クロスメンバーブッシュ対策の施工
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
最終型2010〜2012以外はほぼもれなくやってくるラフェスタの持病のクロスメンバーブッシュの千切れ。ちょっとの試乗ではわからなかったのですが、しばらく使っていると減速しながら右左折をそこそこのスピードでするとギュコっと嫌な音がしていたのです。ウレタン入れてあるしショックとかかなぁ?とおもっていたのです。
もちろんエンジンマウントの件もあったのでそちらも異音の原因でしょうが、今回エンジンマウント交換するのに色々外してたら、あれ?前側入ってなくね?どうやら前オーナーがリヤの下側だけ入れて誤魔化して居たようで、バール入れてクロスメンバーゆするとガコガコ動くやないかい!アンダーカバーついてるとわからないもんですが、今は丸見えですから。よく見えます。
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というのに気づいたのでミン友さんの記事からウレタンブッシュを見つけて用意しておいたのです。前側からやって行きます。18ミリのボックスで緩めますが、外したこと無いでしょうからイヤーな感覚が最初します。千切れない事を祈りつつゆっくり回すとなんとか外れました。
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下側から見た図。
ブラブラのグラグラですね。
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上から見た図。ブッシュは元々上側に打ち込んで上側しか保持しないタイプの模様。これ、下側なんでつけないんだろ?ブッシュが分断してしまうと、筒と千切れたブッシュはそのままボルトで止まってて、クロスメンバー本体だけ下がってしまいますよね?千切れる前から下にウレタンブッシュ入れた方が寿命伸びるんじゃない???
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まぁウチのは千切れてるんで後の祭りですが、ウレタンブッシュを用意したのでつけていきます。
よく、ヤフオクやメルカリで売ってますけど、モノタロウ で買うのが1番安いです。上下4箇所8枚でフル対策して送料550円プラスでかかっても3850円程でしたので。
前オーナーはオクとかでよく売ってる2枚だけをリヤ側に取り付けて誤魔化してましたけど4箇所上下やらないと意味ないと思います。
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下側を合わせたの図。ピッタリフィット。
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ビフォー
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アフター
コツというほどでもないですが、千切れた純正を適性位置(元々千切れる前にいた位置)に合わせて、かつ、下側をワッシャーと位置をある程度合わせて締め上げる事。そうしないと収まりが悪くて暴れる原因になります。そうやってフロント左右に取り付け。
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リヤはジャッキ当てないと落ちるのでジャッキをメンバーに当てます。
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ハイウェイスターの場合サブフレームついてるので6本緩めるのですが、クロスメンバーボルト2本以外は全部外さなくても大丈夫でした。ギリギリかかってる所まで外せばワッシャーを挟めるようになります。
リヤはフロントと違い、位置決めの突起が上側についてますので、結構下げないとウレタンブッシュが入りません。この位下がるまでジャッキを調整してから、上側を入れます。
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上側左右入れたら、クロスメンバーをジャッキで持ち上げて上側をフレームに密着させます。
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それから下側にウレタンブッシュを挟み込んだ後で、ボルトを締め付ければ完成です。一応80Nで全箇所締め付けました。
ちなみに元々入っていたブッシュは念のため予備としてとっておきました。新しめだったのですがかなり硬い設定でした。
なぜ今回上も挟んだのかと言えば、タイロッドエンドブッシュの亀裂です。
パワステはクロスメンバーに乗ってついています。リヤ2枚だけの前に千切れて異音が出ていた時からタイロッドエンドブッシュが傷んでいた可能性はもちろん無いとは言えないんですが、ショア90以上のブッシュを下側だけ入れて締め上げたらどうでしょう?上のゴムはもう役目を果たせない状態ではクロスメンバーが、本来の位置より上に上がってしまいタイロッドがだいぶ無理な角度になると思いませんか??
実際今回整備前にはステアリングが重い、引っかかる感覚が若干ありました。
今回ブッシュを上にも入れてからはステアリングも軽くなり引っ掛かりの感覚も消えています。
この辺りはジムニーに乗っていた時にロッド関係の補正が大切なのを、学んでいたからこそそう思ったのでした。
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最後に今回購入したウレタンブッシュの参考にモノタロウ での注文履歴画面を貼り付けておきます。選定はミン友さんのサバッチさんを参考にさせていただきました。
ショアはサバッチさんと同じくA70をチョイスしています。他にももっと柔らかいものやもっと硬いものもありますが、ショアを上げ過ぎるとしなやかさが失われるので、この位が1番乗り心地も純正に近いと思います。
交換後のインプレですが、もちろん絶好調です。
異音無し、乗り心地良し、段差も嫌な突き上げ無しでこれが本来のラフェスタの感覚に近い状態なのだと感じました。
まぁまぁ、面倒な作業ですが、ジャッキと馬と18ミリのソケット、スパナがあれば出来る作業ですので、違和感がある方は早めに施工する事をおすすめします。
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