・私のCX-60マイルドハイブリッドディーゼル車も走行3,000kmとなりました。
・前に投稿した「CX-60は静か?」において、その問題点を記載しましたが、3,000km程度走行すれば、各部がこなれて、それらの問題点も解消するかもしれないと期待していたのですが、どうもそうではありませんでした。しかも、更に新たな問題点も生じて来ました。
・先行予約までして購入したのですが、その結果、こういう程度の仕上がりの車が販売されたのには、多少ならず失望を禁じ得ないと感じています。
・その内容ですが、
・停車時に室内で聞こえるエンジンアイドリング音がかなり大きいです。ディーゼルエンジンは、寒い季節の始動直後にはアイドリング音が大きくなりがちだとは思いますが、私の前車CX-8より明らかに音は大きく、しかもいかにもディーゼルと分かる音がします。直6ということでより静かでシームレスなエンジンかと勝手に期待していたのですが、この点では期待外れでした。
・20km以下などの低速走行時において、フロア下からガサガサ、ゴソゴソ、ザーザーという異音が聞こえてきます。その音は、しばらく走行して、車の停止に向けi-stop状態になった際には、低速になってもこの異音は発生しなくなりますので、サスペンションが原因ではなく、エンジンやミッション由来の異音ではないかと思っています。3,000kmも走れば、各部がこなれてこの異音が出なくなることを期待していたのですが、残念ながら、期待は空しいものでした。さらに、走行3,000kmに近づいて、逆に、これらの異音に加えて、フロア下からサスペンション由来と思われる異音も時々発生するようになってしまいました。また、サスペンションが堅くてボデイに走行中の衝撃が直接伝わるせいでしょうか、室内のどこからか分からないガタガタという共振音が発生するようにもなってしまいました。とても残念です。
・停車時におけるi-stopですが、エンジン停止の際にエンジンがゴロゴロという音を立てて停止します。その際に振動も伝わってきます。驚くのはその場合のエンジン再始動時なのですが、まるで金属で叩かれたようなゴン!という大きな音がするとともに大きな振動が出ます。この状態は、ハッキリ言ってこういう状態で市販するなど恥ずかしくないのかと思えるひどさだと思います。
・車が回生走行している際だと思うのですが、停止するまで継続してヒューン、ヒューンという音がします。これはモーターの音なのでしょうか、3.000km走っても何の変化もなく鳴っています。
・センターコンソールのエアコン吹き出し口付近の内部から、カサカサという何らかの動作音が頻繁に聞こえて来ます。この音は、走行開始後20分程度経過して、車全体が暖まった頃から発生して、車のエンジンを停止するまで継続します。この辺にファンの風向切り替え用スイッチがあるとのことですが、実はエンジン停止直後にも数回この音が継続して鳴るのです。何が原因なのでしょう。
・高速道路走行時に新しい機能CTS(クルージング&トラフィック・サポート)を動作させて走行するのですが、その際車線の右側に寄りすぎて走行します。もう少し中央を走行するようにならないのでしょうか。また、CTSで走行時に、ハンドルを握るようにと言うオレンジの注意マークが頻繁に出ます。ハンドルに触れているのに出るのです。ハンドルに触れていることを検出するレベルが高すぎるのか低すぎるのか、ハンドルに触っていれば注意マークが出ないように調整して頂きたいものです。
・とある日、高速道路でCTSを使って走行していた際、オレンジの注意マークが出たので強くハンドルを握ったのですが、両手で握っているのにオレンジの注意マークが消えるどころか赤マークになり、そのまま数秒後には「ドライバー異常時対応システム」が動作して、ハザードランプを点滅させ、ホーンを鳴らすなど、これには逆に私がパニックになってしまいました。ごく普通に運転していた状況で「ドライバー異常時対応システム」が動作するなど、かえって危険としか言いようがありません。ですので、その後「ドライバー異常時対応システム」が動作しないよう、マツコネの設定でこれをオフにしてしまいました。何を原因として「ドライバー異常時対応システム」が発動したのか分かりませんが、もし、それが、ハンドルに触れていないと検出されていたことが原因であるのならば、なおさらのこと、ハンドルに手が触れていることを検出するセンサーの動作を適切なものにして頂きたいものですし、それが出来ないということであれば、「ドライバー異常時対応システム」は、あるとかえって危険な、使い物にならないものであると言わざるを得ません。
・3km程度の短距離走行を2,3回程度繰り返すと、次のエンジン始動時に、「エンジン浄化中。P・Lレンジのときは高回転を維持し、浄化後正常に戻ります」が毎回表示さます。
・これに関連すると思われる取扱説明書のプッシュボタンスイッチの注意事項には、「 (SKYACTIV-D) エンジンが暖まらない状態でのエンジン始動・停⽌を繰り返すと、エンジン内部を浄化するために停⾞中のエンジン回転数が⾼くなる場合があります。エンジン回転数が通常の回転数にもどるまでエンジンを停⽌しないでください」とあります。しかしながら、「エンジンの始動停止を繰り返す」というような状況ではなく、数回の状況で、「回転数が高くなる場合がある」ではなく、必ず回転が高くなるのです(1,400回転/分程度)。さらに、「エンジン回転数が通常の回転数にもどるまでエンジンを停⽌しないでください」とありますが、この記載に従って、通常の回転に戻るまで辛抱強く待ってみたのですが、10分待っても通常回転数に戻りません。当然燃費も低下しますのでエンジンを停止せざるを得ません。短距離走行数回で必ずこのような状況になるCX-60マイルドハイブリッドディーゼル車は、街中走行をするなという車なのでしょうか?又、今どき聞いたことがないのですが、CX-60マイルドハイブリッドディーゼル車は、暖気運転を十分しないで走り出してはいけない車なのでしょうか?さらに、アイドリングで高回転を維持している時間が長いと、その際の燃費の減少は、i-stopによる燃費の向上効果を失わせる以上のものなので、はっきり言えばi-stopの意味もなくなる車だということです。結局、CX-60マイルドハイブリッドディーゼル車は、毎回数十キロ以上の長距離を走る以外では使用してはいけない車だと言うことなのでしょうか?
・以上については、ディーラーに全て伝えてあることなのですが、残念ながら今のところディーラーでは何の対応も出来ないようです。
・なお、CX-60マイルドハイブリッドディーゼル車については、燃費を評価する方も多いのですが、それは高速道路等を長距離走行した場合の様です。私の場合は、ほぼ市街地走行の結果ですが、これまでの走行での平均燃費は15.4km/Lとなっています。ほぼ同様な経路を走行していた私の前車CX-8の平均燃費は13.2km/Lでしたから、確かに排気量が大きくより重い車になったのにそれより良い燃費なのは流石です。が、カタログにおける市街地モード(WLTC-l)燃費18.1km/Lには及びません。私のCX-60マイルドハイブリッドディーゼル車も高速道路を長距離走行した場合は20km/L超の燃費を出しますが、私の前車CX-8も高速道路の長距離走行では20km/Lの燃費を出していましたから、特にCX-60マイルドハイブリッドディーゼル車の燃費が優れているという訳ではないと感じます。
・さらに、サスペンションの硬さ。高速走行すると目立たなくなりますが、40km程度以下の低速走行では、道路の凹凸を不要と思えるレベルで伝えるごつごつとした乗り心地です。このため、重厚感やしっとり感は皆無です。高級感は全く感じられません。ハッキリ言えば私の前車CX-8の方が余程高級車でした。
・結局、CX-60マイルドハイブリッドディーゼル車は、高速で長距離走行する場合以外、良さを感じられない車のようです。
・CX-60マイルドハイブリッドディーゼル車、購入したことを今はやや後悔しています。
・なお、以上は私が購入したCX-60マイルドハイブリッディーゼル車に関してのことで、他車とは関係ありませんので、ご注意願います。
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2023/01/23 19:31:06