
先週末の11/3、ツーリングから戻ってきてから
白井さんをお迎えにいきました。
10/8からの預けだったから、ほぼ1ヶ月・・・。
なんやかんやで長かったなぁ(汗。
長かったのは「せっかくだから」といろいろやった
ってのが結構効いてんので、ほぼ自爆ですwww。
■ミッションについて

「中古ミッションに載せ替える」というのが一番手っ取り早いし、おそらくは一番安く済む
手段だったかと思いはしたし、十中八九その通りなんだろうと思いました。
ただ当方はスペックC、一番タマ数が多いであろう普通のSTIの6速ミッションの場合、
特殊装備であるミッションオイルクーラーが、多分使えなくなるだろう事が気になって。
諸処に無理をお願いして、このミッションケースのまま修理をお願いする事に。
結果として、駆動系スペシャリストの手組みによる、特別な1基となりました♪
本当りありがどうございました。大事に使わせていただきますm(__)m
また走れると同時に、常日頃ストレスに感じていた「油温が一定温度以上になるとほぼ
確実に4速がガリッと言う」症状からも解放されました。自分が現象の発端で、
クルマを廃車にするとき、もしくはO/Hまでずっと引きずる問題だったんですが、
これにて無事解消。
■せっかくなので・・・フロントに機械式LSD

入れてみました。クスコの機械式LSD。動作は1Way、カム角は45度。
先述のスペシャリストの助言から、あえて内バネのTypeRSではなく皿バネのTypeMZ。
組み付けもスペシャリストに依頼。
こういう機会でないと、なかなか重い腰、上がってくれないですからねぇ。
資金に余裕がありゃ別の話なんでしょうけど、いかんせん私は現役IT土方です。
在庫状況が状況だったとはいえ、自社製品で無いものを組ませてしまって、その点は
非常に心苦しかったのですが・・・。
総走行距離15万km超で、初めてこのクルマに多板クラッチ式フロントが載りました。
サーキット走行において、強力な武器になってくれる事を超期待。
ただ、暫くは走らせ方に悩んじゃうんだろなぁ、多分。
ただ今ミッションと共にA.S.H.の「PSE GEAR 80W-90」にて馴らし中で、昨日の時点で
走行距離300km越えてますが、チャタリング音はまず聞こえてきませんね。
バックラッシュ調整も完璧なのか、うなり音っぽいのもサッパリ。すばらしい。
ただ、ジャダーを伴う発進をしちゃった場合には、ジャダーから1テンポ遅れてセンター
デフかプロペラシャフト?リアデフ?のあたりから音が出ます。
ステアリングの感覚がこれまでと全くちがったものになったので、乗り出して数日は
やっぱステアリング操作に緊張しまくってましたね。
普段乗りする分には、今はもうなんて事ぁないんですが、サーキットで走る時はまた
ドキドキなんでしょなぁ・・・。
■さらにさらに・・・クラッチをカーボンタイプに

元々装着していたEXEDYのツインプレートクラッチは、プレートの片側だけ異常摩耗する
残念な状況になってしまってましたので、このタイミングでまるっと交換。
選んだのはATS&ACROSSのカーボンクラッチです。
シングルにしたのは、なんかもうツインが嫌になっちゃった(汗 からで、圧着力は
あえて高圧着1600kgではなく1300kgに。フライホイールも軽量タイプの設定があるものの
通常タイプへ。それでもシステム全体の重量には3kg超軽くなってます。

フリクションプレートの有効面積は、よくあるメタルの3枚羽根と較べて広く感じます。
ただこれ無茶苦茶軽いっす。パネル単体だと160gしかないんだとか。
馴らしの段階でもあるため無茶な事はしてませんが、冷間で滑るみたいなところも
今んとこでてないですね。今後も出ないで欲しいところです。
馴らしの進捗確認として「300km走行後フル加速して、滑ったら+300km」という風に
取説にもかかれてますが、それはせずに地道に2,000km位時間かけて慣らして逝こうかと。
それ相応に高圧着、んでもってフリクションプレートの摩擦係数も相応にありますので、
下手な操作をするとジャダーが発生する事もまれにあります。
異音やシャラシャラ音は今の所聞いたことありません。
3000rpmあたりでパーシャル走行してると出る歯打ち音は、これは仕方ないし、この音が
する事は慣れてるので問題なし。
思わぬ副作用として、エンジン始動時の一連の音が恐ろしく自分好みになりました。
各所の負担にならないなら、3遍くらい始動と停止を繰り返したい位です(爆。
作動方式が純正のプル式からプッシュ式になりましたが、別になんの問題もない感じ。
プル式にこだわる必要はイマイチ感じないですね。
■微調整
ココはホント、オートランド熊本の皆様とスペシャリストにお手間掛けさせてしまった部分。
もともと自分のクラッチペダルは全体のストローク量が多く、ミートポイントがかなり手前。
これはツインプレートでもしっかり切れるようにと、それはそれで考えて設定してた
部分だったのですが、やはりいろいろロスが多い。

今回とある加工を施されたGDA用純正レリーズシリンダーを、スペシャリストから送って
いただいてました。
これをベースとしていろいろ調整していただいたんですけど、どうも「気味悪いクラッチ」を
良い感じにもってく事ができず。ペダルめちゃ軽なのは楽ではあるんですが。
スペシャリストとの相談の結果「作業場に転がってた奴送るから、それ試してみて♪」と
送られてきたのは"転がってた"とは思えない、どうみても新品のGC8用レリーズシリンダー(汗。
ペダル踏力の増加はやむなく発生してしまうものの、シリンダーストローク量は10数%
アップするとの事。
こいつで一昨日閉店間際に組み直していただいて、代休取った昨日にフィーリング確認と
再調整。ドンピシャで気持ちいいストローク&ミートポイントになりました♪
ここにたどり着くまで何度となく再調整でお手数おかけしてしまったのは、なんちゃない
自分の左足の超鈍感さが原因だと重々承知でございます・・・m(__)m
■その他モディファイとか
その①
インマニとインタークーラーを接続するホースを、純正からクスコが販売するものに
替えました。

純正のホースは、膨張対策としてラバー表面に布を貼って樹脂で塗り留めたような感じで
ガチガチだったんですが、これはシリコンベースで、膨張対策の糸っぽいのがサンドイッチ
された感じ。
柔らかくなったことで、インタークーラーの脱着が容易になりましたね。
その②
他オーナーのものと同様に、恐るべき速さでサビがでた、ZEAL Super Functionの先っちょ。

以前に工具のサビ落としに利用した、AZの"サビ取りつや出し"にてサビをおとした後、
シリコングリスをうすく塗りつけて極力酸化を防げるようにしてみました。

まだうっすらとサビが残ってますが、これは次のメンテ時に再処理する事で無くなる
事でしょう。
(全部取るつもりだったが、途中で飽きた)
つか、O/Hないしリセッティングで戻ってくる車高調見てたら、メーカーも間違いなくここが
錆びやすいこと知ってるだろうに、対策しないのは何か深い意味があるのかなぁ。
■そして・・・支払いへ
今回の外見からまったく判らない作業は大がかりだが極めて地味な改修に加えて、
走行会前の油脂類大量交換+タイヤ調達+いつの間にか装着されたレカロのフルバケにより、
トータルの支払い総額は血の気が引くものに(汗。
久々のローンレンジャー加入となりました。
信販会社からのお店の信頼+歴代ローンレンジャーの支払いのクリーンさ、そして
傭兵時代からつけ始めた家計簿を再確認して改めて我ながらヒく、2,000万円強のカード
決済&遅滞なきクリーンな支払いが産み出した、一介の地方IT土方とは思えない
強靱なクレヒスのお陰で、ローン契約書送付してようやくタバコ2口吸った位のところで
契約完了&本人確認の電話が。額が額なだけに手こずるかな?と思ってたのですが。
こうやって、皆様のおかげで私は生きてますwwwww
・・・。まぁ
今回は、走行会でトラブル発生した中で、リカバリ額が一番低い人が総取りする形に
なってますので、マロ氏の修理が終わり次第、全員でHOLY氏にぶりなげますが(爆。
■所感と副作用
今回ホント、いろんな方のお世話になりまくりでした。
この場をおかりして、改めて御礼申し上げます。
白井さん、見違える?乗り違える?ほどきもいの良い状態になりました。
思えばあのツインプレートクラッチ導入がきっかけで、シャラシャラ音による優越感的な
ものはありつつも、その扱いづらさは通勤&出張に使うには・・・。ホント嫌になることが
多かったですもんね。
今回ミッションケース割ってみたら、半分しか仕事してなくってズタズタになってた事を
考えると、多分自分は久々に「ハズレ」ロットを引いてしまっていたんでしょうね。
ミッションも組み上げ直後からスコスコカチカチ、クラッチも扱いやすいし。
久々に白井さんで遠出したくなってしまう、久々にそんな感じですよ今の私は(^^)。
スポーツ走行に関しては、「また壊したらどうしよう・・・」という気持ちよりも、今は
「はよまた走りたい!!」という気持ちの方が遙かにつよいですね~。
ただ、万全を期すためにも、今暫くは丹念な馴らし作業に徹しようとおもう次第です。
副作用・・・としましては。
今まで財政健全化と称して削れるコストは削りまくってて、特にクルマに関する部分は
結構削っちゃってました。
・・・・ですが、今回の支払いでなんか吹っ切れました(爆。
数年ぶりにこんな本、昨日の帰りがけに買っちゃったし。
頭ん中は、
・次はやはりリアも社外の多板クラッチ式LSDか
・せっかく↑いれるなら、保険もかねてデフケースを大容量化せねばな
(インプレッサのリアデフ、オイル容量1L未満なので・・・)
・あ、そそ。以前考えてた、O/Hかたがたの、東名パワードのタービン+燃ポン+
ECUセットも、予防保全(笑)の為にも話しをすすめねばな
と、こんな感じ。
久々にクルマネタで長々と記事書いたなぁ。
多分良い兆候・・・だとおもいますヨ。