2019年06月05日
アクセル(スロットル)バイワイヤー
またしても高齢者の暴走事故が福岡でありました。
700mも手前から接触事故を起こしつつも、反対車線を100km/h 以上と思われる速度で直進していること。この事から、直進を維持するためのハンドル操作、恐らくドライバーのコントロール下にあったのではないでしょうか。
意識を失くし、ハンドル直進固定状態であっても、道路に沿って真っ直ぐ進行することは難しいのではないでしょうか。多少なりとも斜行すると思います。
事故を起こした方がよく言う、
「アクセルとブレーキを踏み間違えた」
「ブレーキを踏んだが止まらなかった」
「アクセルが戻らなくなった」等々。。
警察発表の事故原因の多くがブレーキとアクセルの踏み間違え。確かに踏み間違えはあると思います。
しかしながら、近年この種の暴走事故が多いと思います。単なる操作ミスだけなのでしょうかと、疑問に思います。
私の乗る三菱アイ、発売当初取り上げられていた「アクセルバイワイヤー」。
自転車のブレーキワイヤーの様なものではなく、いわゆる電線よる電気信号の伝達によって、スロットル(バルブ)をコントロールするもの。
アクセル→ECU→アクチュエータ→スロットルバルブ
アイの場合、アクセルペダル付け根部にセンサーがあり、アクセル開度を電気的アナログ信号(約0~5V…0.8~4.1V)に換え、その数値からエンジン出力をECUでコントロールする。(詳細について誤りがあるかもしれません。)
アクセルペダルの踏み込み量だけでなく、踏み込む早さ(加速度)等から、AT車のキックダウン(昔は最も踏み込んだ位置にON/OFFスイッチのみ)の制御などをECUを介して行っています。
定速巡航中、ドライバーの不用意な操作や走行振動によるアクセル開度の微妙な変化を抑え、燃費向上に寄与する制御も行っています。(レスポンスが悪いと思われる方もあるかと思いますが…^^;)
アクセル→リンクロッド→キャブレター
もはや今は昔…話しですね。
アクセル開度センサーによる電気(電圧)信号を変化させる事で、ペダルを踏まずともスロットルコントロール出来るわけで、クルーズコントロール、スロコン等、アクセルペダルに関係無く制御出来るわけですね。
ランエボX、ギャランフォルティスの初期モデルではクルコンスイッチ、ブレーキセンサーをポン付けするだけで純正クルコンが使用出来たようですが、後にプログラム変更されたようで、DIYポン付けとはいかなくなったようです。
メーカーの責任ある対応として○
(セキニンノガレトモイウ)
三菱ユーザーとしてガッカリ(T-T)
(敢えて)他のメーカーでも純正ポン付けが出来るようですが、元々最初から部品を付けるだけで、動作するようにプログラム(または設定変更)されているわけです。
アクセル開度センサーや関連するプログラムに異常をきたしても、なんらかのフェイルセーフが働くのでしょうが、もしも...バグや、外的要因(強磁界、電波、悪意ある攻撃も含めて)によって、踏んでもいないアクセルが、電気的に全開になった場合、ブレーキを踏んで止めることは不可能でしょう。
パニックでドライバー自身も訳わからず、アクセルとブレーキを踏み間違えたと錯覚してしまうかも知れません。自身が亡くなってしまえぱ、その時何が起こったのか全くの闇となってしまいます。
航空機の事故調の様に、徹底的な調査が行われるのか?
実際のところ、状況判断による推測によるもので終わってしまうのでしょうね。
死人に口なし。メーカーも黙りを決め込み敢えて公に調査しないのかもしれません。
あくまで私の憶測、推測、妄想です。
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Posted at
2019/06/05 15:21:31
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