンのみ興味を惹きます。
特にみん友さんのねこやⅡさんがブログUPされてました前期セダンのみに存在したベンコラ仕様が実に堪らないです!
今では当たり前となった足踏み式パーキング・ブレーキはこのC31が世界初だったんですね。驚きです!
日本初の装備もありまして、それはフリーシートセッターというものでした。
それまでにあったシートクッション前端が前後に動くのみに対し、シート全体が上下に動くものでした。

それにしてもねこやⅡさんの知識の深さは流石だと思いますし、恥ずかしながらねこやⅡさんのブログで初めて知りました (^^;

=今週のスポットライト=  B11 ローレル・スピリット 昭和57〜61(1982〜1986)年


これはないだろうと思われそうですが (爆
4代目C31の時代にB11サニーをベースにしてローレル風味で出したモデル。当時ローレルを販売していた日産モーター店は売れ筋のセダンの扱いがセドリックとローレルの上級車種のみでしたので、大衆車の販売は販社の方にはかなり望まれていた事と思うのですが、まさかローレルのパロディを売るハメになろうとは思いもしなかった事でしょう (笑
時期型B12のロースピも存在しましたが、B11の方がデザインテイストが同時期販売していたC31にかなり近い事もあって特にツートンカラーは雰囲気ありましたねぇ。
それでもメダリストをグレードに使う事だけは当時の日産でも自重してましたねぇ (苦笑

さー笑いも取れて(爆)盛り上がって参りました (汗

第6位 6代目C33前期型 昭和63〜平成3(1988〜1991)年


近年のローレルと言えばこれを思い浮かべる方も多い事でしょう。
この時代ライバルであるマークⅡ3兄弟はGX71、81と「ハイソカー現象」と言われる程の大ヒットで前モデルの5代目C32も惨敗。このC33はマークⅡの後追いは辞めてセダンを落として4ドアハードトップのみに絞り、スポーティなクラブSシリーズを追加。極めてパーソナルな雰囲気でマークⅡが白系のボディカラーで売っていたのに対し、ダークグリーンやブラック等ダーク系押しで独自性があったのが良かったですね。
因みに私の好きなダーク系カラーでマルーンがあったのですが、売れなかったみたいで殆ど見た事がありません (> <)
尚、私の好みで前期型のみをランクインさせていただきました m(_ _)m

第5位 5代目C32スーパーメダリスト 昭和63(1988)年


ヨーロッパ調のC31が惨敗したせいか、打って変わって演歌調にモデルチェンジされたのが5代目C32型。
長い間主力エンジンとして君臨してきた直6のL20がRB20に取って代わられた(当初はSOHCのみ)のと今では当たり前の装備となった世界初電動格納式ドアミラーがトピックスでありました。
それと初代C30以来久々にラック&ピニオンのステアリングを採用し、最小回転半径が4.9mとこのクラス最小になりました(先代は5.2m)。
先代同様4ドアセダンと4ドアハードトップのボディバリエーションでしたが、C32はハードトップの方がバランスが取れているように思います。
その中で一番私の気の惹くモデルが発売20周年を記念してツインカム・ターボ(RB20DET)200台、NAシングルカム(RB20E)2000台限定発売された「スーパーメダリスト」です。
この時売れに売れまくっていたGX71 マークⅡ3兄弟が純白の「スーパーホワイト」のボディカラーで売っていたのに対し、黄色みがかったパールホワイトにベージュのモールのスーパーメダ専用カラーがとてもお洒落に感じましたね。
確か本革シートでフッ素樹脂塗装が採用されていましたね。


第4位 3代目C231 4ドアハードトップ後期型 昭和53〜55(1978〜1980)年


それまでの4ドアセダン、2ドアハードトップに加え、セドリック・グロリアで好評の4ドアハードトップがこの3代目から追加されました。
当初丸目4灯ヘッドライトでしたが、マイナーチェンジで画像の通りの角目4灯になりました。
この時代丸目ヘッドライトでデビューしたクルマがマイナーチェンジで軒並み角目ヘッドライトに変更されるのが流行しましたが、その殆どが元々丸目で設計・デザインされていたので大半が角目になってバランスをくずしてガッカリしたものですが、C231だけは私は上手くいったと思います。
角目にマイナーチェンジされてからローレルの豪華グレードの代名詞となった「メダリスト」が追加されました。
この3代目まではライバル「マークⅡ」と販売の開きは大きくなかったように思います。
後期のセダンも悪くはないのですが、スタイリングの好みで後期4ドアハードトップのみランクインさせていただきました。

第3位 2代目KHC130 ハードトップSGX(-E) 昭和47〜51(1972〜1976)年


旧いローレルといえばこの通称「ブタケツ」、地域によっては「棺桶」こと2代目C130型ハードトップを思い浮かべると思います。
元々アメリカンで派手なデザインでしたので、中古車価格がこなれてきた1980年代初頭にキャッチフレーズの「ゆっくり走ろう」はゆっくり走ろうでも集団でうるさくゆっくり走るのが好きな若者に絶大なる人気を博しまして・・・(苦笑

今となってはノーマル派の私ですが、このクルマはノーマルのままでは物足りなさを感じ・・・(汗

小学生の頃作った 1/24 アオシマ「ザ・チューニングカー」のプラモデル


このボックスアートの仕様がやはりしっくりきます (爆
個人的には角目ぶち込んでツリ目にしたりワークスフェンダーまでするのはやり過ぎと感じ、画像のような紫か赤のような派手なボディカラーにシャコタン、太いタイヤ&ホイール位がちょうどいいと思いますね。

第2位 7代目GC34クラブSターボ 平成6〜9(1994〜1997)年


これは1990年代車ベストテンでランクインされてましたので使い廻しの文章でご勘弁を (^^;

以下コピペ↓
先代C33がスマートなスタイリングと巧みな商品展開でローレルとしては久々のヒット作となったものですからC34も期待したんですが、何とも不格好なスタイルで正直オワタと思いました (汗
この時代はそろそろミニバンやステーションワゴンが人気になりつつありセダンが少しずつ低迷し始めてきた頃でしたが、人気があり台数の出ていたC33に比べると人気も台数も激減してしまいました。
90年代の日産ってモデルチェンジしては失敗し、あれだけラインナップがあってもまともに売れたのはK11マーチとE50エルグランド、A32セフィーロとWC34ステージアがスマッシュヒットといったところだったでしょうか。この時期のモデルチェンジやブランニューモデルをやっつけでなくもっと慎重に企画して出してれば今の日産はもっと違ったものとなっていたでしょうに・・・。

そんな酷評してきたC34に私が興味を持ち始めたのはC35ですら消滅した2000年代半ば頃、C34は不人気で中古はすっかり値段がこなれていました。
クラブSターボはネオ化される前の丈夫なRB25DETエンジン搭載だし、これまた値段のこなれたR33スカイラインタイプMのハブとブレーキキャリパー・ローターを移植して5穴化&4ポット化、5MT載せ換えして内外装は弄らずスリーパー化したらダサかっこいいのではないかと思い、その頃導入したパソコンでヤフオクや中古車検索しては妄想をふくらませたものでした。

でも嫁殿と付き合い出してクルマ趣味に時間もお金もかけられなくなったのと面倒くさくなった事もあり妄想で終わりました (汗
C34ってよく見ると前後のピラーが立っていて居住性がいいのとピラードハードトップ化された事によりボディ剛性がアップした点もいいですね。オワタと思ったスタイルもどういう訳か今はなかなか悪くないと思いますし、実は平成に入ってからのローレルの中では一番好きだったりします (爆

いよいよ今週の第1位は・・・

第1位 2代目C130セダン 2000GL中期型 昭和48〜50(1973〜1975)年


通称「ガメラ」の4ドアセダンのマイナーチェンジ後の物で昭和50(1975)年までに存在したパンチのあるプリンス直系「G20」エンジンの2000GLが第1位となりました。
初期型も悪くはないのですが、前後のデザインが大人しすぎるんですよねぇ。
初代は全車4輪独立サスペンションに当時は少なかったラック&ピニオンのステアリングがセダンのリヤサスはリーフリジットに、ステアリング形式はボール&ナットに残念ながら退化してしまいましたが、大きく見えて押し出しの効くスタイルにプリンス設計のG20クロスフローSOHC4気筒エンジンのちょっとミスマッチ感がある意外な組み合わせがこれまた好みなんですよねぇ。
C130ローレルは初代以上に売れた筈ですが、今となってはこのセダンに限っては殆ど見る事が出来ないのは寂しいです。

さてローレルベストテンいかがでしたか?
このクラスのクルマは主にスカイラインの方が好きな車種が多いので、ローレルはあまりネタにした事がなく思った以上に知らない事や忘れていた事も多くこのブログを完成させるのにまぁ、毎日やっていた訳ではないんですが日数が大分掛かってしまいました。
ローレルというクルマはハイオーナーカーという位置付けは終始変わらなかったものの後からデビューしたライバル車「マークⅡ」の販売台数の差(ローレルの方が売れてなかったので)を気にするあまり顔色を伺いながらのモデルチェンジを繰り返し、多くの部品を共用した同クラスの「スカイライン」との差別化を気にするあまり(初代C30と6代目C33のみ独自の個性を貫いた)一貫性のない性格づけになってしまったのがローレルの印象がぼやけて感じるのではないかと思います。
そんなローレルですが、日本で初めてハイオーナーカーを名乗ったプライドか世界初や日本初の装備も多く採用された意欲的なクルマだとベストテンを通じて感じました。

ローレルもそうなんですが、こうした長い歴史あるブランドは無くしてしまうのは簡単だけど、新たな名前でブランドを確立していくのは長い年月を要するのと名前を無くした先代より成功するとは限らない危険性もありますので私は反対です。と言っても歴史ある大半のビックネームは消滅させられてしまいましたけどね (悲

また不定期で私もGureさんに習って歴史ある国産車のベストテンをやってみたいと思いますのでそのうち楽しみにして下さいね (^^;
Posted at 2015/12/16 00:19:02 | コメント(8) | トラックバック(0) | 便乗(汗)ベストテン | 日記

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