
ワニの強力な武器、その一つは口です。
噛む力は脅威的なものなのですが、実は開く力と
いうのは噛む力と比較にならない位貧弱なのです。
噛む為には開くという行為が必要な訳で。
もし万が一公園や水辺を散歩中にワニに出くわした
場合には、口を開く前にすかさず双手で顔に抱き付き、
手持ちの上着やバッグの紐などを利用して口を開か
ないようにしましょう。
・・・・さて。
現在マイPCには新調したHDDとSSDがそれぞれ1台、旧PCから抜いたHDDが2台
装着されてます。
旧PC搭載のHDDは運転時間2万時間超え(サーバ用は3万超えてますが)。
ISRTが構成できた通り、マザーボードにRAID構築機能がありますので、
ものは試しに旧HDD2台でRAID1ボリュームを作成してみようと思います。
仕事ではRAID0/1/5/10と色々使ってますが、自宅じゃはじめてですね、そういや。
[RAID1とは]
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二重化 (ミラーリング)
RAID 1は複数台のハードディスクに、同時に同じ内容を書き込む。
これをミラーリングと呼ぶ。 RAID 1は最もシンプルなRAIDであり、
耐障害性の高いRAIDである。 また、RAIDの最大の弱点である
RAIDコントローラの故障にも対応しやすい。
RAID 1には最低2ドライブが必要である。
一台が故障した際に、もう一方も同時に故障する可能性は低く、
システムは稼動し続けることが出来る。
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要は耐障害性をあげる策の一つです。常に複数のHDDに同じデータを書くことで、
1台が壊れたとしてもデータ消失を回避する事ができる仕組み。
その分総容量は犠牲になりますが、まぁそりゃ仕方がないという事で。
あ、そうそう。
この前の「ファーストサーバ事変」のように、ユーザが過失の有無を問わず削除動作を
行った場合には原則復帰できませんのであしからず(汗
RAID構築にあたり、まずは2台のHDDから、必要なデータを退避させます。
構築前にやっとかないと、元のデータはデジタルの狭間にすっとんでっちゃいますから
気をつけましょう。
選別・整理・重複データの削除などを行いながら実施した為、実はこれに昨日半日を
費やす事となってしまいました・・・・。
あ!そうだ。ここで
注意書きです。
最初の作業としては、UEFIまたはBIOSで、S-ATAの動作モードを[RAID]を選択する事と
なるんですが、現時点でS-ATAモードを[AHCI]にしている場合にそれやっちゃうと
(IDEでもかな?)、OSが起動しなくなりますのでご注意くださいませ。
回避方法としては動作モードを切り替える前に、レジストリ操作が必要となります。
また、先程も書きましたが、RAIDを構築するという工程上、HDDに元々有ったデータには
アクセスできなくなりますので、その辺自己責任で・・・・。
手順ですが、UEFIまたはBIOSで、S-ATAの動作モードを[RAID]にしている場合は、
電源投入または再起動時に一瞬だけ、RAIDに関する画面が表示されます。
自分のマザボ(Z77A-GD65)の場合には、その時にCtrl+Iを押すと、Option ROM画面が
表示されます。
私の環境の場合、現時点でRAIDボリューム扱いになっているのは、SSD上に生成した
ISRTのキャッシュ領域と、残りの容量でパーティション切ったら勝手にストライプボリューム
扱いされている部分。
今回はPhysicalDevicesの4と5でRAID1を構築します。
メインメニューの[1. Create RAID Volume]から、実際の構築画面に入ります。
ボリューム名、RAIDのレベル(今回は1)、容量を指定し[Create Volume]を実施。

Disksがグレーになっているのは、すでに前画面でのPhysicalDevices0と1番が、
今回のRAIDボリューム作成に利用できない為で、かつRAID1構築には最低2台の
HDDが必要であり、そもそも選択肢がない為、です。
RAID0と1については、あっというまにボリューム生成が完了します。
RAID5などについては、ちょいとばかり構築に時間かかるかも。
構築後のOptionROM画面は下記の通り。

RAID Volumeの3番として、RAID1ボリュームが追加されました。
またPhysicalDeviceの4と5番は、RAID Volume3番のメンバーディスクとなりました。
OS起動して、ディスクの管理から見てみると、元々2ドライブに別れてたHDDが
一本になって見えるようになってます。
ここで初期化・フォーマットして、RAID構築作業は完了・・・と思いきや、
なぜか「インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジー」のシステム画面では、
"初期化済み : いいえ"と表示されていたので、念のためこの画面から初期化を
再実行・・・しながらこの記事書いてます。この辺よくわからんなぁ。

↑では"ライトバック キャッシュ"が有効となっていますが、ホントのデータ保護の意味では
RAID構築直後の無効のままがいいかもしれませんね。
あ、あと、RAIDボリュームにしたデバイスは、CrystalDiskInfoの画面では
ドライブレターが表示されなくなります。私の場合何ひとつドライブレターが見えません(汗

なんか異常が検出された場合には、ドライブレターから判断するのではなく、
そのドライブのシリアルナンバーから特定して、異常への対応をする必要がありますね。
ホントはこのRAID機能、優先すべきなのは自宅サーバの方なんですけどねぇ(汗
今使用しているマザーボードにはその機能が無いので・・・。
Windows2000やXP時代から、実はOSがソフトウェアRAID機能を持ってはいるんですが。
旧PCのマザーボードはハードウェアRAID対応だから、いっその事いれかえるかなぁ。
OSもサーバらしく、おそしの旦那オヌヌメのWindows Home Server 2011にしてみるとか。
ちょうどメールサーバを切り替えたいと思ってたのもあるから、いいタイミングなのかも
しれないなぁ。
※最近車輪の絡むネタが欠乏している為、せめて扉絵だけは・・・と(笑