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土星@どいのブログ一覧

2018年05月26日 イイね!

美杉トラック市2018をふり返って…

美杉トラック市2018をふり返って…長旅を終えようやく今回の目的地、美杉に到着。果たしてどんなクルマ達が待ち受けているのでしょうか…
















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伊勢八知駅から歩くこと約1分、見えてきたのは広大な材木置き場。そこに点在する形で参加車が並んでいました。
その中央に鎮座していたのが……









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今イベントの特別ゲスト。映画「トラック野郎」シリーズの撮影で実際に使用された一番星号!!
個人的に大好きな映画なので、まさかの本物との出会いに感動しましたね。荷箱の絵は未だ修復途中のようでしたが、そのあまりにも綺麗な御姿にしばし見惚れてしまいました…



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こちらも初めて実物を見る事ができた2台。日野ハイキャブHHとHE。 現行のプロフィア並みに大きく迫力がありました。 (よく見ると、顔つきもプロフィアに近い雰囲気があります) HEの方は煙突マフラー装備で、そのアメリカンなデザインを更に引き立てていてカッコいいですね。HHの方は様々な雑誌で紹介され、トミカリミテッドヴィンテージでモデル化もされています。
これまでトミカや写真でしか知らなかったトラックが目の前にあるこの感動…! はるばる訪れた甲斐がありました。



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フォロワー氏とも無事お会いする事ができ、一緒に会場を見て回ったり、その方自作のカスタムミニカー達と自分のミニカーを並べたり、その他様々な話題に花を咲かせました。 (この最中、マイナーなミニカーメーカーやクルマにやたら詳しい小学生と知り合ってお互いビックリ…)

イベント終了までいられるように予定を立ててはいましたが、帰りの列車時間の都合で一番星号の退場は見る事ができなかったのが唯一心残りでした。 (そのかわり電飾を点灯してくれるサプライズがあり、これには感激しました) しかし、それ以上の貴重な体験が沢山できた一日でしたね。
ありがとう美杉。新鮮且つディープな素晴らしいイベントでした!
願わくばフォロワー氏には是非、山形や東北にも遊びに来てもらいたいです。この日一日本当にありがとうございました!

その他の濃ゆ~い参加車達はフォトアルバム



~~余談~~

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フォロワー氏より頂いた物。左が例の絵本です。小さい頃同じ本が家にあり、よく読んでいた身にとってはたまらなく懐かしいですね。車名がわかるようになった今となってはまた別の面白さです。
トミカの日立 DH321オフロードダンプは初入手。これで手元に納車されたオフロードダンプは4台に。


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貰うばかりでは...と、こちらも自作のイラストやマグネットをプレゼントしました。大きい1枚と丸い2枚は、フォロワー氏のオリジナルキャラクター (日野 ZMダンプトラックの擬人化「ZMちゃん」) を私なりに描いた物。フォロワー氏も大喜びだったので、作っていった甲斐がありましたね。


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新潟の専門学校時代、名前と行灯のデザインに惚れてよく利用していた四葉タクシー。あの頃はまだ新しい会社で、名前通りの遭遇率でしたが今はどうなっているのやら。いずれはここのコンフォートもジャパンタクシーに置き換わっていくのだろうか…? ここ仕様のロンドンタクシーを当時妄想した事があっただけに、形は若干違えど妄想が現実になってしまいそうです。

Posted at 2018/05/27 01:29:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | カーイベント (県外) | クルマ
2018年05月26日 イイね!

美杉トラック市2018をふり返って… (道中編)

美杉トラック市2018をふり返って… (道中編)
このイベントを知ったきっかけは、去年ツイッターに例のトラ1号についての書き込みをした際、反応してくれた事が縁で知り合った某フォロワー氏のお誘いからでした。 その内容と参加車種の顔ぶれに驚愕し、三重県という遠距離かつ未知の領域ながら行く事を決意。そのフォロワー氏からはある絵本を貰う約束もしていましたが、直前に台風が発生しあえなく中止に… 年は変わって先月29日、改めて開催される事が決まったためついに向かいました。










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前日の28日、酒田駅から17:22分発の832Dでまずは新潟へ出発!
この番号の列車はキハ110で固定なので、好きなキハ40系には乗れなかったのが少し残念でした。 ただし、好みを抜きにして言えば加速力と快適さではこちらの方が上。久々に体感できたので良しとしましょう。

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夕日がとても綺麗でした。



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21:09 
新潟駅に到着。全く様変わりしていて、一瞬別の駅に来たのかと思いました…
4月から特急いなほと新幹線が同じホームで乗り継ぎできるようになった事は知っていましたが、まさかこれほどの変わり様とは…
因みに、新発田からこの写真左側に停まっているE129系に乗り継ぎましたが、これまで何度もお世話になった115系がかなり賑やかだっただけに、夜で乗客もまばら且つ停車時はほぼ無音のE129系は、車内が綺麗なのも相まって妙に落ち着きませんでしたね…

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通路を降りていくと、そこには見慣れたホームがひっそりと… (上に見えるのが新しくできたホームの建屋) 専門学校時代に、そして旅行中に、このホームを何度も行き来した事があるだけに少し寂しかったですね… ここに485系や115系などの国鉄型車両がひしめいていたあの頃も遠くなりつつあります。



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22:45
ここからは名古屋行きの夜行バスに乗り込みます。個人的に、2年前東京であった好きなジャズバンドの来日コンサート以来の夜行バスにして、高校時代の甲子園応援以来の長距離。無事に着くことを祈るばかりでした。
(こんな時寝台特急日本海が残っていれば、名古屋近辺まで酒田から1本且つ横になって行けましたが…)


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当日5:57
名古屋に到着。
正直、水曜どうでしょうの深夜バスの旅のようなしんどさを覚悟していましたが、シートはフットレストと共にレッグレストまで付いて、更には車内に給湯器まで備わり、いつでも温かいお茶が飲めるなど快適な空間でした。SAでの休憩も夜中と早朝の2回あり、体を動かしたり身支度する事ができたので、前述の東京行きに比べてよく眠る事ができました。 (もちろん、空気式の枕を用意すれば更に快適です)
最近の長距離夜行バスはここまで進化したんですね…。



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6:30
名古屋からは人生初乗車の近鉄に乗って津市へ。待っていたのは12410系サニーカー! 初っ端から、気になっていた古い型の車両が当たったので嬉しかったですね。 音が非常に静かなのが驚きでした。新塗装が好きな方には本当に申し訳ないですが、個人的にこの色は古い型の車両にはあまり似合わないように感じます… 内装はシート表皮や化粧板が交換されているようで、見た目ほどの古さを感じない綺麗さでした。

古い車両の場合、何年か前まで車内放送時にこんなオルゴールが鳴っていたそう。生で聴いてみたかった…


7:19
津市に到着。ここで松阪行きの急行に乗り換えますが、待ち時間に余裕があるのでしばし列車観察。頻繁にやってくるので飽きませんでした。
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12200系スナックカーに

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21000系アーバンライナー

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そして、個人的に近鉄といったらこの車両。二階建ての30000系ビスタカーまで、見たいと思っていた車両のほとんどが見られたので嬉しかったですね。車窓からでしたが、しまかぜにも会う事ができました。
もしも機会ができれば、これらの車両にも乗ってみたいです。



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8:45
松阪に到着。ここからJR名松線に乗り換え、会場の最寄り駅である伊勢八知駅へ向かいます。
名松線を走るキハ11型は地元でいうフラワー長井線の車両並みに小さく、1両だけの車内はあっという間に満員になりました…  (幸い座るところはありましたが)



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のどかな里山風景が続く中を、揺られる事1時間…



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伊勢八知駅に到着しました。
少し歩けば、いよいよ会場の美杉木材市場です。


~~本編に続く~~
Posted at 2018/05/27 01:18:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | カーイベント (県外) | クルマ
2018年01月31日 イイね!

今月出たトミカなど

今月出たトミカなど今年最初のトミカの新車は、去年惜しくも延期になったプレミアムのキャデラックがようやく発売されただけでなく、他の車種も個人的にツボに嵌まる物ばかりでした。
それらをまとめてご紹介。









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初回版ありで同時発売のCX-5よりも気になっていたトヨタ ランドクルーザー70 JAFサービスカー。
2年ほど前に出たピックアップ仕様に加え、ついに待望のワゴン仕様がモデル化されました。恐らく今後、セット品や限定品などでノーマルカラーも出るのではないでしょうか。

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特にスペアタイヤの作り込みの細かさには目を奪われました。

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ピックアップ仕様との比較。同スケールなので両車の全長の違いがよくわかります。顔の部分は色挿しが少なくなっているせいか、若干おとなしい印象になっていますね。何故か、微妙にタイヤの太さが違います。


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トミカリミテッドヴィンテージの日産 プレーリー エステートNV。過去に荻窪魂シリーズで3列シートの乗用仕様が出ましたが、まさかの商用仕様がモデル化されました。
思えば、荻窪魂の箱に書いてあった解説でプレーリーにも商用仕様があったことを初めて知りましたが、あれは今回の伏線だったのか…?(笑)
今、日産の商用バンのほとんどで使われている「NV」という名称はこの頃すでに誕生していたんですね。

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荻窪魂シリーズの乗用仕様JW-Gと。ツートンカラーに対して白1色なのでだいぶ質素になりましたね。ただ、こちらはヘッドライトが小さくなっている分車幅が広く見える顔つきです。


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トミカプレミアムの日産 レパード。HPの発売予告画像を見た限り、過去にリミテッドヴィンテージで発売されたレパードに迫る出来だったのが気になりました。
因みに、グレードも同じアルティマです。うまく光に当てないと見えませんが、リアにきちんとエンブレムがありました。

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両車を並べてみると、質感こそ流石にリミテッドヴィンテージの方が上ですが、こちらはドア開閉ギミックや窓枠の厚みなど、従来のトミカらしさを残しつつも全体の作り込みはリミテッドヴィンテージに負けないレベルの仕上がりに感じましたね。特に顔の作り込みがほとんど変わらないのには驚きました。
個人的に、車体の角張り具合はプレミアムの方がシャープで、実車の雰囲気に近いように感じました。


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最後になりましたが、私が最も期待していたトミカプレミアムのキャデラック エルドラド ビアリッツ。
去年の上旬に発売予告されていたものの、何があったのか知りませんが突如ランエボに変わってしまった時は残念でした。(そのランエボも出来は素晴らしかったのですが…) もうこのまま発売されないのかと思いきや、HPで今月の発売予告の中にその姿を見た時はとても嬉しかったですね。
前置きが長くなりましたが、出来は期待以上でした。特に複雑な顔の造形など、よく作り込んでありますね。全体に関しても、トミカサイズという制約の中、実車の堂々たる風格を見事にとらえています。個人的に、ピンク色で出してくれたのは願ってもない事でした。

眺めていると、脳裏に流れてくるのはやはりこの曲…。 様々なアーティストがカバーしていますが、個人的にはこのバージョンが一番好きです。

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今回納車されるまで、所有する中では唯一だったホットウィールの同型車と。こうして見るとホットウィール版はかなりデフォルメされてますね。一応、シリーズによっては非常に出来のいい物もありますが。

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やはりモデルが同じという事で、ねんどろいどシリーズの「やさぐれ凛」と。発売当時、キャデラックの絶妙なデフォルメ具合にやられて作品をよく知らないながらもお迎えしました。あのいかつい顔がこんなにもユル~くなるなんて…


~~余談~~

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去年10月発売分からリニューアルされたトミカプレミアムの箱ですが、これ絶対昔の黒箱トミカを意識してるデザインですよね。そう感じた人はきっと多いと思います。


Posted at 2018/01/31 21:48:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミニカー | 趣味
2018年01月17日 イイね!

10数年ぶりの松島

10数年ぶりの松島今更ですが明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

もう去年の事になってしまいましたが、12月に我が家の忘年会で仙台へ行ってきました。例年なら1泊して翌日すぐ帰るのですが、2日目は久々に松島へ行ってみようという事になりました。
私にとって松島は、高校生だった12~13年前に訪れたのが最後で、その間に東日本大震災があったので現況がとても気になっていた所でした。果たしてあれからどう変化があったのか…?




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松島海岸駅は、最後に訪れた時から全く変化していませんでした。駅前の建物は多少建て替えられたようですが、雰囲気はそのままです。

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マリンピア松島が無い事を除いては。
ここは幼稚園の頃に家族旅行で来たのが最初で、その後も1度行く機会がありました。震災による津波の浸水で飼育していた生物の一部を失う被害があったそうですが、他の水族館からの支援もあって営業を再開。施設の老朽化により、2015年に閉館しました。そのDNAは、仙台うみの杜水族館に受け継がれています。
更地になって初めて感じましたが、こんなに狭い敷地だったんですね。当時はとても大きく見えましたが… 年季の入ったモノレールが走る半屋内式の遊園地があったのが印象的で、今行ったら別の意味で楽しめたかも知れません。

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まずは一昨年オープンした「ザ・ミュージアム松島」へ。ここは元々、「松島オルゴール博物館」だった所で、最後とその前に訪れた時もここが目当てでした。震災による津波の浸水被害を受けたにも関わらず収蔵品は無事だったものの、惜しくも閉館。個人的には、県内の天童にあったオルゴール博物館 (2010年に閉館) が好きだっただけに、ここも無くなってしまったのは残念でした。なので一昨年、経営者が変わって復活したのを知った時は嬉しかったですね。
因みに、大きさ問わずゼンマイ式のオルゴールがメインだった天童と違い、ここはダンスホールや移動サーカス/遊園地で主に使われていたダンスオルガンという機種がメインになっています。

http://www.t-museum.jp/

中に足を運べば、当時好きだったダンスオルガン達が変わらぬ姿で出迎えてくれました。


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DECAP JAZZ DANCE ORGAN (1950年代)
そのデザインと仕掛けに当時驚いた1台。2台のアコーディオンとドラムが自動で演奏されます。


YouTubeに上がっていたカチューシャの演奏が聴きたかったのですが、生憎この時は違う曲でした。


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DECAP JAZZ DANCE ORGAN (1950年代)
先程の物と同じに見えますが、こちらはパイプが組み込まれており、より柔らかい音色になっています。

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ARBURO JAZZ DANCE ORGAN (1948年)
この時は演奏されませんでしたが、レトロなジュークボックスを思わせるデザインが好きな1台。

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VERBEECK STREET ORGAN (1996年)
手回しオルガンながらサイズは非常に大きく、更に太鼓や動く人形など仕掛けも満載のためとても賑やかな音を奏でますが、その分ハンドル操作はかなり大変との事…

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MORTIER DANCE ORGAN (1920年代)
ここに展示されている世界最大級のダンスオルガン「VERBEECK」 (写真は失念…) の次に大きな機種。こちらも負けず劣らずダイナミックな音を奏でます。

以上、常時演奏されている機種の中で好きな物を紹介しましたが、10数年ぶりに聴くこれらの音はとにかく懐かしかったです。
個人的にこういった昔の自動演奏装置に惹かれる理由は、デザインや仕掛けの面白さもそうですが、やはりオーディオの原点を感じる所が大きいですね。ラジカセだって元をたどればコレに行きつきます。
ある意味究極のオーディオ機器と言えますね。

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常時演奏されている機種以外にも多数展示されています。後でわかったのですが、スタッフに頼めば動かしてくれる物も一部あるそうです。
(地元のジャズ喫茶にあるEMG製蓄音機をここでも発見)

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オルゴール博物館時代と異なり、新たに北原トイコレクションと瀬川モードコレクション (後者のみ撮影不可) が展示品に加わりました。特にブリキの自動車玩具がたくさん見られたのは興味深かったです。


最初の目的地で既に懐かしい思い出に浸りましたが、松島には個人的に更に思い出深い場所があります。それがこの「松島レトロ館」<http://ww35.tiki.ne.jp/~akinomiya-m/>。
10数年前、ここにも3度訪れており、その度に館長さんと語り合ったり、来場者ノートに記帳したりしたものです。震災があった時も、一番心配したのはここでした。もしかしたらもう閉館してしまったのでは…とも思っていましたが、元気に営業している事が今回わかったのでホッとしました。館長さんもお元気で、思い出話に花が咲きました。(私の事を覚えていたのには驚きましたが…)

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ここの面白い所は昔の家電や生活道具の他、あまり注目されないようなマイナーな雑貨や玩具も数多く収蔵されている事。意外な懐かしい物に出会う事ができます。

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特にこの蒸気機関車は昔家にあったのでとても懐かしいです。煙突から水蒸気を吹きながら不規則に走行する物で、当時それが嫌でタイヤを固定して走らせてました。バリエーションとしてC58型蒸気機関車もあり、そちらは今でも販売されています。

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トミカやミニカーも貴重な物がズラリ。昔の絵本や漫画、子供向け雑誌も自由に閲覧できます。

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レトロゲーム機が置かれたコーナーもあり、そのうち何台かは動かして遊べます。特に手動式のパチンコ台はついつい夢中になってしまいました。
来場者ノートにはもちろん書き込んできましたよ。 (なんと過去に訪れた時の来場者ノートも残っていました。当時の書き込みを発見して少し恥ずかしくなったり…)


親と一緒だった事もあり、他にも色々周りましたが、個人的にはここで紹介した2ヶ所に行けた事がとても嬉しかったです。震災の話を聞くに、津波による浸水は想像以上に大きかった事がわかりました。幸い建物の流出が無かったため、海岸通りの雰囲気は昔と変わらずそのままだった事に安堵しました。
時間の関係でじっくり見られなかったザ・ミュージアム松島は、機会ができればもう一度訪れてみたいですね。松島に再び戻ってきたオルゴールの音色が、これからも響き続ける事を願って…


~~余談~~

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こちらも10数年ぶりに乗車した仙石線の205系。昔山手線でも聴いた独特なうなりの強いモーター音が懐かしいです。

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仙台駅前で遭遇したトヨタ オリジン。黒塗りの物は過去に何度か見た事がありますが、この色は初めて見ました。
Posted at 2018/01/17 20:21:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | 旅行 | 旅行/地域
2017年11月22日 イイね!

~ワイヤレスマイクは無いけれど~ SANSUI SCR-3 レビュー

~ワイヤレスマイクは無いけれど~ SANSUI SCR-3 レビューSCR-B2と同時期に発売されたと思われるモノラルラジカセ。こちらは当初お迎えしないつもりでいましたが、よくよく見るとデザイン以外に、最近のラジカセではすっかり失われたような特徴を色々持っているのが気になり、結局お迎えと相成りました。

※2019/5/30.追記 カタログ落ちしたのか、HPから消えていました…




こちらの元ネタは1974年発売のナショナル RQ-448"MAC ff" (以下オリジナル)。トランスミッターとしても使えるワイヤレスマイクを搭載し、当時爆発的に売れた機種です。私は実機を所有していませんので、こちらのサイトをご参考に。

http://plaza.harmonix.ne.jp/~ita/1123/RQ448.htm



外箱。個人的には、ダンボール地の色だったらもっと当時っぽくなったかも知れません。


全体。オリジナルは渋い感じの緑色ですが、サンスイ版は銀色でだいぶ雰囲気が違いますね。パッと見重厚感ある見た目ですが、持ってみるとかなり軽いので不思議な感じがします。 (70年代のラジカセは小型でも重いのが当たり前) サンスイのロゴが印刷ではなく、ちゃんとロゴのパーツを貼り付けている辺り芸が細かいです。
タイトルにもある通り、ワイヤレスマイクはありません。そのためスピーカーの格子が1列増え、新たに内蔵マイクが設けられています。


背面。こちらはSCR-B2とは違ってオリジナルの雰囲気が残っていますね。コードも同じ背面出しになっています。


ボタン、ツマミ類は質感こそチープなものの、オリジナルの形状そのままです。ただ、マイクミキシング、短波受信機能は省かれています。その代わり、トーン調整1個のみだった音質調整ツマミが低音、高音の2系統に分かれたタイプになりました。現代のモノラルラジカセでは異例の豪華装備です。
こちらはスリープ機能が健在。


こちらも恐らくラジカセに搭載されるのは30数年ぶりと思われる、針式のパワーVUメーター。
ただし、名前の通り音量の大きさに比例して振れ幅が変わる、いわゆるパワーメーターなので、かなり音量を上げないと元気よく振れません。他に所有するパワーメーター装備の子達…もとい機種だと部屋で鳴らせる音量だとうんともすんとも動かないのに比べ、幸いこちらはメーター自体が小さいためか、同じくらいの音量でもそれなりに振れてはくれます。
オリジナルでは更に電池残量、録音レベル、ラジオ同調が表示できますが、サンスイ版は前述の音量レベルのみ。せっかく目盛りが振ってあるのに実にもったいないです。


そのVUメーターがあるチューニングスケール部は、オリジナルと違って白基調のデザイン。なぜかダイヤルの針が透明なプラ板になっているので少々合わせづらいです。個人的には、せめて縦線でも引いて欲しかったところ。


ラジオに切り替えると、なんとダイヤルライトが点灯! この機能は説明書には書かれていなかったので意外でした…。因みにオリジナルでは、別に設けられたボタンを押している間のみ点灯するようになっています。


カセット部。メカはSCR-B2とヘッド以外同じ物のようです。右上の黒い四角のスペースは、オリジナルではテープカウンターが付いていますが、サンスイ版はありません。欲を言えば付けてほしい所ですが、近年ポータブルテレコでもカウンター付きの物を見かけなくなったので、部品自体もう作っている所が無いのかも知れません。
また、箱絵ではカセット部周囲がオリジナル同様に黒く塗られていますが、現物は塗られていません。少し残念な点です。


カセットテープを入れたところ。

音質の方ですが、ハイパワー4.8w出力を謳っているだけあってパワフルな音を奏でます。(オリジナルは最大2.5w) さらに前述の2系統に分かれた音質調整によって、表現力はオリジナルより向上していると思いますね。そこに針式のVUメーターという視覚効果も加わるので、使っていて楽しいラジカセに仕上がっています。
ただ、個体差なのか仕様なのかモーター音が大きめで、静かな曲や曲間の無音部分では気になる事がありました。また、他所有のモノラルラジカセ同様、カセットテープとの相性が悪いのか正常に録音された物でも音がこもる事がありました。モノラルラジカセの構造上仕方ない事なのかも知れません。


とまあ、今一つな部分も多けれど予想以上にいいラジカセでした。旧車にお乗りの方なら、イベント等で展示する際のアクセサリーとしてもちょうどいいかも知れません。
近年はカセットテープが静かなブームを見せていると聞きますが、まさか今になってこんな物まで出てくるとは思いませんでしたね。サンスイのラジカセが、今後もこの路線で行くのかどうか気になるところではあります。
80年代初頭に流行った大型ラジカセもいつか復刻されたりしないかな…?


~~余談~~



電池ボックスの奥に電圧切り替えスイッチの取り付けスペースがあるのを発見。SCR-B2同様、こちらにも元の姿があるのか気になります。

Posted at 2017/11/25 14:26:05 | コメント(3) | トラックバック(0) | オーディオ | 趣味

プロフィール

「@頭でっかち さん この鉄道の場合、沿線の道路が整備された事に伴う自動車の台頭が廃線の原因でした。そう遠くない将来、ガソリン車も蒸気機関車のような存在になっていくのでしょうか…? まだまだ課題は多いし、他の選択肢もあるわけなのでどうなっていくのかはわかりませんが…」
何シテル?   06/30 00:16
アルトとデボネアに乗っています Twitter:< https://twitter.com/debo6486 >
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