先日所用でディーラーに寄った。
多少時間がかかる間、CX-5に試乗した。

フロントグリル。黒メッシュでこのアングルでは大きく見える。
薄くなったヘッドランプはクレバーな眼差し。

少し離れるとバランスは良く、整った顔立ちだ。

魂動デザインはどこから見ても美しい。

タイヤは225/55R19。大きい。インチアップはお財布的には困ったもの。

LPackageの内装はラグジュアリー。

コクピットは10wayパワーシートで座り心地もホールド感も良く、適度な包まれ感もあって、スポーティな三連メーター。シートヒーター、ステアリングヒーターも効いて、ラグジュアリースポーツな感じ。
足元も含め操作系を体の正面にしっかり揃えたマツダのコックピット(最適運転姿勢確保)へのこだわりは偉い。

ダッシュボードの質感も十分。

高級感漂うホワイトレザーシート。
が、私が買うとなれば汚れが心配なのでブラックかな。

センターコンソールの質感も高い。
パーキングブレーキが電動式となったので、よりシンプルかつ機能的になり扱いやすい。
ブレーキにはオートホールド機能が付いているので楽ちん。だんだん人のやることがなくなっていく。

チェンジレバーの位置がやや高くなってカップホルダーに向かってスラントしているのでチェンジレバー前の物入は深くなって容量が大きい。
チェンジレバー右側にスポーツモードスイッチ。25Sなので。

ピアノブラック調なのはチェンジレバー周辺のみ。カップホルダーにカバーはなし。

アームレスト内の物入。DC12V端子、AUX端子、2つのUSB端子、そしてマツコネナビ用のSDカード挿入端子と、取り外し可能な浅めのトレイ付き。なのは前と同じかな。

トランクは私の用途では十分。後席を倒せば巨大な空間になる。
先ずはXD LPackage。
エンジンを掛けると、2.2Lディーゼルターボエンジンのアイドリング時の音は随分と静かだ。振動も殆ど感じない。
マツダのディーゼルエンジンのネガつぶし。
私のアクセラスポーツXDは最初期の2.2Lディーゼルターボエンジンだが、これとてアイドリング時の音と振動はディーゼルエンジンとしては静かで振動も小さいし、走り出してしまえばガソリン車よりも音は静かで、エンジンの振動も感じない。
その上、回せばレッドゾーンの5,500回転までスムーズに回る。まぁ、私の走りでは回しても3,000回転までで十分だけれどもね。(笑)
その上で、力強いトルクフルな走りは癖になるほど魅力的。
ただし、アイドリング時の音と振動、そして走り出しの低速加速時の音は、やはりディーゼルエンジンと分かるものだ。
それが、その後導入されたナチュラルサウンドスムーザー、ナチュラルサウンド周波数コントロール、DE精密過給制御によって、このCX-5では、音と振動そしてアクセル操作に対するリニアな反応については、最早ディーゼルらしさがないといっても良いくらいになっている。
先日試乗したアクセラスポーツ2.2XD LPackageも、年次改良を受けてこのCX-5XD LPackageと同じエンジンを積んでいたのだが、その際もエンジンについては同様の感触だった。
ここまで熟成されればもう十分だし、大したものだと思う。
と、言いながらパワーとトルクがアップされたCX-8用のニューバージョンはやっぱり気になる。(笑)
ただし、加速時のエンジン音は案外大きく感じた。
それはディーゼルエンジンという感じの音ではない。勿論ガソリンエンジン的な音でもない。くぐもった感じで、遮音材で音のとげを省いた感じのあまり快音ではないもの。
ロードノイズとかも随分静かなので、逆に目立ってしまうのだが、この音はもっと静かか、あるいは快適に回るエンジンらしさを感じる音だともっと良いと思う。
走らせると、まずは視界が高いことを感じる。
これは、我がアクセラスポーツXDに比較したら当たり前。
視界が高いほうが遠くまで見えて、周囲を見渡しやすいので運転しやすいと感じるか、重心が高くて加速時、ブレーキング時のピッチやコーナリング時のロールが大きくなり、ふらふらしそうで運転しにくそうと感じるかは、人それぞれだろうが、アクセラスポーツXDに乗っている身としてはまずは後者の感覚になる。慣れの問題かな。
ところが、走ってみると重心が高い割には走りは軽快、快活でピッチもロールも小さくコーナーもすいすいと滑らかに走っていける。カシッとした感じだ。
GVCの効果もあるのだろうが、そもそもサスペンションは硬めだけれども、ボディー剛性が高いので、十分にサスペンションが能力を発揮しているが故の走りという感じ。と言ってスポーティ走行した訳ではないので、そういう走りをした場合どうなのかは分からない。
そして、トルクフルで力強い加速力、ダッシュ力は我がアクセラスポーツXDに同等。車重の軽い我がアクセラスポーツXDの方が多少勝っているように感じるが、車重が違うのだから当たり前だし、その差は僅かだ。流石にディーゼルエンジンの大トルクだ。
良いね。
次に25S LPackage。
ガソリン車だ。
当たり前。(笑)
エンジンの違いが全てかな。
ガソリンエンジンだから、ディーゼルのように低回転でのトルクを生かして走るものではなく、やはりエンジンを回して走るもの。
とはいえ、排気量が十分なので必要な低速トルクもあり、気持ちよく滑らかに加速して行く。
が、2.2Lディーゼルターボエンジンと同様な力強い加速を期待するとなると3,000回転以上回す必要がある。トルクで走るというより馬力で走る感じ。
当然、6速ATもエンジン特性に合わせてエンジンをより回転させるセッティングになっている。
音は、こちらが静かかもしれない。長年慣れ親しんだガソリンエンジンの音なので違和感もない。
走りにはそんなに違いは感じなかった。
どちらも良い車だ。
後は好み。
私としてはエンジンを回さずとも楽に走れてしまうディーゼルかなぁ。
我がアクセラスポーツXD購入してから3年ばかりでマツダ車のインテリアと安全装備は格段に進化したし、音や振動を含めて走りも熟成している。フロンドウィンドウに投影するアクティブドライビングディスプレイを見ても欲しくなるね。
Posted at 2017/11/17 21:49:38 | |
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