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2011年10月22日 イイね!

十和田観光電鉄線 廃止に向けて みんなの一言

十和田観光電鉄線 廃止に向けて みんなの一言http://togetter.com/li/199778
 ↑   ↑   ↑   ↑
沿線・県内他地域・東北地方・全国区の方達が見た
「十和田観光電鉄 鉄道事業廃止」への意見がどっさりです。
中には単なるマニアの欲望・妄想だけもありますが、概ね確かな事・当然論を述べてる方々が大多数。

廃止された後の「十和田市・六戸町・三沢市」に対する警告とも言うべきこれら「ツイート」を重く受け止めるべき言葉が大変多いです。

本当に結論出すのが早過ぎたのでは?

深刻ですね。

ワテはその地域が衰退しようが急過疎化になろうとも、どうなっても一向に構いません。県民でもないし地元民でもないので。マイカーの無い方達にとって単に「足が無い」という昭和40年代の生活水準に戻るだけですし。
ただ「とうてつ」が好きで、「とうてつ」みたいな鉄道が廃止される事自体が甚だ悔しいだけです。

とうてつ廃止後、JRを省いて青森に残る純粋な民間鉄道は弘南鉄道と津軽鉄道のたった二社だけになってしまいます。

今のとうてつのやり方だと、バス事業も存続できる余力はある?
「無い」の方に近似していると思います。南部バスさま、路線継承、肩代わりできますでしょうか?無理だよね?
あ、親会社の国際興業も甘やかさなくていいよ。中古車両譲渡なんてしなくてもいいから。まだ使えて必要な車両をむやみに譲渡したら池袋・大宮・飯能近辺の輸送低下に響くからやめときな。

11月5日や12・13日に「とうてつ感謝祭」とかで旧型電車や電気機関車+トラ+モハ3401の運転があって行きたいですが、「廃止」に向けた悪足掻きにしか見えてこないなぁ。
とうてつWebにて「長年何たらかんたらでしたが、今回の決議で来年3月末…の運びとなりました。」等の言葉が一切無し=現実逃避も甚だしいったらありゃしない。
閲覧してみ→ http://www.toutetsu.co.jp/
あと廃止後も「鉄道」を名乗られるのは「出来レース」で廃止に追い込んだからワテ的に嫌なので、「十和田交通」とかタクシーと同じ「とうてつ交通」に改称しましょう。


これまで駅業務・運転業務・車両保守・線路保守・電気保守を担ってきた鉄道現業社員の方々のご苦労が軽視され過ぎ。あんなに線路整備が施されているローカル私鉄ってなかなか無いんだけどなぁ・・・


経営移譲が出て来ない限りとうてつの「鉄道線」の存続は在り得ないので、悪足掻きは止めて「遺産」となる物件の撮影に励みましょう。
待ってたって「両備グループ」の社長が岡山から青森になんてわざわざ足を運ばないッす(怒)
本当に「弊社としては存続を断念せざるを得ない。私の代(とうてつ白石鉄右エ門社長の弁)でこのような運びとなるのが…」と思うのなら「存続の話」を持ち掛けられたら相談に乗る両備グループの存在を知らない事自体「ぽっぽ屋」じゃなかったんだよね、とうてつは。=「乗合自動車」企業って事。




Posted at 2011/10/22 15:43:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | ひとり言! | 日記
2011年10月17日 イイね!

YouTube - watedream 10月17日付の最新動画

これらの動画は720×480pixで編集してありますので、すべてYouTube内にてHD720pで視れます。
===========================

秋の夕暮れ 秩父鉄道 秩父本線新郷~武州荒木 間にて

平成23年(2011)10月6日撮影。
草生していて見づらいです。
1000系(秩鉄茶系旧塗装)羽生行き・7500系三峰口行き・7000系羽生行き・1000系(秩鉄茶系旧塗装)影森行き・5000系羽生行き・7000系三峰口行きを­交互に撮影しました。
秩父本線の羽生~熊谷間は平坦且つ直線的な路線なので、この動画のように比較的高速で駆け抜けております。
1000系のMT46Aが奏でるモーターサウンドがいい感じです。
今まで殆ど撮影に出向いていなかった秩鉄ですが、1000系の置換えが順次進んでいる事を受けて今後は集中的に撮影したいところです。昨年引退した「オレンジバーミリオン­」も別編成で塗装復帰した事ですし...
同じ場所付近で、草の無い真冬時期に撮影リベンジしてみます。


関東鉄道 常総線 キハ350形 守谷にて

平成23年(2011)10月9日撮影。
翌日10日の「さよなら運転」(二度目の)を最後に完全引退する元国鉄(→国鉄清算事業団・JR東日本・JR九州)のキハ35・36である常総線キハ350形の最後の定期­運用を撮影しました。
構図があまり良くありませんが新守谷から珍しい非電化複線区間をローカルな雰囲気満点で走ってくる姿がいい感じです。またTXつくばエクスプレスとの接点である守谷駅進入­シーンは都会的なホームに吸い込まれる古典気動車に違和感を醸し出しているところが常総線らしさを物語っています。

かつて昭和から平成初期まで雑多な気動車を多数保有していた常総線の車種統一を図るべく、筑波鉄道廃止に伴い転属してきたキハ301の存在をきっかけに昭和62年(198­7)から平成4年(1992)にかけて大量入線した同形(キハ300形含む)は沿線利用者から歓迎を以って迎え入れられました。したがって当然ながら一部の非電化私鉄ファ­ンからは忌み嫌われていました。

片運転台のキハ350形は引退しますが、両運転台のキハ300形改造車・キハ100形(101・102)は当面限定運用を受け持つ形で残存する事になっていますので完全消­滅には至りません。しかしながらキハ35・36由来の片運転台車はこの引退を以って現役から退く事になりました。

入線当時は忌み嫌われていたキハ300・350形も最後は多くのファンに見届けられて終焉しました。

限定運用で残ったキハ100形の二両ですが、竜ヶ崎線のキハ532共々少しでも長く活躍してもらえれば良いのかな?と思います。


関東鉄道 常総線 キハ2100形&キハ2300形 守谷にて

平成23年(2011)10月9日撮影。
キハ350形の撮影のついでに撮ったものです。
水海道方面はキハ2100形、取手方面はキハ2300形です。
Posted at 2011/10/17 19:50:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄分 | 趣味
2011年10月08日 イイね!

【テ】十和田観光電鉄 動画

動画内のスーパーは私見或いは間違って解釈した事が含まれている場合があると思いますが、ご容赦下さい。

(HD)表記のある題名の動画は「720p」でのHD動画が閲覧できます(光ケーブル回線推奨)。

十和田観光電鉄「とうてつ電車まつり」 ① 7200系に乗車

平成23年9月17日撮影。
当日は十和田観光電鉄のイベント初日。
三沢(みさわ)~七百(しちひゃく)間で、とうてつ7200系に初乗車。


十和田観光電鉄「とうてつ電車まつり」 ② 七百駅

平成23年9月17日撮影。
十和田観光電鉄イベント「とうてつ電車まつり」が開催され、在籍車両の殆どが活動した日です。唯一トラ300形(トラ302)のみ稼働しませんでしたが、見ていて楽しいイ­ベントでした。


十和田観光電鉄「とうてつ電車まつり」 ③ モハ3401+モハ3603

平成23年(2011)9月17日撮影。


十和田観光電鉄「とうてつ電車まつり」 ④ ED301+トラ301+ED402(HD)

平成23年(2011)9月17日、古里(ふるさと)駅にて撮影。
十和田観光電鉄イベント「とうてつ電車まつり」が開催され、在籍車両の殆どが活動した日です。唯一トラ300形(トラ302)のみ稼働しませんでしたが、見ていて楽しいイ­ベントでした。
廃止に向けて動き出してしまった同社の行く末を見守りたいと思います。打開策は「危機から脱した同業他社の真似をしていいのだよ」と思います。


十和田観光電鉄「とうてつ電車まつり」 ⑤ ED402+トラ301+ED301(HD)

平成23年(2011)9月17日、高清水(たかしず)駅にて撮影。
打鐘式(電鐘式・ゴング式)の踏切がいい感じです。


十和田観光電鉄 「とうてつ電車まつり」 ⑥ モハ3401+モハ3603 (HD)

平成23年(2011)9月17日、七百(しちひゃく)駅にて撮影。
こちらの動画はHDによる同駅発車シーンのみです。


十和田観光電鉄 「とうてつ電車まつり」 ⑦ モハ3603+モハ3401(HD)

平成23年(2011)9月17日、七百(しちひゃく)駅にて撮影。
こちらの動画は同駅到着のHD動画です。


十和田観光電鉄 「とうてつ電車まつり」 ⑧ 旧型電車三沢駅発車(HD)

平成23年(2011)9月17日、三沢(みさわ)駅にて撮影。
こちらの動画は同駅発車のHD動画です。
打鐘式(電鐘式・ゴング式)踏切がいいですね^^
Posted at 2011/10/08 21:08:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄分 | 趣味
2011年10月08日 イイね!

【テ】これからの十和田観光電鉄

【テ】とうてつ電車まつり 「とうてつ電車大集合」-③
https://minkara.carview.co.jp/userid/287144/blog/24092321/

のつづき

「とうてつ電車まつり」の旧型電車運転。 
とうてつ 三沢の3603
とうてつ 三沢の3401
今回は初めてモハ3401に乗車したワテ。
これだからローカル私鉄を愉しむのをやめられないのです。
自社オリジナル車が健在の鉄道はずっと応援して行きたいです。
残念ながら翌日の「レトロ電車運転」はどちらかが不調となった為に急遽7700系で運転したと言うが、これもサプライズでED402を連結すれば良かったのに・・・
7700系じゃみんな帰っちゃうよ。

ローカル私鉄
本来あるべき姿。

とうてつ 三沢
平成14年の車両更新・ATS設置以来はこうしてイベントが無い限りは利用者の減少の一途であった十和田観光電鉄。
昨年の平成22年12月4日東北新幹線八戸~新青森開業を境に同社は急速な利用者減少に見舞われている。
三沢にJRの特急が来なくなり、代替で新幹線を利用し、八戸も七戸十和田も三沢を外れているがクルマのアクセスも問題にならない距離。

三沢駅。少し昔なら、こんな情景は当たり前の物でした。
とうてつ 三沢駅
とうてつ 三沢駅
とうてつ 三沢駅
この情景が消え行く運命にある。。。

十和田観光電鉄と沿線の十和田市、六戸町、三沢市は10月3日に記者会見を開き、3市町14.7キロを結ぶ鉄道事業について「維持存続は難しい」として、廃線になるとの見通しを表明した。今月中旬に正式決定する。
東日本大震災で観光部門が落ち込んだことなども理由に挙げた。
2市1町に2011年度から10年間で総額5億2100万円の支援を求めていたが、2市1町は「一企業への公費の支出は住民の理解が得られない」として3日に拒否の意向を伝えていた。



とうてつは大正12年(1922)に開業。1970年代の最盛期に比べて年間利用客は4分の1の約45万人に減少。


国際興業バスの路線バスカラーと同じ「とうてつバス」。

とうてつバス
近年の譲渡車に倣って国際興業グループは統一カラーになりつつあります。
国際興業の経営支援で新旧分離による経営再建は平成20年(2008)に実施されたばかり。

七百変電区
設備更新で老朽化した変電所の改築は急ぐべきものではないと思う。
こういう会社ってまだ沢山ある。

とうてつ ED301
これだけの宝がありながら・・・
「宝の持ち腐れ」とはこういうことを言うのか・・・?

とうてつは何も「支援無ければ今すぐ廃止」とは極端な回答。
自主再建をもっと工夫すべき。
同じ危機の中見事に廃止撤回=経営再建に拍車がかかった鉄道会社もあります。

銚子電気鉄道
いすみ鉄道
ひたちなか海浜鉄道
万葉線


情勢や其々の風土・土地柄・誘致能力には差があります。

でもこれ等の同業他社の「真似」も大切な事です。
 万葉線のように前身の加越能鉄道が廃止表明し、行政(高岡市・旧新湊市(現射水市))と住民レベルで存続運動が始まった甲斐あって、後継の第三セクター・万葉線㈱により存続しています。
銚子電鉄は「電車の検査費用を稼がなきゃいけないんです」と恥も外聞も忘れて社会に嘆願。全国からぬれ煎餅の購入が本業の年間収入を超える額が売れ、生産が追いつかない状況で頑張り、有志団体「銚電サポーターズ」の偉業により枕木などのオーナー制度も功を成して現在に至っています。
いすみ鉄道はワテが尊敬する社長・鳥塚氏のいい意味での「会社私物化」でキハ52を購入。その勇気ある行動で共感を持つファンに支持され、団体列車や現地物産品の販売協力で功を成しています。
ひたちなか海浜鉄道は茨城交通の鉄道部門廃止を受け、ひたちなか市の積極的協力により行政レベルで第三セクターを設立。茨城交通から分社化の形で生き残っています。

「行政レベル」=とうてつ沿線の自治体は・・・鉄道を大切にする行政でなかったのが運のつきなのか?
三沢市議の議員数名は存続を支持。六戸町と十和田市は鉄道廃止に支持。廃止に支持ってどういう事だよ・・・
鉄道が無くなると一気にその行政は、街は廃るよ。マジで。過疎化も更に進む。

とうてつはネーミングライツを受けると良いよ。
食品会社でも何でも良い。広告電車も走らせる努力もしないで行政に支援を求めるのも間違いだ。上信電鉄や静岡鉄道を見習え。

もうこれ以上東北から鉄道を消さないで欲しい・・・

「とうてつ」を廃止するのではなく、経営移管できる団体があればそれを使えば良い。
両備グループに打診とか、リゾート開発会社に打診とか。

不採算のリゾートホテルもそういうやり方で生き残る道を探っているのに。
「自治体の支援」・・・拒否されて当然でしょう。

廃線を超えて「とうてつ」自体の廃業も在り得ます。
沿線には高校もありますが、生徒たちは愚か、父兄にまで生活パターンの改悪が迫られています。
電車がなくなったせいで送り迎え・・・

自治体も自治体だ。
赤字の公営施設。記念館とか何たらはハッキリ言って不用では?
十和田市にある現代美術館やらやたらにある道の駅何やらは無くても困りませんが、公共交通機関が無くなって困る人は大勢います。

と思ってみました。

Posted at 2011/10/08 20:55:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | 鉄分 | 趣味
2011年10月08日 イイね!

【テ】とうてつ電車まつり 「とうてつ電車大集合」-③

【テ】とうてつ電車まつり 「とうてつ電車大集合」-③【テ】とうてつ電車まつり 「とうてつ電車大集合」-②
https://minkara.carview.co.jp/userid/287144/blog/24090333/

の続き。


七百駅で貨物列車を見送ったワテは、三沢で折り返す貨物列車の撮影箇所へと徒歩で移動。
思いの他時間が経つのが速く、その内走り出してヘトヘトになる。
残暑で蒸し暑い三八上北。国道を走り汗だくになり息も切れていたところ後からクラクションがピッピ。

今回の撮影で同行する職場先輩が新青森駅で借りたレンタカーを運転中にワテを発見してくれて現れた。
挨拶はそこそこに車中へ。
七百駅と古里(ふるさと)駅は駅間距離が2キロほど。そんな距離を走るのが無謀でした。

列車まで時間が無いのでせっせと焦りながら古里駅ホームで三脚とビデオカメラの設置。

十和田市行きの貨物列車を取り終えたところで昼休憩。
高清水(たかしず)駅前のコンビニで昼食とキリンフリーを購入。
軽く食べ終えて七百行き貨物列車を待ち構える。
他の同好者も同じような場所でカメラを構えてる方たちが増えていました。

高清水駅をゆったり通過する貨物列車。
とうてつ 貨物列車
先輩や他の方たちは高価な一眼カメラで俊速なシャッター音を響かせて撮影していました。
ワテはコンデジとしてはやや大柄で一眼より一回り小さいカメラですが、動体撮影に不向きなのでこの程度の写真です。
躍動感無いなぁ・・・通過しているように見えない^^;
こちらは動画でお披露目しますね。

高清水駅から再び七百駅に戻りました。

とうてつ ED402と7700系
貨物列車の運転が終了して停車していました。
この貨物列車とバトンタッチで旧型電車の出番となります。

目玉列車ばかりでなく、主力の電車にも目を向けました。
7700系。元東急7700系です。

とうてつ 7700系
元々は7000系を昭和62年(1987)から平成3年(1991)にかけて大改造により冷房化・更新・VVVF化したもの。
その中で平成13年(2001)に東急目蒲線の目黒~多摩川間の目黒線化に伴い、多摩川~蒲田間を東急多摩川線に分断されて余剰になった7700系が短編成化された上で平成14年、とうてつに3編成が譲渡されました。出で立ちはやや変わり、新7000系に置換えが始まっているものの、このブログを書いている現在も東急多摩川線・池上線で活躍しています。
制御装置は東洋電機製造製のGTOサイリスタのVVVFインバータを採用しています。VVVF車が中小私鉄に譲渡された例としてはとうてつ7700系が初でした。

とうてつ 7700系
お遊びの7700系。
方向幕が「蒲田」になっています^^

対して・・・

とうてつ 7200系
7200系まで「渋谷」の方向幕。
う~ん、新設運転台では何とも説得力が無いなぁ・・・
逆側のオリジナル帯無し運転台でなら見てみたい。

とうてつ 7700系
7700系の足元を見ると、何だか小さいスノープロウが付いています。
「?」と思いましたが、これはATS地上子(トランスポンダ)の雪掻き用でしょうね。


「電車大集合」と銘打ったワリにはこのトラ302は出番無しでした。
ってか元々電車ではないけれどね^^;
検査の都合上で本線に出られないのでしょうか?
とうてつ トラ302
見た目はトラ301よりもキレイなんですけれど・・・
トラ2両挟んで走ってくれればなお良いのでしょうが、両端がEDだと重量配分でジャックナイフ現象を起こしかねないから連結が見合わされたのか?
・・・いや、青函連絡船に積み込む重量級コキとDE10に挟まれていた控車のヒ600形を考えればそれは無いよなぁ...

この日の7200系の出番は終了。
とうてつ 7200系
翌18日はとうてつ電車まつりの二日目として「とうてつ電車感謝祭」が行われ、どうやら7200系は感謝祭の出演者控室を兼ねて子供たちのお絵かきコーナーとして利用されたらしいです。


とうてつ電車大集合の目玉-②として旧型電車の運転。
とうてつ モハ3401
「とうてつ」と言えばやはりこの塗装。とうてつ版「りんごカラー」です。
モハ3401はとうてつ自社発注で昭和30年(1955)に帝國車輛工業(昭和43年、東急車輛製造に吸収合併)で製造されました。
登場時は

「東北一のデラックス電車」
と賞賛された誉れ高い存在です。
昭和37年にはED402・トラ300とセットで川崎車輛で製造されたクハ4406が兄弟車として増備されましたが、モハ3401とクハ4406は極力同一仕様であるものの製造メーカーの差異が顕著に現れており、併結していると「似ているが違う」面白さがあったそうです。

とうてつ モハ3401
ローカル私鉄の雰囲気がこんな車番や社紋でもいっぱい感じ取れます。

モハ3401が履く帝国車輛製のTB50型電動台車。

モハ3401 TB50型台車
モハ3401は当時ポピュラーだった吊掛式駆動ですが、当時としてはハイクラスの軸バネ式台車を装備しており、実際に乗り心地も当時のレベルであれば「最高な乗り心地」と感じ取れました。

とうてつオリジナルの3401と組む元東急デハ3650形のモハ3603。

とうてつ モハ3401+モハ3603
旧型車が現役当時はこのように併結して運用する機会は稀(と言うか無かったのかな?)だったとの事。
併結(混結)運転に際しては特段改造は行われていないようだ。
ただ言えるのは両車の「車齢」が全く異なります。
「旧型」と一括りしていますが、モハ3401とモハ3603とでは13年のタイムラグがあります。戦後と戦時中の差ですけれど。

モハ3603の台車、川崎車輛3650型台車。
モハ3603 台車
「大東急」時代の昭和17年(1942)に東横線向けとして川崎車輛で製造されました。登場時はクハ3650形を名乗っていましたが、昭和27年に電装化されてデハ3650形に改番。

「大東急」の計画でデハ3500形共々京浜線(現在の京浜急行電鉄)に転属できるよう長軸台車を履いている為、台車枠が車体幅一杯外側に張り出ているのが特徴。
本来の相方であったデハ3550形も同様に長軸台車を履いており、デハ3550形に関しては大空襲で壊滅的になっていた井の頭線の補充として急遽京浜線向けだったクハ5350改めデハ1710形と共に転属しデハ1700形に改番。大東急解体後、京王帝都電鉄に帰属した井の頭線使用された後に京王線へ転属。その際に1700・1710形両車が履いていた長軸台車が初めて役立ったと言われています。


関係ありませんが、七百駅の待合室にはこんなベンチがあります。
七百駅 ベンチ
元は違う色だったのでしょう。
それを「東急グリーン」にしたベンチなのですね。

雪印ベンチ
こちらは雪印牛乳のベンチ。
今はメグミルクですが、メグミルクのベンチって見ませんね。
・・・というかノスタルジーさに欠けるから意識していないだけかな?

とうてつ 旧型電車
ホームに据え付けられた旧型電車。
そういや今回七百から先、十和田市まで乗車できませんでした。
全線通して乗車したかったですねぇ。。。

とうてつ 旧型電車
元東急3650形の風貌を蘇えらせているモハ3603。
非貫通の3650形はプレミア車。池上線時代にもなかなかお目にかかりませんでした。モハ3603がとうてつに譲渡されたのは意外や意外で、平成元年(1989)なんですよ。池上線の「3000系」最後を飾った電車でした。

蒲田?
東急時代の顔ぶれです。
ここは雪が谷?奥沢?なんて。

とうてつ モハ3603
モハ3603は昭和50年代の車体更新後の姿。
張り上げ屋根で正面はデコっぴろなのは、実は当時おでこに方向幕が設置される予定だったのを更新途中で頓挫してしまったからだそうです。
でもそのまま本当にそんな形で出場していたらと考えると・・・何とも形容しがたいなぁ。


モハ3401の車内。
モハ3401 車内
元々は車端部に手すり・吊革があった痕跡がありますが、現在はこの通り。
すっきりして、あまつさえ品格が漂っています。
なんだか昔の小田急の車両を髣髴させてくれます。
妄想したのですが小田急キハ5100形がロングシート化してまで継続使用したとすれば、こんな内装だったのかもしれませんね(笑)
乗り心地は品があると言えば良いのか、吊掛式であるのに「この滑らかさは・・・」と言いたくなるものでした。



《④につづく》
Posted at 2011/10/08 20:42:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄分 | 趣味

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