2017年10月12日(木)
かねてより予告しておりました日がやってきました。
日帰りで大井川鐵道井川線を攻略します。
目的は2つ。尾盛駅訪問と井川線全線制覇!
レビンさんはすでにスタンバイしています。(慌てて撮影したためぶれてます…)
今日は主様の運転なので、自分は助手席でのんびりします。
6時すぎに自宅を出発しました。
最近、いつも使うICの近くにイケアがオープンしたこと、そして、東名で集中工事をしている関係で、東海環状自動車道から新東名に入り、千頭駅横にある道の駅奥大井音戯の郷を目指します。
新東名に入ると通勤時間帯ということもあって通行量が増えますが、快調に飛ばしていきます。
車両重量855kgにグロス値115psのエンジンが載っているので、走りは軽快そのものです。
個人的には、ペラペラな車体なので高速走行すると吹っ飛んでいきそうな感じがして怖くもあります。
ギア比の関係で、5速でも法定速度で走行すると約4000rpm、車内の遮音性もないに等しいのではっきり言ってうるさいの一言です。(フィールダーは6速で約3000rpm)
エンジンの振動もものすごく、長時間助手席に座っていると振動で足がしびれてしまいます。
今日は調子が良いとか言いながら、時々5000rpmくらいまで回していました(笑)
途中、浜松SAで休憩しました。
島田金谷ICで新東名を降りて、国道473号を進みます。
この道がなかなかの曲者で、レビンには当然カーナビなど付いておらず案内標識を頼りに進むわけですが、正確に国道をトレースしたらセンターラインがない区間は当たり前のように、車1台しか通れない区間まで現れる有様。
しかも、通勤時間と重なったため結構な通行量。
早朝から面食らってしまいました。
8時すぎには道の駅に到着しました。
敷地内にトロッコ車両が展示されています。
駐車場の後ろには千頭駅構内が広がり、後ほど乗車する井川線の車両が留置されているのが見えます。
主様の好きな数字である5番が良いということで、駐車場内を移動。
こうやって見ると結構小柄な車ですね。(全幅1,595mm)
千頭駅に移動します。
踏切に差し掛かると警報機が鳴り、ディーゼル機関車が単機でやってきました。
9時12分発の井川行きに乗車します。
今回の旅のアイテムはこちら。
千頭まで車で来て、井川線を楽しむのに持って来いの切符です。
今回は日帰りですが、2日間有効なので寸又峡温泉か接阻峡温泉で1泊するのもイイですね!
窓口から奥を覗くと硬券切符が棚にずらりと並んでいます。
主様は硬券切符欲しさに運賃表と睨めっこ。
結局、千頭~尾盛間の切符を購入したとのこと。
駅員曰くもう入っていいですよとのことで、改札口をくぐり6番に向かいます。
列車はまだ入線していません。
先の画像のホームから見て右側の車両が入れ換えをして入線します。
機関車は205号。
なるほど、先ほど踏切で見た機関車が牽引するのですね。
駅名板と0kmポストを撮影。
井川線の車両のドアは、すべて手動ドア。
自動ドアなんて気の利いたものはありません。
上のレバーでドアの開閉、下のレバーで錠の開閉を操作します。
9時3分に金谷からの普通電車が到着。
平日ということもあってか、乗り換え客は数名程度。
千頭から乗車の自分たちを含めた、10名にも満たない乗客を乗せて出発です。
出発するとすぐに次の駅、川根両国駅に到着します。
列車交換可能駅です。
運転士・車掌が所属する両国乗務区や車両整備を行なう両国車輌区が併設されており、本線上には機関車が停まっていました。
車掌さんの観光アナウンスとともに列車は進んでいき、随所でアナウンスが入るため車窓を楽しむことができます。
駅を出るとすぐに大井川に掛かる両国吊橋が車窓右手に見えます。
沢間駅に到着。
1969(昭和44)年まで、この駅から千頭森林鉄道が分岐していました。
寸又川の奥深くまで伸びており、林鉄マニア垂涎の路線ですね。
客車5両の編成ですが、後ろの車両はホームからはみ出してしまっています。
ホーム自体も非常に低く、簡素なものです。
1駅1駅車掌さんが降りて、乗降の確認と発車の合図をします。
右から大井川、左から寸又川、横から横沢の三川が合流します。
この辺りは三又峡(さんまたきょう/漢字や呼び名が間違っていたらごめんなさい…)と呼ばれています。
土本駅に到着。
日中だというのに薄暗く、写真がぶれてしまっています…。
駅から少し離れたところにお墓がありますが、墓石には土本家と!なるほどです。
次の川根小山駅は交換可能駅で、「訓練列車」なるものとすれ違いました。
車掌さんの説明がありましたが、どのような列車かは失念してしまいました…。
右手に茶畑が見えます。
この辺りのお茶は、川根茶と呼ばれているそうです。
奥泉駅に到着。
交換可能駅で、寸又峡および閑蔵駅へのバスの乗り換え駅でもあり、駅員が配置されています。
ここから、中国人の団体観光客がたくさん乗車してきました。
駅員さんが手を振って「いってらっしゃい」のプラカードを掲げてお見送りしてくれます。
車窓右手に県道388号接岨峡線の泉大橋が見えます。
この辺りは風の通り道となっているそうですが、今日は風がなく大井川の水面に合わせ鏡のように橋が映っています。
車掌さん曰く、なかなか見ることのできないとても珍しい光景とのことです。
アプトいちしろ駅の手前では、長島ダムが出来る前の旧線が左手に分岐していきます。
が、少し行ったところで路盤が激しく崩壊しています…。
人の手を離れると自然が牙を剥くのですね。
逆に、沿線の治山や保線に多大な技術と労力が投入されていると思うと、関係者に頭が下がります。
ここを過ぎるとまもなくアプトいちしろ駅です。
井川線の見どころ(核心部分)が何も紹介されていませんが、今日はここまで!
その2に続きます。