クラッチ・マスター&スレーブ交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
2月9日WRF走行会での走行中で発生したクラッチ滑りトラブルの件でクラッチ本体の点検(誤組?)をする前にまず、油圧系を疑ったのでマスターシリンダーとスレーブシリンダーを交換してみようと思いました。
理由は
①マスターシリンダーのカップの底部に黒い汚れ(細かいカス)が溜まっていた。
②以前、似たような症状が発生した時に某メーカーの社外強化スレーブシリンダーが原因だった経験があった。
③クラッチを誤組みしていたら最初から不具合が出ていて、通常に走行できる症状に戻ってしまう状態にならなくてもいいのではないか?
④再度ミッションを降ろすのが面倒。(実はこれが最大の理由)
2
まず、簡単なスレーブシリンダーから行いました。
上が新品ノーマルで下が17年5月に交換した遅延機能を解除した某メーカー品。
※以前故障した某メーカーの強化品ではありません。
3
上が新品で、下が今までの使用品。
シールが若干へたりがあるかもしれませんが、シリンダー内も綺麗でしたので、これが原因ではないみたいです。
4
次に過去に一度交換歴のあるマスターシリンダーを外してみました。
シリンダー内にイヤなカジリっぽい痕跡があります。
やっぱりOHではなく本体ASSY交換で正解だったかもしれません。
5
シールの状態とピストン。
ピストンの側面にスジが沢山確認できます。
特にスプリングすぐ上のピストン側面は棒ヤスリで擦ったみたいにザラザラ。
手で触っても、もう「キズ」というレベルです。
これが疑わしい感じがしてきました。
今回の症状は普通に富士まで200km以上自走して問題無し。
コースインして4~5LAPするとクラッチが滑る。(走行中止)
そして帰路の200km以上自走も全く問題無し。
こんな状況ならば、自分に都合よく解釈すると・・・
クラッチの誤組みはしていない。
断熱材は巻いているもののスポーツ走行するとエキマニに接近しているマスターシリンダーが熱くなってピストンが膨張して動きが鈍る。
踏力(スプリング)が今まで使っていたTODA製の方が強力だったので戻りも強力。
マスターシリンダーのピストンを戻す力も強いので少々カジり気味でも行けちゃう。
ところが、今回投入のORC製はTODA製より踏力(スプリング)が優しいので戻る力も弱い。
なのでマスターシリンダーの動きが衰えると今回のような症状が出るのではないかと考えました。
6
とりあえず、マスター&スレーブを新品交換してもう一度走行してみようと思います。
今回スレーブも遅延機能付きのまま純正で取付けました。
よほど違和感があればまた解除も考えます。
この遅延機能って「エンストし難い」「MT不慣れな女性でも楽々」という機能だけのイメージでしたが、もしかすると本当は各ギア類等の保護の為、ガツンと繋がらないよう後発のAP2にはメーカーが採用していたのではないかとも思いました。
ここのとこと、お仲間も含め駆動系破損トラブルが多発しているのでニュルッと繋がるのでもアリかなって感じます。
7
それと、今後はマスターのフルードカップの中に黒い汚れが出てきたら交換かOHですね。
今までマスター&スレーブどちらか一方の交換でしたが、全く同じ回数を往復運動しているので両方セットが基本なのでしょうね!
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