最近の車は電子制御だらけで便利になってはいますが、その分複雑で意外と認知されていない機能があったりします。
今回紹介する機能4種類は特に裏コマンドなどの裏技ではなく、全てC-HRの取扱説明書に記されています。
しかし私を含めて取扱説明書を良く読まない方は意外と多いのではないでしょうか^^;
といった訳で、今回は数ある隠れた機能の中から4種類を紹介します。
緊急時に覚えておいた方が良い機能もありますので、参考にされてください。
◆◆◆ワイヤレスリモコンでパワーウインドウの上下◆◆◆
先ずは、ワイヤレスリモコンを使用して車外からウインドウを上下させる機能です。
ワイヤレスリモコンのロックボタン①を押すとドアがロックされますが、私のC-HRはそのまま押し続けると全てのウインドウが上昇して全閉します。
同様にロック解除ボタン②を押し続けると、全てのウインドウが下降して全開となります。
この機能は、夏の炎天下に駐車していた時などに重宝します。
ただしこの機能は
新車納車時にはオフになっていますので、使用したい場合はディーラーで簡単な設定をして貰う必要があります。
便利な機能なのに、なぜ最初からオンになっていないのかな???
◆◆◆EPBのシフト連動をキャンセル◆◆◆
通常はシフトレバーをPレンジ(パーキング)にすると、EPB(ELECTRIC PARKING BRAKE)が自動的にオンとなり、Pレンジ以外にシフトすると解除されます。
これは
オートモードがオンになっている時の挙動ですが、停車中にシフトレバー手前にあるパーキングブレーキSWを押し続ける②と、マルチインフォメーションディスプレイに『EPB シフト連動機能 OFF』と表示されて
オートモードがオフになります。
逆にパーキングブレーキSWを引き続ける①と、オートモードがオンになります。
◆◆◆走行中のハイブリッドシステム緊急停止◆◆◆
パワーSWを2秒以上押し続けるか、素早く3回以上連続で押すと
ハイブリッドシステムが強制的に停止されます。
ただしハイブリッドシステムが停止するとハンドルやブレーキが重くなりますので、その点は注意する必要があります。
以前はC-HRのようにパワーSWがステアリングの右側に設置されていましたが、最近の車は左側に設置されることが多いようです。
非常時に助手席側からでも操作できるようにとの配慮があるのかも知れませんね。
◆◆◆EPBを使った緊急制動◆◆◆
走行中にシフトレバー手前にあるパーキングブレーキSWを引き続けると、EPBを使った制動が行われます。
仮に運転されている方が突然意識が無くなった場合などは、助手席や後席の方が操作できますから知っていると有用ですね。
ただしアクセルを踏み続けている場合などは、シフトレバーをNレンジ(ニュートラル)にチェンジした上で行うと効果的でしょうね。
なお以上はC-HR ハイブリッドの場合であって、その他車種、特にTOYOTA車以外では内容が異なることを予めご留意願います。
【2024.02.06 追記】
上記のパワーSWおよびEPBを走行中に作動させた実験映像が、日産のYouTubeチャンネルにて2日前に公開されました。
興味のある方は、参考までにどうぞ^^
https://www.youtube.com/watch?v=52NP0y4jyWw
Posted at 2024/01/16 07:25:44 | |
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