ホンダカーズ東京中央のレンタカーを借りました。
今までMTばかり乗り継いできて、カーセンサーとかでも結局MTで絞ったりするような筆者ですが
最近は遠出が快適な車ならば結局2000ccくらいのATで良いんじゃ、と思い始めた次第です。四駆なら尚安心。
一台に沢山役割を持たせるからレガシィから抜け出せないんであって。
まあ無理にレガシィから抜け出す必要もないですし、何役もこなせる車があるに越したことはないんですけれども。
今回検証の焦点となるのは
・軽のMTってどうなの?(市街地、高速)
・シフトノブの感触
峠はさすがに寄れませんが、CVT軽は代車でさんざん乗っています。
借りるたびに「(もうこれで良いんじゃ、、)」とか思うんです。
ところがそう言えば軽のMTって乗ったことない。
MT縛りで来て乗り継ぐ度に車のパワーも排気量も増えている身としては、S660のギアレシオを積んだ660ccにその辺をどう感じるのか。
(まあ身内の了承が出るのかは別問題として)
シフトノブ云々は
先般も書いたインパネシフトの操作性への憧れを検討します。
今年MTのレンタカーをやたら借りてみて感じたのは、どうしても体格によってはペダルとシフトノブのどちらかの位置を犠牲にしなければならない場合があり。
(その点NDロードスターは高度な位置で両立させていました)
それとは別に、以前よりEP3シビックのインパネMTとかステアリングのすぐ横にシフトノブがあって良さそうだよなぁとぼんやり思っていたんですが、それに少し似ているN-One。
憧れは幻滅するのか、より魅力的に映るのかを知りたいです。
雨が降っていてエンジンルーム見るの忘れた…
【スペック】
登録:2022.12
グレード:RS 6MT
型式:6BA-JG3
原動機の型式:S07B 水冷直列3気筒DOHC12バルブターボ 電子制御燃料噴射式(ホンダPGM-FI)
排気量:658cc
内径×行程:60.0mm×77.6mm
圧縮比:9.8
馬力:64ps(47kW)/6000rpm
トルク:10.6kg・m(104N・m)/2000rpm
車重:840kg(前軸:520kg、後軸:320kg)
全長:3395mm
幅:1475mm
高さ:1545mm
タイヤサイズ:(前後)165/55R15
タイヤ:DUNLOP ENASAVE EC300
ホイールベース:2520mm
トレッド前/後:1295/1295mm
最小回転半径:4.8m
燃料タンク:27L レギュラー
距離は38000kmほど、走行110km
【費用】
10:00〜17:30
基本料金:11000円
オプション:0円
免責補償料:1100
合計金額(税込): 12100円
他に…
ガソリン 1229円、6.68L
レガシィ駐車代 1000円(最大料金)
他、高速代(戸越→高島平・所沢→戸越、2660円)
コーヒーはドリップをディーラーでいただきました。笑
トータル16989円
車体も保険も1日固定金額制です。
2営業日に跨ると2日分料金がかかります。
貸出店舗は2店舗ありましたが、どちらかの店舗で貸し出している、という意味に近いです。
車両の所在によって貸出店舗が決まるので、ネット申込よりも電話申込の方がスムーズっぽいです。
(店舗を指定も出来ますが、場合によっては車両の移動に日数が必要になるようです)
レンタル受付のウェブサイトには、車・自転車等は預かれない記載があるので
公共交通機関+徒歩か時間貸し駐車場になります。
駐車場代が電車往復(池上)より安そうなので最大料金で選びました。
1日1200円くらいまでなら千葉北西民だと車で行った方が安いかも。
(土日で最大料金が変わる場合もあるのでご注意)
給油場所は指定無し。返却前に近くで入れれば良いみたいです。
【行程】
戸越インター→高島平インター→川越街道→埼玉スポーツセンター
関越→首都高→返却
埼玉スポーツセンターですがお目当ては温泉です。当然です(?)
スポーツセンターって公営のやつイメージしてたらボウリング卓球場だった。
埼玉県民って軟派だったのか。
下道で渋滞にハマり、高速でキープレフトしてました。
【感想】
・軽のMT
PWR的には初代インサイトに近いと思われる(車体サイズとか燃費性能とかはさておき)
思ったよりは普通に走れます。
エキゾーストノートも「最近のホンダ」感があります。
結構うるさいというか、あえて室内に入れている感じがしました。
フラットトルクでついついギアを変えるのを忘れます、4速で巡航していたりしました。
回転数があまり高いとエンジンブレーキは効きません。
各所渋滞していたのもあってやたら強引に割り込まれた。
オンボロレガシィに比べてトゥインゴもまあまあ割り込まれたけど、さらに、ですね。
速度的にはロードスター1.5とか雑魚タイヤのレガシィくらいは走るんだけど、やっぱり見た目で判断なんでしょうね…
クルマとしての出来はとても良いと思う分、すごくヤルセナイ。
・シフトノブ
ステアリングの位置とあまり変わらない。
シートを15段リフトアップして、後ろから2番目にスライドするとかなり良い感じ。
基本的にはショートでコクコク決まってオツな感じでした。
なんでインパネMTは流行らないんだろうか。
というかレガシィも純正のままなのに結構ショートストロークだ。
・ステアリング
追従クルコンもオーディオリモコンも全部入りのサテライトスイッチ。
舵角は思った通りの感じ、普通。
レガシィほどダルではない。
チルトは出来るけどさすがにテレスコは無し。
・メーター
ちゃんとタコメーターが付いてて偉い。
さすがに速度計がセンターだけど、どちらもアナログ針メーターなのは少し嬉しい。
右側のインフォメーションはインターナビの案内矢印が出たり、エンジンオイル交換時期の案内が出たり。
ちなみにこれってエンジンオイルをDIYで変えた場合消せるものなのだろうか?
・クラッチ重い
CR-Zはこんなじゃなかった気がするけどなぁ…個体差なのか?
正直渋滞はかなり疲れた。
とはいえこれも姿勢の問題のような気もする。
エンストは出発時に奥の方でいきなりクラッチが繋がった時だけやらかした。
他は全くやらかしていないので、クラッチ自体は難しくない。
レブマッチシステムは無かった。
個人的にはむしろ無くていい。
レガシィは改造の都合上手前で繋がる上に、クラッチもN-ONEに比べてかなり軽いので
戻ってきて一発目クラッチが繋げられなくて焦った。
・電動PB
ちゃんとRに入れたままサイドが掛かって安心した。笑
給油時はかけ忘れてちょっと前進した。危ね
サイドターンとかやるつもりはないから電動でも良いんだけど、習慣化されてないとヤバいっすね
ヒルアシストは今回作動せず。
・居室空間
全体的にブラックで統一された良い感じの内装なんだけれども、エアコンだけオレンジで「?」って感じだった。
RSといえばオレンジなのはなんとなく分かるけれども。。
細かいところは流石にネジむき出しだったりして、高級感はない。
グローブボックスがめちゃくちゃ痩せててなんか心配になる。
気密はまだあるのでドア開閉はボフッと閉まる。
運転席と助手席の間、変なところに絨毯がある。
後席用の謎ドリンクホルダーもあるが、これは運転席に付帯しているのでシートを変えたら無くなってしまうかも。
・その他便利機能
キー連動リトラミラーが付いていた。
多分ディーラーオプションで付いていたと思われる。
ドアロック解除はドアノブに手をかけるだけでは開かず、ノブ横のボタンを押すタイプ。(CR-Zと同じ)
一昨年N-BOX借りた時はドアノブに手を掛けるだけで開いたのだけれど、なんか設定で変えられるのか不明。
ミリ波レーダーで前方衝突しそうな時はブレーキを踏むようメーター内に警告が出る。
ミラー内に隣車線の車両接近インジケータは点灯しない。
エアコンはフルオート、物理ボタンなので文句なし。
シートヒーターは結構効きが良かった。
・車体
トレッドは軽だが、ホイールベースは初代フィットよりも70mm長い2520mm。
高速での直進安定性は全然問題ないし、高速でやたら速い軽が居るのも少し理解できる。
それでいて、回転半径は初代フィットよりも一応小回りが効くようだ。
乗り心地は結構大人でいい感じ。
最近の軽は剛性高くて良いですね…。
左後方視界は問題無し。
・ホイール
ナットまで黒でなかなかカッコいい。
テッちんも良いと思うけどね。
・給油口はレバー
これは意外だった。
というかホンダは全部給油口は直接開けるもんだと思ってた。
・クルコン、インターナビ
前者追従、レーンキープ付き。
レーンキープはハンドルをつかむフリでも自動操舵するが、一定時間操作がないと「ハンドルを握って下さい」と怒られる。
インターナビは先日のステップワゴン同様、CarPlay非対応。
ナビ自体は渋滞考慮でリルートするので使い勝手は良い。
位置も文句なしに見やすい位置。
メーターに案内が出るので、さっさと外すのはちょっと惜しいかな…。
【現段階の結論】
思ったより走るし、思ったより楽しいのでおもちゃとしてはロードスターの次くらいに良いかも。
なんたって維持費が安い。
燃費も16.4km/Lは出たので御の字。
アルトワークスがどのくらいガチなのか乗ってないので想像でしかないが、そこまでガチじゃないのが個人的には好評。
S660は何度も書くが体が入らない。
このポジションで普通車だとシビックRSになるのかな…。
シフトノブはともかく、クラッチ重かったらやだなぁ。。