
かねてからスタピヨ氏より誘われて気になっていたイベントでしたが、今年は予定が入らなかったため先月15日、ついに当人とタイラ氏の3人で行ってきました。
ロケーションの良さ以外に個人的に気になっていたのが、スタピヨ氏達が3年前にここで出会い、そして去年も来ていたという青森在住の初代デボネア乗りの方の参加でした。先に結果を言ってしまうと、残念ながら今回は不参加で会う事は叶わなかったのですが、それでも初めて見るクルマは多く、見応えのあるイベントでした。

イベント名の由来であるアーケードの原型『こみせ』が連なるレトロな町並み。そこに各参加車が点在していました。地元だと高畠町や大江町でのイベントに雰囲気が近いですね。

イベントと共に気になっていた『黒石市第3消防部屯所』。こみせ通りに立ち並ぶ町屋同様歴史ある建物で、そこに収められている現役最古の消防車『日産 FS780型』を見てみたかったのですが、こちらも残念ながら車庫の奥で眠っていました。

町並みが古いと、ちょっと写真の色味を弄るだけで当時の街角を写した古写真っぽい感じに。こんな時"普通のセダン"の参加車は絵になるのです。
改めて、個人的にコレは!と思ったクルマ達を…

1957年型フォード ランチワゴン。これのセダン版であるカスタム300は知っていましたが、まさかワゴンが見られるとは思いませんでした。なんとオーナー氏も外人の方で、更に驚きでしたね。

この角度から見ると、初代プリンス スカイウェイを彷彿とさせます。 (幅と大きさは全然違いますが…) 当時主流だった上下開きのリアゲートは、今の目で見ると下段をテーブル代わりに使えそうで良いですね。

ローライダーカスタムでキメたフォード ランチェロ。 (最初エルカミーノだと思いました) 立派なフードマスコットはどこ製なんでしょう…?

こちらも存在感が凄かった二代目シボレー コルベット。背景が昔ながらの日本の商店街だと、少し異質に映ります。

最も驚愕したオースチンA40の2ドアコンバーチブル。
日産でノックダウン生産された方にこんな車体は無いので、本国から輸入した物なんでしょうね…

いすゞ ヒルマンミンクス
イギリスと日本のハーフである以外に、ミンクスという言葉の意味がおてんば娘/生意気娘という事を最近知って以来、萌え要素の塊みたいなクルマと認識してしまった1台。

三菱 ギャランΣ…かと思いきやまさかの姉妹車エテルナΣ。前者ですら県内のイベントでは見かけた事がありません… 後にツイッターで教えて頂いた情報によると、1981年以降の1.8スーパーサルーンとの事。

驚きの出会いはまだ続きます。なんと初代ローレルスピリット! 個人的に思い出があり、地元県内のイベントで度々お会いするようになった二代目に対し、初代は写真でしか見た事がありませんでした。
グレードは下から2番目のLF (二代目だと一番下) でこれまた希少。偶然にも会場に来ていたAちゃん氏曰く、なんと酒田市内の車屋にあった物だそう。

やはり今まで見た事が無かった初代ダイハツ シャレード。
これ以降のデトマソのイメージが強いだけに、こんなお洒落なデザインだとは思いませんでした。
他車では類を見ないCピラーの丸窓がとにかく素敵。

二代目プリンス グロリアの白色は中々見ない気がします。よく見る黒塗りと違って、いかつさが薄れて清楚な印象ですね。

フローリアンもいました。以前紹介した
母校の教習車仕様とのバンパーの違いに注目。

自衛隊も車両を何台か展示していましたが、その中になんと初代73式小型トラックが。聞いたところ今も現役で使っているとの事。
退場時のパレードでは、隊員の皆さんのはしゃぎぶりが印象的でした。

存在を知ったのがオールドタイマー誌87号、そして12年前の高畠で初めて出会い、2年前はイベントで3度も乗車する機会があったいすゞ BXD30Eに再会。会場へのシャトルバスとして走っていました。
イベント終了後は青森市内を少し観光したり夕食を食べたりと、楽しいひと時を過ごしました。思えば私にとって青森市内を歩くのは、2年前家族で列車に乗って訪れて以来二度目なので懐かしかったですね。

アスパムの展望台から望む青森市街。八甲田丸とも2年ぶりに再会です。

スタピヨ氏が是非とも紹介したいと言っていた大西の味噌牛乳ラーメン。この組み合わせは合うものか疑問に思っていましたが、いざ食べてみると味噌ラーメンにありがちなキツさが牛乳で見事まろやかに中和され、太めの縮れ麺と相まって想像以上に食欲をそそる味でした。
この後新たなみん友さんとの出会いも挟みつつ、青森を後にしました。 次回も行く機会があれば、今度こそ前述のデボネアに会えるといいです。
…流石に道中は遠かったですが。
~~余談~~

八甲田丸の近くに停まっていた二代目中期型シビリアンの貨物車仕様。(後部の両開き扉と窓のガードバーに設けられたフックに注目) 実は2年前訪れた時に駅前で遭遇しており、まさか再会するとは思いませんでした。珍しい仕様なだけに、今も健在とわかって嬉しかったです。

駅前のバスターミナルで見かけた十和田観光電鉄のバス。車両はそこまで古くない型ですが、会社の書体とサボ式の行先表示がなんともレトロな雰囲気。 (この車体形状なので、遠目で見た時スーパークルーザーと見間違えました…尚、とあるサイトによると元 三重交通の車両だそう)
因みに鉄道の方は6年前、廃止直前に乗りに行きました。

帰路の途中立ち寄った萬屋で100円で買った、シャープ製の16cmバスレフ付フルレンジスピーカー。ちょうど手持ちのラジカセに付いている外部スピーカー端子で鳴らせる仕様だったので、百均のモノラルイヤホンから切ったジャックを介して接続。これでついに、うちの子達のほとんどはシステムアップが可能になりました。
(ただ、てっきり4チャンネルステレオになると思っていたら、内蔵のスピーカーは機能しなくなるんですね… それでも音の広がり感はデフォルトに比べて劇的に向上しますが。)