
・CX-60に試乗してきました。
・グレードはプレミアムスポーツ。
・マイルドハイブリッドの直列6気筒3.3LディーゼルターボエンジンのAWDモデルです。
・全長4,740×全幅1.890×全高1,685mmですので、
・全長4,900×全幅1.840×全高1,710mmの我がCX-8より、16cm短く、5cm幅広く、2.5cm低い車体になります。
・ホイールベースは2.870mmと、2.930mmのCX-8より6cm短いですが、全長が16cm短いのにホイールベースが6cmしか短くなっていないのは、6気筒エンジンを収めるためにロングノーズな車体になっているためですね。
・車両重量は1,910kgと、1,830kgの我がCX-8 XD Lpackage6人乗りより80kg重いです。が、私のCX-8はFFで、これがAWDの場合は1,910kgですから、要すればCX-8とほぼ同重量です。
・内装はマツダ車ですから言うまでもありません。ただし、我がCX-8と比べて次元が違うかと言うと、そこまでではないと思いました。
・フル液晶になった12.3インチのメーターパネル。綺麗です。
・12.3インチのセンターディスプレイは、解像度も高く綺麗で見やすいです。
・なお、エンジンスタートスイッチオン後のシステムの立上りは我がCX-8より遥に高速で快適です。
・直列6気筒の3.3Lディーゼルターボエンジンは、静かに振動も少なく滑らかに回ります。
・ボンネットを開けたこの状態での音もCX-8の場合より静かです。
・このカバーを外しても、エンジンにはまだカバーが付いています。
・この状態だとエンジンの音は少しく大きく聞こえます。
・タイヤはブリジストンのALENZA001、235/50R20。切削加工ブラックメタリック塗装がカッコいいホイールです。
・さて、問題の走行感覚ですが、走り出しから静かで滑らかです。
・ハンドルは重くはないです。CX-8と同じ程度です。
・一般道をその最高速度以内で走行する状態では、エンジンの音も振動も感じることなく走ります。CX-8では走り出しの低速では少しエンジン音と振動を感じますから、より上質です。
・新開発のトルコンレス8速トランスミッションは、ギクシャクも異音もなく滑らかに、エンジン回転を低く保ちながらシフトアップします。
・シフトアップはメーターの回転数表示で分かるだけで、体感ではシフトアップもシフトダウンも感じられません。
・アクセルを踏み込めば、トルクフルに静かに滑らかにスピードを上げます。その際に気持ち良いV8のような音を出すのかと思いましたが、それも過剰なものではなく上質の範囲です。
・アクセルを床まで踏み込んだ場合のトルク感はCX-8のその場合以上ですが、一般道ではそこまで踏み込めないのでその場合のトルク感はそこそこです。
・ハンドリングは重厚なのかと思いましたが、軽快ですね。車幅がCX-8より5cm広いので、それが気になるかと思いましたが、特に幅が広いとは感じませんでした。ボンネットの前方へのスラントが小さいので、ボンネットのすみが見えて要するに車の前方すみが分かりやすいのも幅を感じない運転のし易さにつながっています。
・トルクがあるので速度アップも思いのままですし、ハンドルを切ったなりに曲がり、ブレーキを踏んだなりにスピードを落としてくれるので、安定した姿勢ですいすいと走れます。良いですね。
・その際の足回りは固くはありません。実にしっかりとした強靭なシャシーで、それを支える足回りが柔軟に路面の凹凸をいなしながら、必要な路面状態はきっちり運転者に伝えてくれる、マツダ車らしい足回りが一層進化したと思いました。素晴らしいです。
・なお、ブレーキを踏んだ際のブレーキの利き方ですが、CX-8の場合より、踏み初めにブレーキがより効くものになっています。
・i-stopは、走行中も起こりますが、それでエンジンが停止しても、再起動しても、何の音も振動も感じません。
・が、停車中にi-stopでエンジンが停止した場合と、再起動した場合は、不思議なことに車両の後ろの方からコツっとしたような音とちょっとした振動が伝わってきます。これはCX-8等の停車中のi-stopによるエンジン停止や再起動の場合とは全く異なるものです。が、この程度なら馴れれば問題ないでしょう。
・あっという間に試乗は終わってしまいましたが、もっとどこまでも走ってみたい。
・高速道路も走ってみたい。
・要すれば良い車です。魅力的です。
Posted at 2022/09/15 22:08:47 | |
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