AUDI Q5 に試乗させてもらった。
Audi Q5 2.0 TFSI quattro 1st edition という特別仕様車。
前から見ると一目でAUDIと分かるグリルアイコン。
近頃はここを大きく、立派そうにするのがトレンドなのかな。
お値段は704万円也。と、流石に中々なもの。
プレミアムブランドだからねぇ。
大きさはCX-5とほぼ同じぐらいだが、車両重量は1,820kgとCX-5XDの4WDより140kg重い。
エンジンの最高出力は252馬力、最大トルクは370NmとCX-5XDより馬力は77馬力大きいがトルクは50Nm小さい。
エクステリアの印象だが、前から見る姿は良いと思うが、それ以外ではボルボのXC60やマツダCX-5などで感じるエモーショナルで素晴らしいな、というものはない。普通だ。(爆)
ドイツ車の質実剛健さとはこういうものかな。
という印象はインテリアでなお一層感じてしまった。
まずダッシュボードがなんともプラスチッキーだし、この値段でシートもクロスなんだね。ステアリングデザインや素材感もいまいち。
例のバーチャルコクピットはオプションだそうで付いていないので、ごく普通のインパネ。
まぁ、センターコンソール付近はそれなりのものにはなってはいるが。
はっきり言って内装のレベルは、良く言っても3年前の我がアクセラスポーツXDと同程度だ。
これにはびっくりした。
先のボルボのXC60の試乗でXC60のインテリアは値段からすれば当然とあの時は思ったのだが、このQ5のインテリアを見て、XC60はとても素晴らしいのだと思い直した。そして値段半額でそれに負けないCX-5やCX-8はとんでもなく素晴らしいのだと改めて認識した。
ちなみに、こちらはさらに高額なQ7の室内。
何とかプレミアムらしくなってきたかな。
Q5もこのくらいのインテリアにして欲しいね。
オプションで出来るのかも知れないが、営業氏に申し訳ないので聞かなかった。(^^;
モータージャーナリストの皆さん、誰もこんなことは言わないので、これは私だけの間違った認識なのだろう。
AUDI車の質実剛健。認識を新たにした。
が、走りの方は素晴らしいのだろう。と、試乗に出発。
先ずはエンジンアイドリング中の室内。エンジンが回っていることも分からない静けさ。これは良いね。
先ずは出だしの停止でガツンとブレーキが効いてびっくり。ちょっとブレーキペダルを踏んだだけでがっつりと効くブレーキだ。
エンジン出力の高まり方はステアリングの重さなどと一緒に、オート、コンフォート、ダイナミックと好みで変更できる。
のは、近頃プレミアムブランドでは当然なのかな。
エンジンは流石にパワフルだ。
車の重さなど感じさせることなく軽々とスピードを上げていく。
が、エンジン回転は滑らかというよりターボ付きであることを誇っているかのようにドッカン型にパワーをアップさせる。2,000回転でぐっとトルク感が高まり、3,000回転でさらに出力が爆発する感じで回っていく。
が、その時はもう相当な速度に達してしまっているので、一般道ではこれ以上エンジンを回転させるのは無理。よってそれ以上のエンジン回転域での感覚は体験出来なかった。
中々に活気溢れるエンジンだ。楽しいね。
足回りも、この程度の試乗でどこも悪いところなどないし、一般道走行ではその能力など分かるはずがない。という感じ。ハンドリングもオート、コンフォート、ダイナミックで重さもクイックさも変わるし、私程度の運転テクニックでは車に乗せられているだけのようなものだな。(笑)
総じて、街中の一般道ではその余裕ある走行性能の一部を使わせてもらって、静かに快適に走って幸せを感じるものだなこの車。
と、今回の短い試乗ではとてもこの車の本当の良しあしまでは分からなかった。
交差点で一時停車した際、見たことのないマツダ車が前を右折していった。
横から見てもなかなかかっこいい。
顔はスカイアクティブになる前のマツダ車の顔だが何だ?
我がアクセラスポーツXD、左折してその車の真後ろになった。
そうか、CX-7か。
記念に次の交差点で止まった際にパチリ。
青信号とともに颯爽と走り去っていった。
一瞬の遭遇。
なかなかにかっこいい車だった。
ボルボXC60に試乗後、同XC90にも試乗させてもらった。
こちらはT6 AWD Inscription というモデル。
T6と言うのは要するにエンジンがターボチャージャー&スーパーチャージャー付のガソリンエンジンということ。
なんとエンジン出力は320馬力、最大トルクは400Nm。
ボディは大きいね。
CX-8に比較すると長さは+5cm、幅は+12cm、高さは+2cmだ。
タイヤも275/45R20と特大サイズで、最小回転半径は6m。
車両重量は2,080kgとCX-8より180kg重い。
でかい。この大きさで世界ではミディアムサイズのSUVか。
お値段は車両本体919万円也。
更に試乗車にはXC60同様にメーカーオプション20万6千円也のチルトアップ機能付電動パノラマ・ガラス・サンルーフと、同じく45万円也のBowers&Wilkinsプレミアムサウンド・オーディオシステムが付いていたので、合わせて984万6千円也。
これだけ高価なもの。内装にも文句などある訳がない。殆どXC60に同じだ。
逆にこのお値段で文句が出るようではどうにもならないだろう。
要すれば当たり前なんだよね。
2列目シート。
3列目シートを倒した状態。
3列目シートにも座ってみたが、CX-8の3列目の方が遥かに広くて快適だ。
こちらは子供用だね。エマージェンシー的には大人も我慢して乗れるとは思うが。
3列目を倒した状態はCX-8に似ているが、フロアの下を開けてもCX-8の様な深い収納スペースにはなっていない。工具が入っていたかな。
走った印象だが、2tを超えるボディだがエンジンパワーは十分で軽々と加速していく。ボディの大きさ、重さなど感じさせない。車にとってパワーは大きな魅力なんだなぁ。と改めて感じる。コーナリングもすいすいと走れるのはXC60に同じだ。が、燃費はあんまり良くないだろうね。
走りの洗練度としてはXC60の方が良かったように思うな。
まず、スーパーチャージャーの回転音が明確に聞こえる。わざと聞かせているのかもしれないけどね。
タイヤも太くて20インチのせいか、ロードノイズが大きい。これはXC60がミシュランなのに対してXC90はコンチネンタルだから?
更に同じく20インチの太いタイヤのせいか、ボディーへの入力が大きいのだろう、時にサスペンションがバタバタとしてボディが揺れる感じが出る。
が、まぁ、とても素晴らしい車だね。大きさは価値ともなる。お金があったら買いたいな。(^^)
日本カーオブザイヤーのボルボ XC60に試乗に行ってみた。
どれだけ凄いのかな。と。
ディーラーにあったのはT5 AWD Inscriptionというグレード。
ガソリン2,000ccのターボチャージャー付エンジン。最高出力254馬力、最大トルクは350Nmとなかなか強力だ。
が、今のところ、ターボディーゼルのD4 AWD、ターボチャージャー&スーパーチャージャー付ガソリンエンジンのT6 AWD、そしてT6のエンジンに電動モーターを付加したT8 Twin Engine AWD は来年春以降の導入で、今はないそうだ。
そしてこのT5 AWD Inscriptionの車両本体価格、679万円也。
流石にいいお値段だね。
更に試乗車にはメーカーオプション20万6千円也のチルトアップ機能付電動パノラマ・ガラス・サンルーフと、同じく42万円也のBowers&Wilkinsプレミアムサウンド・オーディオシステムが付いていたので、合わせて741万6千円也。Σ(・□・;)
ボディーカラーはパイングレーメタリック だったかな。(^^;
大きさ的には全高以外はCX-5よりちょっと大きく、ホイールベースもCX-5より16.5cm長く、タイヤも235/55R19と幅が10mm太いタイヤという訳で、やはりCX-5より少し大きく感じるね。
で、エクステリアはなかなか良いな。
とは思うのだが、CX-5より良いか?と言われると、デザインはCX-5の方かな。
内装は文句はないね。
インパネは12.3インチのデジタル液晶ドライバー・ディスプレイと便利だが、高級感としては時計と同様機械式アナログだろう。好みの問題だけれどもね。
タッチスクリーン式のセンターディスプレイ(9インチ液晶)で殆どの機能をコントロールする方式だが、まぁ、これも一つの手法だね。
ダッシュボードにも本杢?のドリフトウッドパネルが使われて質感は高い。が、CX-5のダッシュボードデザインの方が良いような。。。(^^;
シートはナッパレザーでベンチレーション機能まで付いている。シートヒーターやステアリングヒーターは言わずもがなだ。まぁ、マツダのLパッケージに付いているものは全て付いて、一部それ以上と言う感じ。
エンジンをかけるとインパネはこんな感じ。
上手く映っていないが、メーターの間はナビ画面が表示されている。
センターディスプレイもナビになる。
360°ビューモニターにもなる。(写真はXC90のものだがXC60も同じ。)
これは解像度も高く素晴らしい。
マツダの360°ビューモニターは完全に負け。
で、試乗結果。
これは素晴らしいです。
走行モードとしてはエコモード、コンフォートモード、ダイナミックモードがあって、その順にエンジン出力がパワフルになっていくのだが、コンフォートモード、ダイナミックモードでは気持ちの良い加速が楽しめる。
ダイナミックモードでは大トルクのディーゼル並みの力で背中がシートに押し付けられる感じがマツダ2.2Lディーゼルの大トルクによる加速感に慣れた身にも気持ち良い。と、重い車(1.830kg)だが、パワーに不足感はないし(が、燃費は順に悪くなるね。)、アイシンAW製の8速A/Tの変速も滑らか。
ただ、ガソリンエンジンなので、やはりエンジン回転数は高めになる。ので、その際エンジン音はそれなりに聞こえてくる。四気筒エンジンなのでしょうがないのか、わざと聞こえるセッティングにしてあるのかは分からないが、それなりの大きさなのでまぁ悪くはない。それに8速A/Tもそれなりにシフトダウンしてエンジンパワーを引き出すので、マツダ2.2Lターボディーゼル搭載車の様なシフトダウンもせず力強く加速していく気持ち良さではない。
足回りも良いね。高速も多少のワインディングロードも走らせてもらったが、CX-5やCX-8と同様にロールもピッチも少なく、気持ち良くコーナーを駆け抜けて行ける。重心の低いセダンを運転しているのと変わらない気持ち良さだ。って、そもそもそんなに攻める運転技量はないので限界まで攻めたわけではないが。(爆)
そして、剛性感のあるボディにサスペンションが良く動いて、マツダ車のような硬めだけれどもカチッとした快適な乗り心地。
高速では全車速追従機能付きACCだし、パイロット・アシスト(車線維持支援機能)でステアリングがなかなかに力強く修正されて車線中央を走らせられるしで、らくちんだ。
車内の音も、エンジン音、ロードノイズとも十分に静か。
勿論、フロントウィンドウ投影式のヘッドアップディスプレイで、速度などの道路標識も表示される。
その表示項目がマツダと同様かどうかまでは確認しなかったが。
とても素晴らしい車だね。
これがプレミアムカーなのだね。
が、これが日本カーオブザイヤーなのかと考えるとどうかな?
そもそもまだT5にしか乗れないのにね。
私としてはこのT5に試乗した限りでは動力性能もサスペンションも静けさもCX-5と余り違わないと思ったし、安全・運転支援機能も快適性も殆どCX-5と同じ+α程度のよう。
で、CX-5ならばXC60のほぼ半値。
ボルボ XC60を日本カーオブザイヤーにするならマツダCX-5を日本カーオブザイヤーにすべきじゃないの。(爆)
ちょっと不具合 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2021/02/07 10:50:16 |
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MX-30 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2020/10/11 20:55:10 |
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kontonさんのマツダ CX-8 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2020/09/07 11:29:45 |
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