US仕様ヘッドライトのリペイント

殻閉じが終わったヘッドライト
マスキングを外しました。カラ割りしない人はレンズ研磨まで遡って見てください。

耐水ペーパーで3000番まで研磨してあるヘッドライトレンズですが、このまま塗るのはちとリスクがあります。

なぜかというと、曇っていると傷が分かりにくいから。リペアスプレーには研磨後そのまま塗ると書かれてますが、もし深いペーパー傷があった場合にそのままヘッドライトレンズを塗ってしまうとクリア層だけでは埋めきれずに目立つようになってしまうから。となると完全にまた削り落とさないとリペア不可能になっちゃいます。というわけで手間ですがポリッシャーと手で表面をコンパウンドで研磨です。

3Mのコンパウンド1Lで研磨完了。
やはり少し深めのペーパー傷があったので片側30分程磨いています。磨いては太陽光に当ててあちこちから見て、残りそうな傷が無いかチェックしていきます。天気がいいので汗だく。

研磨が完了しました。ツヤツヤでこのままつけても問題無さそうと思ってしまいますが、このままだと表面コート剤でコートしても確実に6ヶ月くらいで真っ黄色に劣化します。

というわけで、ホルツのヘッドライトウレタンペイントで表面保護します。
こいつが高いので、カラ割り時にレンズを割ってしまったりして失敗すると塗装の労力もスプレーも、無駄になっちゃうので、カラ割り前に塗装しなかったのです。

説明書に沿って、付属のプラナットをお尻からねじ込みます。これは確実に止まるまでネジ込まないとちゃんと硬化剤が出切らないです。止まるまでネジ込むとシューという音が10秒程聞こえます。そのまま30秒程待ってからナットを外して

すぐに30秒以上攪拌します。
この後硬化剤と塗料が馴染むまで10分程放置しますが途中で30秒攪拌するを5分おきにしておくと失敗しません。

塗装前に表面をしっかり脱脂します。
この後エアブローでゴミを飛ばします。
青空塗装なので、まぁ意味あるかどうかは微妙ですがw

1回目バラ吹き
塗料が食いつく土台を作ります。

2回目、まだ少しザラザラしてます。

3回目かなりツヤツヤに。

4回目仕上げ
この時点でスプレーがほぼ無くなってました。
嫁のマスタングのヘッドライトは小さかったので結構厚塗り出来たんですけど、ラフェスタのヘッドライトはデカいので3回で仕上げるのが良さそうです。残り少ないスプレーで無理矢理吹くと後の肌調整が大変になります。

ひとまず左右共完了。
後は一晩乾かしてから肌調整すれば完成です。
次は研磨です。

ホルツのヘッドライトレンズリペアですが、正直、99のウレタンクリアでいいんじゃないかなという感覚があります。樹脂割れのリスクを避ける、ヘッドライト本体が全然手に入らない車種等はこちらを使う価値があるかもですが、自身3回ほど99のウレタンクリアでヘッドライトリペアしてますが、差は感じませんしこちらは容量が少なくてアルファード等の大きいレンズは2本用意しないと塗りきれない気がします。