将来的に、吸排気+ECUチューンを行うにあたり、フルノーマル状態の馬力を知っておきたく思い、
納車後の慣らしが終わってすぐにダイナパックとシャシダイでパワーチェック(馬力計測)をしました。
少し前の話になりますが、実家に帰省したついでに、ダイナパックが置いてある一番近所のチューニングショップさんにお邪魔し、測定を行った結果です。
※86後期 アプライドG型 GTグレード MT フルノーマル ODO:6500km/外気温33~34℃くらい/前置き冷却ファンなし/3速測定(リミッターカットなしのため)
※赤線が計測一回目、緑線が二回目です。
結果はtcf(係数)1.0で約162.3ps/18.2kgmでした。
ダイナパックはtcf(係数)1の場合、シャシダイ測定よりも大分しょっぱい数値が出るみたいです。
このtcfは、駆動系とタイヤ摩擦抵抗の損失分を補う補正値で、NAエンジン FR駆動の86の場合、だいたい係数1.15を掛けてやるとシャシダイ換算の値になるそうです。(=186.6ps/20.9kgm)
この日は10月としては異例の真夏日で、馬力が比較的出にくい条件だったので吸気温度を考えると、もっと涼しかったらtcf1.0で170馬力は出てたと思うとのショップオーナーのコメントでした。
あと、馬力を稼ぐ重要な方法として、新車納車後の慣らしは3~4段階に分けてじっくり行うのが大事 らしいです。(例えば500kmまでは2500rpm縛り、500km~3000kmは3000rpm縛り、3000km~5000kmは5000rpm縛り)
自分は一応3000kmで慣らし(3000rpm縛り)を終えて、以降はレブまでカーンって感じでした。
まぁ、実際はたとえ最初にそのアドバイスを受けていたとしても我慢できないとは思いますが(笑)
作業工賃は10,800円でした。測定前準備にそれなりに時間がかかる+機材代が大変高価(新築一軒家建てられる)ので、ダイナパックは高いですね。
「じゃぁもっと気温が低かったらどんくらい上がるのかな?」とふと思い、
肌寒くなってきた11月末に、またもパワーチェックしてきました。
流石にフルノーマル状態変わらずのままでまた工賃1万円はキツいので、半額(5,400円)で済む、SABかしわ沼南店さんのシャシダイ(サクラダイノ)をお借りして測定してきました。
※86後期 アプライドG型 GTグレード MT ECU以外フルノーマル ODO:8500km/外気温18℃くらい/前置き冷却ファンあり/5速測定(リミッターカット済み)
結果は補正有りで、202.6ps/22.5kgmでした。
実は測定の一週間前にHKSのフラッシュエディターのFHASE1をインストールしていて、リミッターカットの他に点火、スロットルの最適化がされているので、前回と全く同じ条件ではないのですが、FHASE1は馬力向上というよりかはドライバリビティの向上が目的のセッティングゆえに、大して馬力変化はないそうなので、実質リミッターカットだけのほぼフルノーマルという認識で良いとは思いますが、それでも補正値で200馬力超えると思ってなかったのでびっくりしました。
店員さんも、フルノーマルで200馬力は極稀とのことで、当たりエンジンか測定環境がドンピシャだったのか、はたまたフラッシュエディターが有能すぎるのか、とりあえずラッキーでした。
ちなみにSABのシャシダイにも補正値なし・ありの数値があって、今回の場合は実測値の182.9馬力に約1.15を掛けて損失分の補正をしているそうで、大体実測値がダイナパックのtcf1.0の値に近いそうです。
馬力詐欺云々言われがちな2リッターNAエンジンですが、ここまで出てくれれば文句なしの結果となりました。
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86 | 日記
Posted at
2018/12/21 22:07:00