リトラクタブル ガタつき 調整
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
以前から、段差を超えた時にフロント側からガチャガチャ異音がする。カタカタという感じではなく、バッテリーが暴れているような重量物の音です。
バッテリーの固定や足回りなどを全て増し締めしても解消せず。ショップで見ていただいても原因不明。
ずっとヤキモキしていたのですが、先日サーキット走行時に、「リトラが揺れている」と指摘をいただきました。
調べてみると、リトラオープン時はガタは無いのですが、左側のリトラがクローズ時に、上方向にガタがあることがわかった。
これは見落としてた!
早速バラしてみることにしました。カバーを外して、さらに左右のボルト4本を外してライトユニットを外します。
2
右側のリトラユニット。ランプを外した状態。
オープンにしているとガタはない。でもクローズにすると上に動く。
どうやって動きを制御してるのだろう?モーターにトリム調整はない。ゴムに突き当てて固定しているみたい。そのゴムがネジ式になっており、この位置調整で対応しているのか。なるほど。
3
さらにじっくり観察すると、リトラユニットの下部に開閉リンクがどうも怪しい。
使用されているボルト(?)が正規部品ではなさそう。
4
こちらが左側のリンク。これが正規構造だと思われます。
5
恒久対策としては、ディーラーで部品を入手するとして、暫定のガタ止めの対策として、ここの突き当てのゴム付きボルトの高さを調整してみる。
6
ガタがなくなるまで伸ばしてみると、ガタは改善するものの、リトラがボンネットより上に出てしまいます。カッコ悪い。。。
7
どうやらネジ調整のレベルではなく、リトラユニット自体の取り付けに問題がありそう。良く見ると取り付け部にシムも挟んであります。
というわけで、さらにバラします。
リトラユニットの固定ナットを外すには、フェンダー側からのアクセスが必要です。
タイヤを外し、エアコンコンデンサーの上のインナーフェンダーを外すとナット2か所にアクセスできます。
8
リトラユニットを車体から外して、じっくり観察。前オーナーの時代にに色々あったようで、多少ゆがみもあります。
ガタ調整したり、シムを入れたり、ちょっと矯正したり調整します。
カバーを仮組して、リトラをオープン・クローズしながらボンネットとのスキを調整して、、、何度も何度も、、
ようやく見れるくらいにはなりました。
それにしてもリトラの調整は手間がかかる。。。
これって量産時に生産ラインでどうやって調整してたんだろ。。。
リトラはカッコイイけど、機構は重いし、外部突起だし、調整は面倒だし、、、
今後新車でリトラの車は生まれてこないな、、、と実感しました。NSX大事に乗ろう。。。
でも勉強になりました。車いじりは楽しいです。
課題のガタ音は多少改善したものの、まだ完全には解決せず。。。
あとは、、、怪しいのは、ラジエーターをゆすってみると動きが大きい気がする。固定構造ってどうなってるんだろう。勉強しよう。
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