日本人初のレギュラードライバーとして
中嶋 悟さんがキャメル ロータス ホンダ99Tで
F1デビューしたのが1987年…
それ以降、
現在までチャンピオンシップを戦って来た
日本人レギュラードライバーは
現役の角田くん含め10人
その時代、時代でファンを沸かせて来た
しかしながら
残念なことに、優勝争いが出来るマシンを有する
トップチームに在籍できたドライバーはいない…
現在日本人でただ一人、
F1ドライバーとして活躍している角田裕毅 24歳
この角田くんが
近年、絶対王者としてグランプリを支配して来た
レッドブルホンダF1チームから
セカンドドライバーとして指名を受け、
シーズン序盤で緊急移籍することが決定した
次戦の第3戦日本グランプリ鈴鹿(04/06決勝)から
カーナンバー22を付けてそのステアリングを握る
これまで角田くんは、
レッドブルグループの一員として
姉妹チームであるレーシングブルズ ホンダに
在籍して今年でキャリア5年目のシーズン
今年は開幕戦、第2戦共に
良いポジションを走っていながら
チーム側のダメダメ戦略に足を引っ張られ、
中国スプリント戦以外では結果(ポイント獲得)に
繋がっていない
それでも予選のリザルトや
レース中のドライビングパフォーマンスは
キャリアの中で最高状態にある
ライバルチームからも称賛の声が上がるほどだ!
一方、今季レッドブルのセカンドドライバーは
まだF1経験の浅いリアム ローソンで、
これはレッドブルレーシング CEO C.ホーナーの
お気に入りドライバー
(ホーナーの角田くんへの評価は…極めて残念なもの)

左:C.ホーナー 右:リアム ローソン
レッドブルチームは今年、
コンストラクターズタイトルを奪還し、
ホンダエンジン搭載最終年を有終の美で締め括る
目標を掲げている
ところがこのローソン…
開幕戦=予選最下位、決勝 リタイヤ
第2戦=予選最下位、決勝 繰り上りの12位ポイント圏外
毎レース、安定して上位入賞を求められる
そんなトップチームで散々な大失態を演じている
これはレッドブルF1チーム史上最悪で大失敗な
ドライバー人事となっている
危機感を覚えたチーム首脳陣はローソン解雇、
グループ内から角田くんを昇格させたと言うもの
角田くん自身が切望して来た
レッドブルのレギュラーシート…
勝てるチーム、勝てるマシンを手にした
初めての日本人ドライバーと言っていいだろう
今、角田くん自身の夢が叶ったこの事実、
本当に良かった…おめでとう🍾
しかしこの喜ばしいニュースを聞く一方で
ボク個人としては幾つか懸念することがある
①今季のレッドブルマシンはピーキーで、
ジャジャ馬的な性格の扱い難いマシンとの評判
エースのフェルスタッペンですら手を焼いている
②チームは、エースのフェルスタッペン最優先、
もっと言えば一点集中のスタンス
③チーム首脳陣は、特にセカンドドライバーに対して
寛容ではない(容赦なくドライな評価を下す)
CEOお気に入りのドライバーですら、大失態とは言え
たった2戦だけの結果で解雇に踏み切る
④絶対的エースで、
現在4年連続ドライバーズチャンピオンの
フェルスタッペンと常に比較される重圧
⑤もし結果が出せない場合、
レーシングブルズに戻れる保証はない…
F1のシートを失うリスクが伴う
今季、レーシングブルズのマシンは出来が良く、
角田くんはその素性の良いマシンの強みを引き出し、
トップチームの一角を崩す活躍を見せている
こう言ったところを考えると、
このトップチームへの移籍が彼の今後のF1キャリアに
追い風になるとは必ずしも言い切れない…
そんなギャンブル的要素を十分に含んでいると思う
そうは言っても角田くん自身が長く切望して来た、
本家レッドブルのレギュラーシート獲得の夢…
それが今叶ったわけだし、
結果を恐れず
悔いを残さず
次の夢を叶えるためにチャレンジしてほしいよね!
日本グランプリ開幕までちょうど一週間…
今、イギリス ミルトンキーンズのファクトリーで
シュミレーターを使って、マシンの性格や挙動等を
理解するトレーニングや担当エンジニアとの
コミュニケーションに取り組んでいると思う
来週、グランプリ前の東京でのデモランや
数々のイベントへのゲスト出演、トークショー…
オールキャンセルしてでも準備に充てて欲しい
鈴鹿の決勝レースでチェッカーを受けたあと、
満面の笑みでマシンから降りて来るために…
鈴鹿サーキット…
全ドライバーの中で彼が一番熟知しているメリット
最高のパフォーマンスで、
良い意味で大暴れして貰いたい
ここで開幕戦と第2戦の鬱憤を晴らそうぜ!!
精一杯応援するし 笑 … がんばれ角田🇯🇵‼️
夢は続く…
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2025/03/28 05:40:51