電圧不良⑥【ヒュージブルリンク交換】
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
エンジンオンの状態からマイナス端子を外し、オルタネーターだけの状態を試しましたが
5V弱しか示さず、ほぼオルタ自身の故障であることがわかりました。
しかし、もう1つだけ確かめてみたいことがありました。
ヒュージブルリンク
写真のオルタとスターターモータをつなぐヒューズ機能を持ったプラス配線です。
2
バッテリーのマイナス端子は当然外します。
オルタ側はこの電源線と他に二本線がきており、蛇腹ホースでひとまとめだったので外しました。
外したなら端子を絶縁テープで養生。
3
蛇腹ホースは途中で他の配線とも分岐していました。
ほとんどセンサー類。
オイルプレッシャー、同時点火装置、Pセンサー。
きちんと把握した上で蛇腹ホースをバラします。
4
摘出。
特に外傷は見当たりませんでした。
蛇腹ホースをバラすとD+端子から伸びるECUへの電源線にはヒューズ?ダイオード?みたいなものが付いていました。
メイン電源のケーブルはオルタ側は8sqですが、セル付近のヒュージブルリンクで3sqほどに細くなっています。これでは確かに必要電流に対応できていないのも頷けます。
お出かけ後に整備しているので、少し暖かくなっている気もしました。
5
交換のヒュージブルリンクは自作です。
ホームセンターではなかなか単芯で5.5sqのものが見つからず、代わりに7より線8sqのアーシングケーブルを使いました。被覆が1mmしかないのでちょっと怖いのですが、この上に純正同様蛇腹ホースを被せます。
端子は圧着とハンダ、絶縁熱収縮チューブに保護ゴムです。
間にあるヒューズはヒューズケースに予備が置けるようにブレードヒューズタイプにしました。25A2つ、計50A。
オルタとセルの端子は穴径が異なることと、オルタ側は保護カバーが邪魔で付かないこともあるので注意が必要です。
6
元に戻します。
この時もプラス端子には気をつけましょう。
引き直しの線はできるだけエンジンから離して熱害に配慮。ヒューズケースはECUのホルダーにタイラップで留めました。この位置なら早々濡れないはず…
7
組み直したら恐る恐るエンジンオン!!
ブォン!
明らかにパワフルです!
さて、テスターで測ると…
通常の場合でエンジンオフ、バッテリーとオルタとでそれぞれ。ともに13.19V。
そして、エンジンオンにしてもあまり変わらず、マイナス端子を外してもう一度オルタを図ります!
なんと!
13.71Vを指すではないか!!
直ったのか?
8
エンジン再始動でもセルが非常に元気で、エンジンもとても元気なのがわかります。
ということで、試走。
試走に出かけると完治というわけではなかったです。
走っている時に少し落ちますが、最低電圧は変わったように思います。
うーん。
やはりオルタか…
むしろ電圧計確定か?
夏の徹夜はきつい。
ガレージの中で汗だくです…眠い……
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