こんばんは。
先週は天気が良くありませんでしたが、
週末日に作業が伸び伸びで遅延だった
パネルボンドを利用した、
プリメーラのボディー補強のDIY作業を済ませました。
前回のブログでは、雨天時で詳しく記載しなかったので、
今回はパネルボンドを利用したDIYのボディー補強方法を
詳しく追記しようと思います。
では始めます~~
まずボディーにドリルで地道に穴を開けますが、
ドリルの径は徐々に穴は大きくしていく方が良いでしょう。
最初から大きな穴を開けようとすると、
大変な気合と労力が必要なります。
私は数種類のドリルの刃を用意して、
最初は2.1mm、次に3.1mm、最後に4.1mmと、
ドリルの刃を3種類ほど使用して穴を開けました。
もちろん、ボディー本体のスポット溶接の打痕の跡(ナゲット)の
間隔の中心に穴を開けます。
間違っても、スポット溶接のナゲット部分に穴を開けないで下さい。
逆にボディ剛性が下がっちゃいます。
それと、予備のドリル刃は多めに用意して来ましょう。
私はトータルで、ドリルの刃を7~8本折りました。
さて今回の作業の注意点が、俗に言う、この切粉(きりこ)です。
この鉄粉がサビの元凶になります。
後から考えたら、ドリルで穴を開ける作業の都度に、
掃除機を片手に切粉(きりこ)を清掃しながら穴を開ければ良かったです。
この切粉が本当に曲者で、後々のトラブル(錆)の原因になります。
ほんの僅かでも、切粉(鉄粉)が、センターピラーの内部や
サイドシルの内部へ切粉が落ちないようにしましょう。
それと、時間に余裕があれば、
本来なら全てのドアを外した方が作業性が良いです。
私は全てのドアは外しませんでした。
それと可能なら、室内カーペットやフロントリアのシートも
外した方が良いと思いました。
作業中はタオルとブルーシートで覆いましたがコレも限界がありました。
この切粉(鉄粉)が結構、粉状ですので非常に細かくて、
室内カーペットに付着すると、掃除機では、なかなか取り除けません。
ブルーシートの隙間から切粉(鉄粉)落ちて車内の掃除が大変でした。
車体に穴を開けたら、画像のようにドリルで穴を開けた個所を、
2枚おろしか、3枚おろしにします。
私は精密ドライバーをノミように利用して、
ハンマーでコンコンと叩いて、
画像の様に、1枚1枚を丁寧に鉄板を剥がしました。
この広げた鉄板の中に、超硬バーで内部をケレン作業中に
切粉(鉄粉)がサイドシル内部に入ってしまうケースが多いです。
ですので、作業は慎重になさって下さい。
まず最初に、掃除機で切粉(鉄粉)を吸い込んでから、
パーツクリーナーを大量に吹いて清掃します。
その後に、鉄板の隙間に押し込むようにパネルボンドを詰めていきます。
3Mのパネルボンドは説明書に記載されておりますが、
ベアメタルでないと鉄板同士は接着しません。
ですので鉄板の下地に傷つけて
パネルボンドの密着性を高めないとダメです。
この作業で一番大変な事は、
① ドリルで穴を開ける事(結構、しんどい作業)と、
② 鉄板を広げて、(かな~りシンドイ作業)から、
ほんの微量でも良いから、少しでも多く、パネルボンドを鉄板の内部に押し込む事です。
特に、この「パネルボンド詰め」の作業が、今後のボディー剛性のキモになります。
パネルボンドをたっぷり押し込んだら、
ウオポンのプライヤーでギュっと鉄板の隙間を閉じましょう。
この作業を終わらせれば、
後はエアリベッターや電動リベッターで
バスバスとマシンガンのように打ち込んでいくダケの単純な作業です。
今回はフロント側のドアは31か所は穴を開けました。
フロント側は両ドアで62カ所を補強した計算になります。
リヤ側も含めると車全体で110発前後、
パネルボンド&リベット補強した事になりました。
さて、上記の作業が終わったら24時間ほど養生します。
パネルボンドは硬化するまで24時間ほど必要になります。
そして、翌日の作業です。。。
まず掃除機で、室内に残った切粉(鉄粉)をキレイに清掃します。
その後、エアコンプレッサーを使用して、
センターピラーの穴や、サイドシルの穴をエアブローして、
少しでも切粉(鉄粉)を飛ばします。
私は更にパーツクリーナーを追加で2本ほど使って、
サイドシル内部を念入りに清掃しました。
結構、念入りに掃除してますが、
重要な理由はコレです。
前日にドリルの刃を無造作に置いていた箇所が、
ドリルの刃がナイにも関わらず、翌日には表面に錆が発生してました。
細かな目に見えない切粉(鉄粉)が夜間の雨に反応したようです。

ですので、このサイドシルの内部を念入りに掃除する事は、
単純な事に見えますが、実は重要な作業なります。
さて。。最終の作業。。。
さてさて、最終作業は
サイドシルの内部やセンターピラー付近の清掃が終了したら、
この「レノバスプレー」をサイドシルの内部や
センターピラー内部へ流し込みます。

この「レノバスプレー」は、赤サビを黒サビに転換させる成分と、
エポキシ樹脂が混ざったスプレーになります。
最近は旧車のレストアで良く使用されるスプレーですね。
もしも、僅かに内部に切粉(鉄粉)が落ちてとしても
コレでリカバリーが可能と思います。
最後に、ウェザーストリップを元通りに組み付けて作業終了です。
ホント見た目はノーマル車です。

結構、地味で面倒な作業の割に、
見た目は全く変化がないのが悲しいですね。(笑)

ちなみに自分で作業を行っても、
パネルボンドやエアーリベッターなどの工具を購入すると、
どうしても2~3万前後の経費はかかってしまいます。
さらにフロント側ストラットタワーの部分や
リヤ側のストラットタワー部分の追加作業の手間ヒマを考えると、
本気でやったらマジで2~3日では終わらない作業だと感じました。
個人の金銭感覚にもよりますが、
案外、ショップさんに作業を丸投げしちゃうのもアリかもしれません。
私自身は、次の車両製作する際の参考にしたかったので、
今回は、「パネルボンド&リベット」を利用したボディー補強を
チョイスしてDIYで施工して見みました。
他に、ボディー補強の方法の定番で、
パネルボンドとスポット溶接機による
「スポット増し」によるボディー補強があります。
次の車両の製作時(JT191F)には、「スポット溶接機」を使用した
「スポット増し」作業に挑戦したいと思ってます。
ですが、これには条件が合って、
板金屋サンが使用する200V電流が供給できる環境で、
スポット溶接機が「3枚重ね」の鉄板にも対応する
比較的に大電流が流せるタイプのスポット溶接機が必要です。
新木場で溶接機をレンタル会社があるみたいですので、
次回の作業は、その方向で考えてます。
ですが、一長一短があって、スポット溶接機は、
フロント側ストラットタワー付近では
チップが挟めないので使用が難しくなります。
その場合は、今回の「パネルボンド&リベット」の方法が、
必要になってくるかもしれません。
その意味では、今回の作業は色々と参考になりました。
そして、いよいよ、お楽しみのテストドライブです。
さあ!プリメーラよ!!
俺に君の本気の走りを見せるんだっっ~~!!
そして、その結果は????
ああ~~~~
車がコーナーで、ハンドル切っても、全く曲がらなくなったゎ~~(笑)
コレじゃぁ。。ボディー剛性が上げ過ぎだゎ~~~(笑)
まぁ。。直進安定性は、モノ凄く増えたんですけどねェ。。。。
前はハンドルを切ると、クイっと調子よく車が曲がってくれたんですけどねェ(笑)。。
今は、ハンドルを切るとワンテンポ遅れて車体からの反応が来ます。(笑)

あぁ。。プリメーラよ。。。。。。。
君は何処へ行く?
君に必要なのはベンツやアウディの様に、
高速を「矢のように真っすぐ走る」完成されたドイツ車のような
直進安定性の能力ではナイんだぞ!
オイラが欲しいのは、ジムカーナでクルっと回る旋回性なのに。。。
何ですかねェ。。。
僕が車をイジると180°全く反対の方向に
チューンアップされちゃうみたいですなぁ(笑)。。。
ある意味で、自分でも怖いっすわ~。(笑)
このセッティングは筑波ジムカーナ場でなく、
お隣のコースの「TC1000」なら、
このセッティングで合ってるんだがなぁ(笑)。。。

そんな訳で。。。。。 悲しい現実を突き付けられました。。。。。

プリメーラを、どげんかせんといか~ん!!(by そのまんま東)
と言う事で、ノーマル状態より、旋回性が悪化してしまったので、
早急に追加で対処する事にしました。(爆)
先ず、まず前後のタイヤの空気圧を下げました。
引っ張りタイヤのR1Rですが、2.5キロまで下げました。
さらに、以前のレベルまでに改善させるのが目標ですので、
追加作業です。
はい。コレです。
ウレタン製の強化スタビライザーブッシュと、
(モンロー社のコピー品)のキャンバーボルトです。
このキャンバーボルトを利用して、
フロント側のネガティブキャンバーを
2度ほど角度をつけて、メカニカルグリップを
最大限に活かす方向で、改善&対処しようと思ってます。
(ちなみにお金がないので、オーダー車高調などは即却下っす。(笑))
ちなみにウレタン製の強化スタビライザーブッシュは保険です。(笑)
恐らく、あまり効果はナイと思います。。。
英国から送料込みで2000円なので安いので購入しました。
取り合えず、これで旋回性が復活すれば良いんですが、
ダメならフロントのストラットタワー付近の部分も、
パネルボンドで集中的に追加で補強しないとダメかも。。。
次回は、この部品の取り付け方法をアップしたいと思います。
オマケ画像
まつもとひで吉の犬猫のアルアルです。。。


ちなみに知らない人が多いですが、
ネコはド近眼です。許してあげましょう。(笑)