
今年の夏に新調しましたエンジンチェーンソー。
ハスクでもスチールでもなく、マキタの「MEA3201M」を
購入しました。
程よいバー長さとパワー、んでもって価格にピンときまして。
購入した途端、先月の台風が発生。
竹林整備してシイタケ育てようというのが第一目的だった
のに、台風通過後毎週のごとく、自宅裏庭だったり墓地
だったりと、倒木伐採作業に汗する日々となっとります。
で、使ってみてこのチェーンソー、実に具合がいいですね♪
そこまで重くもなく、パワーもクラス相応にしっかり。
んでもって始動性も申し分ないし、レスポンスもすこぶる良好。
再始動についても、左手に本体もったまま右手でスターター引いて始動OKなのが、
非常~に気持ちようございます。あ、もちろんスターターロープ引きながら、
ピストンの位置を把握できる感覚がないとケッチン喰らいますが(汗
あと、チェーンの伸びに対する調整が、工具レスで出来ちゃうのも便利ですね。
とくに新品チェーンは伸びがでるので、こまめに張りチェックして調整しないと
脱線しちゃうので・・・。
休日の一昨日をほぼ一日作業に費やしたので、しっかり整備もしないとですね。
※ホントは当日すべきでしょうが、伐採作業以外にもそれらの撤去やら、倒れた
墓石を起こして設置したりと、もう体力を使い果たして・・・・。
丸一日使ったチェーンソーの汚れは、大体こんくらい。意外にキレイなのは
水溶性チェーンオイルのお陰?? まずばエアブローで全体的汚れを落とします。
カバー外すとこんな感じ。まぁそんなもんでしょ。
カバー裏側はこんな感じ。相応の木くず&チェーンオイルのカスが・・・。
これまたエアブローであらかたカスをやっつけます。
ガイドバーの隙間に詰まったカスも確実にやっつけしょう。ここは大事なオイル
流通部分になりますので。
細くてぼちぼち強度のあるもので、ガイドバーの隙間をホジホジすると、もりもりと
カスがでできます。
チェーンの目立て作業も今回の作業に含めてますので、洗剤等も使用して脱脂洗
します。
水分はエアブローでぶっ飛ばします。
ソーチェーンはオンロードバイク用みたいなシールなどがないので、洗剤+歯ブラシで
汚れ落とししてから、パーツクリーナーで脱脂します。目立てするんで脱脂必須です。
クラッチカバーのスプロケットは、バイク同様消耗品です。摩耗など確認します。
ここから組み付けとなります。チェーンには方向性があるのでお間違えなく。
脱脂したままの状態で組み付け完了。
これから目立て等の作業となります。自分はまずこの時点で、チェーンに作業目印の
マーキングをしてます。
チェーンの目立て方法については、チェーンないしチェーンソーの仕様に従います。
私のコレの場合の基本は、4mm丸ヤスリで、角度は30度。
この部分の刃の場合はこの赤線の角度となりますが、逆の刃はその逆で。
デプスケージに溝切ってあるヤツがあるので、それをあてがいながらやることで
誤差を減らす事ができます・・・が、正直面倒くさいのと、そもそも丸ヤスリあてがって
みたらどの角度で削るべきかが手に伝わるので、私はフリーハンドでいきます。
ヤスリ掛けで力を掛けるべき方向ですが、原則上刃の鋭角部に向かって押す方向
(この刃の場合は画面下から上方向)となります。
刃全ての目立てが完了したら、今度はデプス調整という地味に大事な作業です。
チェーン上の刃のついてるコマには、刃の部分と、その反対側に突起があります。
この刃と突起の高さの差(デプス)が、切断の速度に影響します。
デプスが少なすぎると、刃の切れ自体はよいものの切断に時間がかかり非効率。
デプスが大きすぎると、切断対象に刃が引っかかり過ぎて、震動もでかいは、
悪名高き「キックバック」の危険性が。
目立てに較べて超地味ですが、大事な作業です。
デプスゲージを当てて、規定のデプスであるかを確認します。
目立てを進めて上刃が減ってくると、その分デプスが少なくなり、ゲージから
突起部分の頭がコンニチワします。
そういう部分に対して、平ヤスリをあてて削って突起の高さを調整するわけです。
削った部分については、加えて丸みがあるようにします。受ける震動に差がてます。
目立て・デプス調整が済んだら、エアフィルターを掃除します。
カウルのゴム栓を外してトルクスを緩めると、エンジンとエアクリがご開帳となります。
フィルターを外したら、チョークバルブを閉じるなり、ウェス突っ込んどくなりして、
キャブがゴミ吸わないようにしていたほうがよいですね。
ぼちぼち木くずが付着しているので、お掃除します。
ただ、いかんせん木くず。フィルターの裏側からブロアーかけてもなかなかとれませんので、
ブラシだったり何だったらで落としてから再装着します。
ひととおり整備作業が終了したら試運転です。
ガッツリ脱脂してますので、チェーンやガイドバーにローラーがついている場合は
その軸に極少なめに注油してから試運転を実施します。
相応にエンジンを吹かしたりして、正しくチェーンにオイルが供給されているかを確認し、エンジン停止します。
今回の作業以降の次の活躍が直近にありませんので、燃料を本体から抜きます。
タンクから燃料を抜いた状態でエンジン掛けて、自然にエンジンが停止するまで待ちます。
この時吹かしちゃダメダメです。
エンジン停止して、熱が冷めたらチェーンカバーを付けて格納します。
これで一通り、整備作業の完了がございます。お疲れ自分。
今現在こいつの格納場所は、もとの梱包段ボール箱に、梱包用透明PPテープで
補強したものとなっていて、ちょっと寂しいところです。
立派に「凶器」ですので、相応の容器に収納したいのですが・・・orz。
箱の中身は以下の通り。
●チェーンソー本体
試運転時のチェーンオイルが垂れるので、本体下にウェス敷いてます。
●2ストオイル
カストロールのPower1 Racing 2Tを採用(笑。
ハイレスポンス&ロースモーク。エンジン暖まるとノースモーク。
50:1の混合比で運用。本体燃料満タン(500cc弱)に対して10cc前後しか使わないんで、
「趣味的に、まぁいっか」みたいな感じ。
●ブレンドタンク
ガソリンと2ストオイルの混合用タンク
●チェーンオイル
水溶性チェーンオイルを利用してます。環境性能を考えたら植物性ですが、
価格が・・・・orz 2ストオイルに対して意外と喰うんでですよね。
●ヤスリ(丸・平)・デプスゲージジョインタ
目立て・デプス調整に。
●純正工具
プラグレンチとドライバのコンビ。使ったことなし。
●防護メガネ
ツルが笑っちゃうほど顔のサイズに合わないまので、紐を追加。
久々のblog更新ですが、これっぽっちもクルマと関係がないというのが(笑。