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Hondaマニアのブログ一覧

2012年04月11日 イイね!

今の日本と変わりないな・・・。

More about サザンクロスの翼

高嶋哲夫の小説です。

とある日本のサルベージ会社が、第二次大戦中に水没した”ゼロ戦”を
引き上げたところから話が始まります。

このサルベージ会社の社長はこの引き上げた”ゼロ戦”に関係のある人物。
しかも、余命半年・・・。

引き上げたあと、この”ゼロ戦”にまつわる話が展開されていきます。

時代は終戦間際の1945年ボルネオ島近辺。
(インドネシア・ブルネイ・マレーシアの領土です。)

主人公はサルベージ会社の社長ではなく当時の上官。

主人公は特攻機の直掩機のパイロット。
紆余曲折あって、自分の機が失われサルベージ会社の社長が
乗るべきだった”特攻機”のパイロットに・・・。

運命の悪戯で、特攻する前に不時着することに・・・。
そこからストーリーは大きく変わって行きます。

第二次大戦という大波に翻弄される若者たち。
戦争に翻弄されたと言うよりは、資源、人材、空間を
うまく戦略に盛り込めなかった大本営に翻弄された感があります。

この感じは今の日本にも当てはまることのような気がしてなりません。

第二次大戦の緒戦、日本は優勢を保ち東南アジア、
太平洋と進撃していきます。
戦略物資に乏しい日本は、うまく講和に持ち込む戦略を執るべきでした。

しかし、何を間違えたか戦線の拡大をしていきます。
挙句の果てには、必要な物資は現地調達するように通達が出ます。

明らかに無謀な戦略。
(現地調達という時点で既に戦略とは言えないか。)
しかも、一度成功した”特攻”という暴挙。
将来を担う筈の若者の命を無駄に消費させていってしまいます。

緒戦では最強だった”ゼロ戦”も研究され対策が講じられ、”F6Fグラマン”
を投入されていきます。

もちろん、”特攻”も高射砲の弾幕の前には手出しできない状況になりました。

では、大本営は対策の対策を講じたかと言うと・・・。
皆無だったそうです。

では何が今の日本に当てはまるかと言うと、
目先の対策・・・対処療法に終始して、10年先、20年先は一切見ていない。
そういった戦略すりゃない。

政治家・政党・政府が夢想家、空想家になってしまうのは困りますが、
5年先、10年先の社会がどうなっていくのか、どうしたいのかという
ビジョンを示すべきではないでしょうか?
それも具体的に。

まあ、偉そうに言ったところで自分も目先の生活に囚われてしまって、
5年先、10年先を見つめることが出来てはいないんですけどね。

もう一度しっかりと未来を見つめなおしてみようと
考えさせられた小説です。
Posted at 2012/04/11 12:44:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書 | 日記
2012年03月29日 イイね!

最近始めたこと。

最近ネットサービスのaNobiiというサービスを使い始めました。

簡単に説明すると、本の紹介や評価をするサービスで、
自分が読んだ本を登録する事ができます。

以前から、ここに読書感想文を気ままに上げていたんですが、
きちんと管理してみたいと思って始めてみました。

海外のサイトで日本語対応もまだ完全じゃないですし、
登録されていない本も多いみたいで、今はレビュー記事を書くよりも、
読了している本を登録している作業が中心です。

それに、最近あまり本を買わなくなって図書館で借りてくる事が多くなったので、
自宅の本棚をみて何を読んだか、どんな内容だったかを把握しにくくなったのも
サービスを利用する切欠になっています。

このサービスは本のレビューの他に、図書館で借りた本の返却期日の管理や
購入した書店の管理、価格なども管理などもできます。

スマホからでも簡単に登録できますし、読了した本の管理だけではなく、
これから読みたい本の管理なども可能になっています。

当然、漫画本を登録することも可能ですよ。

他人に自分の登録した本や読んだ本を見られたくない場合は、
見せなくすることも可能です。

さて、どんどん登録していきますか!!

それとこれのDVD版欲しいな・・・。
Posted at 2012/03/29 17:32:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書 | 日記
2011年10月11日 イイね!

誘拐の果実

真保裕一の小説。

数ある営利目的の犯罪の中で、もっともリスクが高く、実りの少ないと
いわれる誘拐事件。

この小説は、そんな誘拐事件を題材にしています。

最後まで読み切ると非常に完成度の高い内容で、計算されつくした
結末となっていて非常に面白かったとの評価が出来るのですが、
出だしなどは、テンポも悪く、挫折しそうになる小説です・・・。

正直、自分も途中で何度読むのを止めようとしたことか・・・。

しかし、読み終わると”果実”が手に入る・・・と、思いますよ・・・・。
多分・・・。
Posted at 2011/10/12 10:20:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書 | 日記
2011年04月26日 イイね!

首都感染

高嶋哲夫の小説です。

一昨年から去年にかけて、大騒ぎになった新型インフルエンザ(H1N1型)よりも強力な、
H5N1型の新型インフルエンザが発生し、パンデミックを起こし世界に大流行していまう・・・。
日本はその新型インフルエンザにどう立ち向かうのか・・・。

”M8”などと同じようにシミュレーション的に進行していく小説です。

どうも私は高嶋哲夫の小説との相性が良すぎるようで、”M8”同様、
実際に起こる事のような気がして仕方がありません。

小説の中で、巨大地震同様、新型インフルエンザ(しかもタミフルもリレンザも
効かない上に、従来のワクチンでも対応できない)は必ず生まれてくると訴えています。

確かに最近、”結核”や”はしか”が流行っているという報道を目にすると、
ウイルスや細菌も常に進化し続けているのは間違いないと感じてしまいます。

う~ん、首都直下型地震にウイルス、脅威がたくさんありすぎです・・・。

それとも小説の世界に嵌り過ぎ?
Posted at 2011/04/26 17:19:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書 | 日記
2011年04月25日 イイね!

Op.ローズダスト

福井晴敏の小説です。

”川の深さは”や”Twelve Y.O.”の世界を継承する小説です。

相変わらず、重厚な文章で読了するまでに時間が掛かってしまいました。
上下巻あわせて1200頁ぐらいあり、しかも、行間が結構詰まっているので、
高嶋哲夫の小説と同等の行間にすると、倍ぐらいのページが必要なんじゃ
ないかなぁと思ってしまいます。

500頁ぐらいの小説なら3~4時間程度で読みきってしまうのですが、
この本は7~8時間ぐらい必要でした・・・。

しかし、大胆な発想でストーリーを進めるのは読んでいて完全にフィクションだと
思わされるので、小説の世界に没頭しやすいですね。

逆に、一度現実に戻ってしまうと、小説の世界に戻るのが大変・・・。

福井晴敏の小説は、まとまった時間に一気に読むのが一番良いみたいです。

まあ、そんな時間はなかなか取れないのですが・・・。

私はこの小説結構気に入りました。
Posted at 2011/04/26 17:32:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書 | 日記

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何シテル?   10/23 13:06
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