12月16日(土)
この週末は18日(月)が休みで3連休でしたので、スイッチバックで有名な木次線と2018年3月31日限りで廃止となる三江線に乗るべく、青春18きっぷを使って出かけました。
大まかな行程としては…
1日目 木次線→三江線沿線に宿泊
2日目 三江線を1日満喫→沿線に宿泊
3日目 三江線→広島観光→帰宅
です。
まずは、木次線に乗るべく夜行バスで広島県三次駅まで向かいます。
栄オアシス21からバスが出るので、名鉄瀬戸線で栄町駅まで。
この日は、瀬戸線で1編成しかいない3300系電車(3306編成)に乗ることができました!
レア度が高く、個人的にはラッキーな気分になりますw
瀬戸線専用車の4000系電車(たくさん走ってるやつ)とは、顔つきが違います(`・ω・´)
クリスマスが近いということで、オアシス21はイルミネーションがきれいでした。
オアシス21のバスターミナルは、名古屋市営バスや愛知・岐阜・三重の各方面を発着する近距離高速バス、夜行高速バス等が次々とやってきます。
帰宅客に混じってバスの到着を待ちます。
今回乗車する夜行バスは、広島ドリーム名古屋号。
JR東海バスと中国JRバスの共同運行便です。
本日の担当は、JR東海バス。
日野セレガHD(ハイデッカー3列シート)でした。
数名の乗客を乗せて発車します。
大半の乗客は、次の名古屋駅(新幹線口) から乗ってきます。
栄始発だと自宅から乗り換えなしで行けるので、便利ですね(^^)
名古屋駅を出発してしばらくすると眠りに就いたのですが、以前乗ったときに停車していた岩塚駅前に停車せず。
話は飛んで翌朝の休憩箇所ですが、以前は中国自動車道七塚原SAだったのが道の駅世羅に…。
三次駅への到着も以前よりも遅かったので、経路が変わったのかな…?と思っていたら、2017年12月1日から岡山JCT~三次東JCT間の経路が岡山自動車道経由から尾道自動車道経由に変更。
庄原IC停留所が廃止となり、同時に岩塚駅前停留所も廃止になったとのこと。
三次駅の到着時刻も5時50分から6時12分に変更になっていました。
なるほど、納得です!
ほぼ定刻に三次駅に到着。
6時を過ぎても真っ暗です。
近くのコンビニへ食料調達に行き、再び三次駅へ。
6時55分発の備後落合行きに乗ります。
目の前の列車は広島行き。5両編成とローカル線では長い部類ですね。
改札前にはこんな掲示が…
普段は1両の列車がコトコト走る路線なので、三江線の人気ぶりが伺えますね(^^)
2番ホームへ移動。
備後落合行きは、キハ120形気動車の1両編成。
7時近くになっても、まだまだ暗かったです(^^;
土曜日ということで学校の授業か部活動があるのか、途中駅からは学生さんがたくさん乗ってきました。
この辺りの路線は、普段は高校生などの通学利用がほとんどなのでしょう。
学生さんたちは、みんな備後庄原駅で下車してしまいました。
そして残ったのは、自分と親父と、旅人と思しき他2名。
備後庄原駅で下車しないということは、木次線も同じ顔ぶれであることがほぼ確定ですねw
備後落合から先は、接続列車が1本しかありませんのでww
備後庄原を過ぎると山間部へと入っていきます。
沿線には雪がちらほら…。
まさか、広島県で(今シーズン初の)雪景色を見ることになるとは思いもよらないことでした。
木次線の線路が近づいてくると、まもなく備後落合駅です。
それにしても、しっかりと雪がありますね!
備後落合駅に到着。
次の列車まで時間があるので、駅構内を散策してみます。
備後落合駅は、今でこそ山間の静かな小駅(無人駅)で民家もまばらですが、かつては機関車の付け替えや列車の分割併合など行なう運転上重要な拠点駅でした。
そのため、多くの駅職員がいた(鉄道官舎があった)とのこと。
今も駅構内に、栄華の面影が残っています。
1両の列車が停車するには長すぎるホームに、たくさんの線路(側線)。
たくさんの信号機があるということは、今もそれだけ線路が生きている証。
駅構内の山側に目をやると、いくつか建造物が残っています。
転車台と貯炭場(?)の跡でしょうか。
転車台をアップ。
再整備してSLでも走らせたら…と思うのは、自分だけでしょうか。
右の線路が木次線、左の線路は芸備線三次方面。
芸備線新見方面。
2・3番ホームから見る駅舎。
構内踏切上で。
1番ホームから見る2・3番ホーム。
列車の本数は、3方面併せてこれだけ…。
駅舎内部ものぞいてみましょう。
こじんまりとした待合室には、掲示物がずらり…。
旧構内施設配置図
記念写真やポスター
まだ時間があるので、駅周辺も散策してみましょう。
外から見た駅舎。
駅入口。
個人的に好きな、建物資産標がありました(^^)
建物の素性を知ることができます。
昭和10年11月築。
駅前の観光案内図。
ボロボロでした…。
果たして、これを見て観光に出かける人はいるのでしょうか。
観光案内図の右隣には、桜の古木がありました。
駅開設当時に植樹されたということは、昭和10年ですね。
駅前通りを下っていきます。
タクシーの営業所があったようですが、現在は建物のみ残っています。
立派な家ですね。
以前は、旅館だったそうです。
橋を渡ると国道183号(&国道314号)に出ます。
一応、駅前の道路は県道234号備後落合停車場線だそうです。
少し東の方へ歩くと、備後落合簡易郵便局があります。
山間部の集落や田舎町に来ると、ついつい郵便局を探してしまいますw
郵便局があるということは、それだけ人の営みがある証だと思っています!
国道沿いの電子温度計は、0℃と表示されていました!
寒い!!
国道沿いに川が流れています。
ちなみに、上の画像に小さく写っている青い服を着た人物は、近所にお住まいの元国鉄職員でSLの機関士をされていたとのこと。
備後落合駅の歴史を語り継ぐべく、列車の待ち合わせ時間に訪問客に対して話をされています。
この日も、4人だけでしたが待合室で熱心に語ってくれました(^^)
待合室内の掲示物の大半は、この方が作られたとのことでした。
さて、次に乗る木次線の木次行き列車がやって来ました。
こちらもキハ120形気動車1両ですね。
例のおじさんは、トイレを清掃していました。
毎日清掃されているからトイレがきれいに保たれているんですね!
この方の、備後落合駅への愛情・愛着がすごく伝わる瞬間でした(^^)
ちなみに、トイレも昭和10年11月築でした。
次は油木駅。
信号が青に変わりました。
まもなく出発です。
その2に続きます。