アルミホイールのガリ傷補修

アルミホイールのガリ傷のリペアを実施しました。写真はビフォーアフター。

オークションにて即決で入手したユーロデザインのフォリオ(Eurodesign FOGLIO)。
18インチ7.5Jオフセット+41mm、まだ山が残っているYOKOHAMAアイスガード6を履いた状態で、4本5.2万円ほど。

コンディションは、4本の内、目立った傷の無いものが1本、残り3本は傷有りで、中でも1本は写真の通りかなりガリガリッと行っちゃってます(^^;
割り切ってそのまま乗るのも一つの手ですが、この1本は余りにも目立つ....
という事で、補修を試みることにしました。

とはいえ、せっかくこの金額で手に入れたのに、業者さんにリペアをお願いして数万円掛けるのは本末転倒です。(考え方は人によると思いますけど)
なので、自分的には多少の傷や跡には目をつぶって、極力お金を掛けないでDIY補修を実施することにしました。

今回のために購入した物。
アルミパテ。amazonで1,100円。

プライマー。同じくamazonにて618円(200ml入)。
手持ちのプラサフがアルミに有効なのか分からなくて、かつスプレー缶しか持っていなかったため、染めQのミッチャクロンを買おうとしたら、今度は缶入りのもので少量サイズがラインナップになく、結局日本ペイントのこれにしました。

そして、今回のため...と言うわけではなく、溶接部が取れて使用不能になってしまったタミヤのエアーブラシの代わりに、安価な中華製のエアーブラシを調達しました。
ノズル径はホビー用エアーブラシとしては大きめの0.5mm、カップ3種類付で2,600円。
タミヤのエアーブラシの時と同様に、1/4-1/8変換アダプタとウォーターセパレーターを接続して39Lの2馬力エアーコンプレッサーに繋いで使います。

そしてこれは、今回の肝となった手持ちの"メッキみたい...にはならない"「メッキ調スプレー」ww。因みに、鉄部もOKですが屋内使用を前提とした商品です(笑

作業の開始。
まずはパーツクリーナーで脱脂後、パテ盛り。

#150、#320、#600、#1000を使い分けて水研ぎ。

プライマーを筆塗り。
この工程の後、半乾きで塗装に取り掛かったら、滲みが出てしまい手戻り。
結局、完全乾燥まで4時間以上置いて塗装作業に移行しました(ドライヤーで急速乾燥でも良いとは思います)。
やはり、メッキ調スプレーの顔料成分が少しデリケートなようです。

本塗装を開始。
メッキ調スプレーを塗料カップに噴射して取り出し、これをエアーブラシで使います。
コンプレッサーのエアー圧は2.0kg/c㎡にセット。

本塗装。

本塗装完了。

クリアを吹く。
エアーブラシで1層目を吹いたら、乾燥後、以降は直接スプレー缶でクリアを吹く。
それでも1回の噴霧は1秒以内に抑えて、断続的に吹く。乾かしては吹くを繰り返す。
本塗装の"メッキみたい...にならない"「メッキ調スプレー」(笑)の塗料は本来屋内用なので、クリアーは5回ほど塗り重ねます。

乾燥後、手磨きでバフ掛けして作業完了。
よーく見ると今回塗装した箇所とそうじゃない箇所との違いが分かりますが、一見して分からないレベルにはなっているかな。

11月12日。
いつもよりも数週間早いのですが、冬タイヤ組込み済のこのタイヤ＆ホイールに交換してしまおうと思ったら...
ホイールボルト(純正)を目一杯ねじ込んでも、数ミリのガタつきが....
純正互換のホイールの筈なのに.....
スペーサーを咬ませてタイヤ装着。

このくらいの距離感では、補修箇所はほぼ分からないと思います(笑)
ただメッキ調スプレーについては、屋内用＆上塗りNGと書いてあるので、耐候性・耐久性はこれから身を以て検証ですね^^;

ホイール以外の今回の出費は、ケミカルがパテとプライマーで約1,700円(手持ちのものも含めるとメッキ調スプレーとクリアでプラス2,100円)、想定外！のスペーサーが2,200円。
合計6,000円という感じですね。御の字かな。

かなりの工程を端折ってます。
こんなにスムーズに終わってないので(笑)

詳細は拙Webを参照願います。
http://117history.com/myc/diary/giulietta/giulie47-wheelrepair.html