~~はじめに~~
きっかけは、4月にダイカスケールというメーカーが出しているサファリバスのミニカーを買った事でした。そこから、
「そういえば幼稚園の頃、家族旅行で福島の東北サファリパークへ遊びに行ったっけ…今はどうなってるんだろう?」
と思ったのでネットで調べた所、そこが所有している「トラ1号」という園内バスの写真が目に留まりました。
そのバスは、もうとっくの昔に全て姿を消したのではと思われるほど珍しい物で、そして印象的な佇まいをしていました。
更に驚くべき事に、ごく近年に撮られた、園内を走っている写真が見つかったのです。
「このバスを一目見たい! 現役なら是非とも乗りたい!」
その想いは夢に何度か現れるまで強くなり、意を決してパークに問い合わせてみた所、残念ながら既に現役を退いてはいましたが、今も所有しているとの事!
そして7月8日、話をしたら乗ってくれたAちゃん氏と共にその姿を拝みに行きました。
――――――
山形行の高速バスで寒河江に向かい、9時頃にふるさと公園でAちゃん氏と合流。
Aちゃん氏の愛車2号であるトヨタ ビスタに同乗していざ出発!

私にとって初乗車となったビスタ。コンパクトな外観ながら室内は広く、乗り心地も良かったです。
途中、初代ホンダ コンチェルトとすれ違ったり、三菱ふそう FVトラックが描かれた道路標識を見つけたりと興奮の展開を経つつ栗子峠を越え、二本松に入った所でAちゃん氏オススメのお店で昼食をとる事にしました。
バ イ パ ス ド ラ イ ブ イ ン

正直、このレトロな外観と店名には衝撃を受けました。 まるで映画「トラック野郎」シリーズにそのまま出てきそうな佇まい…(実際、トラック運転手御用達のようです) 地元にも2件こういった昔ながらのドライブインがありますが、それすら霞むほどでした。

店内も雰囲気満点! 宿泊所と、これまた味のあるゲームコーナーまで完備。Aちゃん氏曰くクレイジータクシーの筐体があるそうですが、残念ながら別の物に変わっていました…
そんなAちゃん氏はまさかの知り合い二人に遭遇。話に花を咲かせていました。

私は味噌ラーメンを注文。野菜たっぷりでコクのあるスープが美味でした。
途中またも興奮する物件に遭遇しつつ、14時頃現地に到着。

こんな迫力のある看板がお出迎え。恐らくこの看板、昔私が訪れた時から変わってないですね。ツイッターで誰かさんが言ってましたが、文字が西部警察っぽいです…

さりげなく我々を興奮させる写真が…

左を見ると、なんとも怪しい香りのするホテルが… よく見てきませんでしたが、果たして今も営業しているんでしょうか? 中身が気になります…
まずは受付で代車の申し込みと音声ガイド装置(代車とは別料金)を借り、今回の訪問のご挨拶をしたところ、バス担当の方は15時以降なら都合がいいとの事だったので、それまで園内をじっくり見て回る事に。

ボs…音声ガイド装置に導かれるまま園内へ。サファリゾーン入口ゲートの前で代車に乗り換えます。(代車の重要性は、後々身をもって知る事に…)
そしていざサファリゾーンへ! まず初めに、パークの顔であるホワイトライオン達が出迎えてくれます (安全のため、ここでは停車して窓を開ける事はできません) が、この日の福島は生憎の猛暑。 さすがのライオンもみんな屋根の下に寝転び、通り過ぎる我々を目で追うだけでした…
ライオンエリアを過ぎると草食動物のエリアに入りますが、入った瞬間ヤギ、シマウマ、アルパカ達による手厚い歓迎(笑)を受ける事に…ただ、我々はここで大きな失敗を犯していました。入り口で餌を買っていなかったのです。みんな餌を求めて車に群がってきますが、あげる餌がない… 罪悪感に苛まれながら、エリアを進んでいきます。

キリンやラクダもこのエリアにいます。ラクダの大きさにはビックリ。
ふと後ろを振り返ると…

なんと、果敢にもマイカーで入ってきた勇者が!! 思えば初めて行った時、当時父親の愛車だったローレルスピリットで同じように突入し、見事窓によだれを食らったっけ… 父親はクルマを大事に乗る人なのですが、なぜ入る決断をしたのか未だに謎です…(単純に、当時は代車が無かった?)
ネットで知りましたが、アルパカのよだれはくっさいらしいよ…

餌は幸いにも、次の草食動物エリアのゲートで買えました。
この袋欲しかったんですが、残念ながら出口で回収される決まりになってました…

次の草食動物エリアには、シカ、ロバ、水牛などがいましたが、ここのシカがまた欲張りなヤツで、早くよこせと言わんばかりにドアやガラスをガシガシ蹴ってきたり、仲間が食べてる餌を横取りしていったりで大変でしたね。
そんな我々の横を、さっきのマイカーが猛スピードで駆け抜けていきました…

シカが怖いので、終始こんな感じで餌付けをする事に…
ここを過ぎてしばらく行くと、いよいよサファリゾーンも終わり。懐かしく、そしてスリル満点なひとときを過ごしました。

今回借りた代車の三菱 コルト。懐かしい初期のブーレイ顔です。本当にありがとう…
個人的に、サファリゾーンの見学には絶対代車をお勧めします。愛車を壊される心配が無い分、文字通りどったんばったん大騒ぎ(物理)する動物達の輪に入れますので。そして何より…





この香ばしき代車 (と園内巡回車) たちよ!
どことなく漂う世紀末臭がなんとも言えません。個人的にはホンダ S-MXがちょっと気になったり… 過去には三菱 デボネアVまであったようですが…
園内巡回車としては他に、初代オートザム キャロル、二代目日産 ADバン等が在籍しています。

さて、駐車場に戻ってきました。この時、場違いなスキール音が鳴り響いていましたが…
ここは、獣と化したクルマが放し飼いにされているエリア…(笑)
ご存知の方も多いと思いますが、東北サファリパークにはエビスサーキットという有名なレース場が併設されています。なんでも、パーク創業者の孫がD1ドライバーで、このサーキットの支配人というつながりなのだとか。そんなわけで、愛車でドリフト走行を楽しむ方々がよく訪れたり、D1関係のイベントも行われたりしています。
最近、こんなユニークな体験企画も始めたようで…
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201705/20170512_62005.html
駐車場の奥には…


なんともレトロ&チープ&脱力な空間が広がっていました…
独特なユルさの像に、壁のイラストや宣伝文がいい意味で泣かせてくれます。恐らくこの辺りも、昔訪れた時からほとんど変わってないんだろうなぁ…
中ではアシカショーの歓声が響いていましたが、そろそろ約束の時間が迫っていたため今回は泣く泣くパスしました。ここにいるペンギン達を見たかったです… (ここから下った所に、エビスサーキット入口の「くるまの遊園地」看板があるのですが、こちらも撮り損ねました…)
いつかまた訪れる機会がある事を願って!
~後編に続く~
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Posted at
2017/08/01 01:25:41