12月16日(土)
芸備線備後落合行き列車に乗っていた4名を乗せて、木次線の列車は三次方へ発車していきます。
青春18きっぷシーズンだというのに、この閑散ぶり…。
自由に動き回れる(写真撮影できる)ので、その点では喜ばしいことですが、利用客の少なさを痛感します。
芸備線との線路の差がどんどん開いていきます。
※線路が写っている写真の大半は、一部区間を除いて後方から撮影したものです。
山間部の集落をかすめて進みます。
標高が上がり、先ほどよりも雪が多くなってきた印象です。
油木駅に停車。
当然のように乗降はありません。
かつては島式ホーム1面2線でした。
列車はエンジン音を轟かせながら急勾配をグングン登っていきます。
森を抜けると、急に視界が開けてきました。
車窓左手にゲレンデとリフトが見えます。
三井野原スキー場です。
まだ営業を開始していないような感じです。
もう少し進むと道路沿いに何軒か旅館があります。
後ろの白い斜面も、昔はゲレンデだったのでしょうか?
三井野原駅に停車。
この辺りは、中国山地の分水嶺になっています。
JR西日本の駅の中で最も標高の高い駅(727m)です。
かつては、広島や福山から直通のスキー列車が運行されていたそうです。
今は使われていない、古いリフト跡もありました。
三井野原駅を発車すると、急な下り坂に転じます。
この先、木次線車窓の最大の見どころ(観光客的にはねw)である、国道314号の奥出雲おろちループが進行方向左手に見えます。
備後落合から木次線に乗る際は、ぜひ進行方向左側に座りましょう♪
ループが見える区間は、観光サービスも兼ねて徐行運転してくれます。
この日も、4名の乗客のために徐行してくださいました。
真っ赤なアーチが目を引く三井野大橋。
二重ループになっているのがよ~く分かります(^^)
ぜひとも車で走ってみたいですね!
ループの縁を走ります。
ここからも二重になっている様子が分かります。
その先には、マニア的な最大の見どころ(笑)である出雲坂根駅の3段スイッチバックが控えています!
※ここからしばらくは、先頭から撮影しています。
1段下の線路が見えてきました。
ここのスイッチバックは、本線上で列車の進行方向を逆転させる通過不可能形です。
減速してゆっくりとシェルターの中へ入っていきます。
1回目の折り返し地点。
ここで進行方向が変わります。
運転士が反対の運転台へと移動します。
先ほどまで後方だった運転台が今度は先頭になります。
信号が注意現示(黄)に変わり、ゆっくりと動き出します。
上から2段目の線路に入ります。
横に視線を向けると、先ほど通ってきた線路が見えます。
3段目の線路が近づいてきました。
まもなく出雲坂根駅に到着です。
駅舎とは反対側の2番のりばに入線します。
2回目の折り返し地点はホーム上にあります。
出雲坂根駅舎。
2010年4月にできた新しい駅舎で、2009年までは古い駅舎が残っていたとのこと。
在りし日のお姿。
※画像はイメージです
ホームの片隅には延命水と呼ばれる湧き水があります。
車で汲みに来る方が結構いらっしゃるとのこと。
再び進行方向が変わり、左下方へと続く線路に入ります。
もちろん、運転士も再び移動です。
信号が進行現示(青)に変わり、出発進行です!
ポイントを渡り、上から3段目の線路へ。
あっという間に高低差がついて、別々の方向へ…。
JR西日本では唯一の3段スイッチバックはこれにて終了です。
八川駅に停車。
かつては相対式2面2線でした。
映画『砂の器』では、当駅の駅舎が亀嵩駅という設定でロケに使われました。
出雲横田駅に停車。
相対式ホーム2面2線で、当駅折り返しの列車があり、列車交換が可能です。
立派な駅舎もあります。
亀嵩駅に停車。
松本清張の小説『砂の器』に登場し、一躍有名に…。
駅舎には「扇屋」というお蕎麦屋さんが入っています。
ここで、自分たち以外の2名が下車しました。
この駅も、かつては相対式2面2線だったようです。
進行方向左手にサイクリングターミナルが見えてくると出雲三成駅に到着です。
相対式2面2線で列車交換が可能です。
1両には長すぎるホームですね…。
この駅で、出雲横田行き列車と交換しました。
委託の職員さんが列車を見送ります。
出雲八代駅に停車。
昔の改札跡でしょうか。
かつては相対式2面2線でした。
映画『砂の器』では、当駅のホームが亀嵩駅という設定でロケに使われました。
下久野駅に停車。
開業当時の駅舎が残っています。
かつては島式ホーム1面2線でした。
日登駅に停車。
ここも開業当時の駅舎が残っています。
木次駅に到着です。
この列車は、木次駅止まりなので一旦下車します。
その3に続きます。
Posted at 2018/01/12 23:45:08 | |
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