ワイヤレス助手席パワーシートスイッチ ACC連動化

ワイヤレス助手席パワーシートスイッチですが、この商品自体は非常に便利です。リモコンボタンはシートのサイドパネルの写真の位置に貼り付けてみました。前後の限界までスライドさせてもちゃんとボタンが押せる位置です。

さて、今回は宿題になっていた暗電流対策のため、ワイヤレスユニットを改造してACC連動化させます。

※いわゆる改造なので自己責任で

（前回）
「ワイヤレス助手席パワーシートスイッチ 取付け」
https://minkara.carview.co.jp/userid/2831104/car/3049746/6950190/note.aspx

前回せっかく取り付けたワイヤレスユニットですが、あれこれ調査および改造するために一旦外します。

今回はACC電源の配線のためにセンターコンソールボックスを外すことにしたので、順番に丁寧にパネルを外していきます。正規の外し方かどうかは分かりませんが、おそらく大体合っているはず。

まず、シートベルトバックル近くにあるネジ穴にドライバーを差し込んでスクリューを外します。

シートベルトバックル近くのスクリューを外したら、シート右側面のパネルの前方部分をクリップを外して浮かせます。

スクリューが1本あるのでそれを外せばシート前面のパネルが外せます。あとは前回の記事と同様です。

ワイヤレスユニットを一旦外し、まずは挙動の確認から。

ワイヤレスユニットへ電源を供給しているであろう2本の線を特定し、それぞれの電流をテスターで調べてみました。

パワーシート動作時（リモコンを押している時）にはプラス線は少なくとも3〜4A以上、マイナス線は30〜50mA程度の電流があることが分かりました。どうやら、ワイヤレスユニットに電源供給しているプラス線からリレー稼働時に直結で信号線へ電流を送る作りのようです。マイナス線は純粋にワイヤレスリモコン装置とリレーコイル動作分の電流といったところでしょうか。

ワイヤレスユニットへの電源供給を適当に引っ張ってきたACC電源に置き換えればいいと考えていたのですが、かなりの電流が流れるようなのでやめておいたほうがよさそうです。

と言うことで、ハーネスを分解して、ワイヤレスユニットにつながるマイナス線にインラインで1aリレーを挟むことにしました。プラス線は弄りたくなかったのでマイナスコントロールにします。

ACC連動電源でリレーを動作させることで、ACC-ONの時だけマイナス線がワイヤレスユニットに繋がるようにします。

ここまで作っておいてアレですが、1aリレーではなく単純に小さいロッカスイッチを入れてシートパネル裏に貼り付けておくだけでも良かったかも（笑）とふと思いました。結局、ACC連動にしたいというよりは電源OFFにできないことが気持ち悪かっただけなので。

何はともあれですが、この改造したハーネスを使って再びワイヤレスユニットを取り付け、リレー電源をACC電源へ接続し、パネルを戻して作業完了です。

これで、イグニッションOFF時の暗電流を気にせず安心快適に動作するようになりました。

もちろん、イグニッションOFF時でもこれまで通りシート本体に付いている純正スイッチを操作することでリクライニングやスライドが可能なので、個人的にはワイヤレス機能がACC連動でも十分です。

ちなみに、リモコンは両面テープで貼り付けたので電池交換の頻度とワイヤレスユニット自体の耐久性が気になるところです。しばらく使ってみることにします。