違反(かもしれない)ウイポジを改造
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ウイポジの話。
平成18年以降の車種は、ウインカー時反対側消灯が推奨だそうな。
なぜ「推奨」なのかと言うと、保安基準では明確に「反対側は消灯してないとダメ」とはなってないので、検査官の判断次第で合否が決まる。点灯していると車検NGになる場合もあれば、OKの場合もある。
ちなみに平成17年以前の車種は、反対側は点灯していないと明確にNGです。
たいてい後付けなウイポジなんだから、年式で動作真逆とか、統一出来なかったのかねぇ……
まぁ車検時は基本OFFにするから、このままでも良いっちゃ良いのだが、違反状態(と見られるかも知れない状態)で乗るのも何なので、対策しておきますわ。
反対側消灯対応のウイポジユニットを買っても良いんだけど、そうすると今のユニットが無駄になる。
そこで、今付いてるウイポジユニットに追加工して、消灯回路を増設したいと思います。
反対側のウイポジを消灯させる方法はいくつか思い付きますが、手っ取り早いのは「ポジション信号をOFF」にしてやること。
ポジション信号がOFF、つまり昼間と同じ条件なら、点くのはウインカーのみ。反対側は当然消えてますよね。
2
そこで手配したのがこちら。
自作ウイポジなどに使う優先回路ユニットです。
優先回路は優先側の信号(ウインカー)が入ると、通常側(ポジション)の出力が切れ、優先信号が切れると、約1秒後に復帰します。この動作を利用して、ウイポジユニットに入るポジション信号をOFFにしてやろうと思います。
価格的には、新しくウイポジユニット買うより、優先回路の方が若干安く済むけど、加工や何だ考えたら新しく買った方が楽ですよ。
これからウイポジ付けようと思っている人は、平成17年以前は反対側点灯、平成18年以降や今後使い回すかも知れないなら、はじめから両対応のウイポジユニット買いましょうね(´・ω-)b
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さて今付いてるウイポジユニットなんですが、ポジション点灯の電源ラインは、ポジション電源からの供給になっています。しかも片側から。
輝度調整をしているとは言え、最大輝度だとウインカー球の最大電力(S25/T20なら21W、T16なら18W)がかかることになり、21W球なら約1.8A、18Wなら1.5A必要ですので、両方合わせて3~3.6A流れることになります。
利用する優先回路の許容電流が不明なのですが、エ●パラなどで売っている優先回路と同等品と考えると、許容電流は最大2Aとなり、到底足りません。
そりゃそうですよね。元々片側点灯用なんですから。
そこで、優先回路はトリガーにして、リレーを動かしたいと思います。
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ウイポジユニットの配線図で表すとこんな感じ。
左右どちらかのウインカー信号が入ると、ポジション信号がOFFになります。
で、そのままだと常時「反対側消灯」動作なので、元の「反対側点灯」にも出来るように、ウインカー信号にスイッチを入れます。
スイッチをOFFにすれば、ウインカー信号が入らないので、ポジション信号は繋がったままになります。
仮にスイッチや優先回路、リレーが動作しなくなったとしても、反対側点灯もしくは消灯のどちらかになるだけで、ウインカーそのものの動作には支障は出ないので安心。
動作視認用にLEDを付けてますが、ウインカーそのものの動作見れば良いので、設置スペースが無かったら付けないかも。
5
では加工に入ります。
先ずは、できるだけ省スペース化するため、優先回路ユニットを分解。
設置位置はウイポジユニットの真上の予定だったけど、このサイズならウイポジユニットの中にも入りますな。
出力側の不要な配線(ウインカー)をカットして、絶縁処理。
ウインカー入力側にはスイッチを取り付け、ダイオードをかませて分岐。
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リレーは、エーモンのコンパクトリレーを使用。
画像は皮を剥いだ状態です。
このままだと基板が大き過ぎるし、出力配線が1.25sqなので、基板から剥がして利用したいと思います。
このリレー、エーモンでは許容電流10Aとなってますが、リレー自体はa接点30A、b接点25Aまで流せる様です。
まぁ、この表記がDCなのかACなのかで話は変わるわけで、エーモンが保証している10Aまでで利用しましょうね。
リレーを剥がしたら、青線が繋がっていたピン(コイルプラス)に優先回路の出力側赤線を、黒線が繋がっていたピン(コイルマイナス)に出力側黒線(アース)を繋ぎます。
赤線と黄色線が繋がっていたピンには、0.5sqの赤配線をそれぞれ繋いでおきます。
白線が繋がっていたピンは絶縁処理します。
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お次はウイポジユニットの方。
筐体を開けて、各配線を接続します。
スイッチは筐体上部に穴を開けて、ホットボンドで固定。
ポジション電源であるウイポジユニットの赤線を切り離し、リレーからの赤線を間に噛ませます。
ウインカー信号線2本(黄色)とアース(黒)は、基板の黄色と緑、黒線へ、それぞれ半田付けします。
結局LEDは付けませんでした。
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配線が終わったので、筐体仮閉めで動作確認すると、なぜか左ウインカーがハイフラ……
いや、出力側何も触っとらんぞ(´・ω・`)?
筐体開けて見てみると……
白線が根元から取れとるのぅ……( ̄~ ̄;)
どうも引っ張られてちぎれた模様です。
白線を半田付けして再確認。
うむ。想定通りちゃんと動作しておりますわ。
最後に筐体を閉めておしまい。
リレーがデカ過ぎて、きちっとはまらないので、ハーネステープで塞いでおきました。
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