7月21日(金)~23日(日)の3日間、栃木県の「モビリティーリゾートもてぎ」にて開催されるTOYOTA Gazoo Racing GR86/BRZ Cup クラブマンシリーズ第3戦へ初出場いたしました。
もう25年以上前の昔の話、1997年まで二輪の全日本スーパーバイクでレースをした経験はありますが最終戦のSUGOで大怪我をして引退しました。
なんとか頑張ってもう一度スポット参戦でいいから「レースをしてみたい!」「俺はまだ終わっちゃいない!」という思いが日々強まり挑戦を決意しました。
スポット参戦にあたりスバルショップ安中・光和自動車興業へ相談したところ快諾していただき今後は力強い協力体制のもとこれから参戦していく計画です。
自動車レースの経験が全く無く不安な事ばかりでしたが昨年6月の納車より少しづつ準備(
整備手帳参照 )を進め、たくさんの方々から協力や応援をして頂きながら、ようやくエントリーする事が出来ました。
参戦体制として競技車両は自走としサービスカー(荷物車)1台とスバルショップ安中からメカニック(車両担当)・次男(監督係?)・三男(MG?係=読み方:雑用係)がサポートしてくれるので自分を含め4人体制で7月21日(金)練習走行30分・22日(土)予選15分・23日(日)決勝10LAPの予定です。
3日間全て降雨は無く天候には恵まれていましたが、とにかく猛暑で人間もクルマも暑さとの闘いでもある3日間でした。
3日間全部とにかく暑い・熱い・アツイ!
7月21日(金)占有走行日
早い方は木曜日から会場入り&走行していますが私達は金曜日入りです。
当然ピットは使えないので指定の場所(駐車枠3台分)でテント設営し、そこがベースとなり3日間の参戦となります。
整備工具関係・電力・空圧・降雨対策等、もしかしたら必要になるかもしれないと思われる一式を昨年から考え準備していて設営をしました。
肝心の走行は事前の練習不足と運転技術不足が影響し、41台中20番手という結果でした。
走行後、サスペンションのセットに変更したい内容があったため、予選前ですが一か八か変更してみました。
7月22日(土)予選
殆んどのチームは重装備で挑むのでしょうが、中には必要最低限の非常に少ない装備と人数で土曜日入りし、受付・車検・タイヤマーキング・予選・決勝をこなす強者の方もいらっしゃいました。
これぞオレ流のナンバー付きワンメイクレースだぜ!みたいなオーラが出ていて周囲に左右されないスタイルでの参加者も自分にはなんかカッコ良く見えて、そんな参戦の仕方もありなんだなと思い感動しました。
4.8kmのコースを予選は15分間となります。
走行時間が短いようですが連続周回したとしてもタイヤがグリップダウンするので1~2週でベストタイムを出さなければなりません。
15分間でも十分なのでしょうが、アタックするLAPはクリアラップでミスも絶対にしないという事が条件です。
殆んどの選手が2LAP目が予選タイムとなりますが、もしかしたらと思いPITIN休憩後、再度挑戦しましたが案の定タイム更新は出来ず無駄にタイヤを消費しただけでした。
こういうところがまだまだ未熟なんですよね。(反省)
結局、19秒台の自己ベストには届かず19番手で予選終了となりました。
ただ、サスペンションセット変更は悪くなかった感触です。
7月23日(日)決勝
大きなメインレースと併催なので86/BRZクラブマンクラスは朝一のレース(8:00スタート進行)ですが朝から猛暑でした。
この猛暑の中、早朝から管洸精器様やスバルショップ安中の関係者の皆様と妻と長男が応援に駆け付けてくれました。
予選順位が順位なので大きな期待は出来ませんが少しでも予選よりポジションを上げるのが目標です。
先頭がそんなにも遠いのか?みんな遠くを見ている気がします・・・
9列目外側のポジションです。(確かに結構後ろに感じる・・・)
モニターに映るとそれっぽく感じます
スタンディングスタートは初めてですが二輪レースでの経験を頼りにしてスタート、良くも悪くも無く他車並みのスタートでした。
車載カメラは搭載していましたがYouTube等でアップする事が禁止されていますので長男がスマホで外から撮影した短編動画です。
VIDEO
1週目20位に順位を落としましたが中盤で2台をパスして18位、中盤でもう1台パスしようとした1コーナーで前に出たところで無理が過ぎて痛恨のスピンを喫してしまいました。接触やコースアウトリタイヤは避けられたものの、このミスでまた2台に先を行かれ、後半でまた2台をパスして18位でした。
公式結果に変更が発生したため、見た目順位が18位ですが公式順位では16位となっています。
厳しいカテゴリーだという事は十分承知していたつもりでしたが、ワンメイクレースの難しさをあらためて痛感しました。
今までS2000でサーキットを走らせていた時は、付けたいタイヤを自由に選択し、スプリングが柔らかければバネレートを上げ、減衰が足りなければサスの仕様を変えます。
角度調整出来る大きいウィングも付け、面圧を変えたければ前後キャンバー角を自由に変えてタイムアップしてきました。
要は便利な物に頼ってタイムを短縮し、物の知識だけ追求していただけのドライバーであって、より運転技術を向上させようとする姿勢が、しているつもりだけで実際は大きく欠けていた未熟なドライバーだったのだと気付かされた初戦でした。
これからは限られた調整範囲をもっと深く追求し、もう一歩壁を越えた運転技術を身に着けていかなければこの先の領域は無いと実感し反省しています。
最後になりましたが、活動にご支援頂いております方々に感謝申し上げ今回の参戦報告とさせていただきます。
小井圡製材株式会社 様
井戸沢電機株式会社 様
株式会社 神石 様
管洸精器株式会社 様
株式会社Liv art様
有限会社シティメガネ 様
スバルショップ安中
光和自動車興業有限会社
SHIMOSEN TIRE
有限会社しもにた聖苑
次戦はチョッと苦手な10月の鈴鹿、走り慣れた11月の富士を計画しています。
誠に有難うございました。
大会公式動画リンク
【T.R.A.事務局/予選Youtube】
【T.R.A.事務局/決勝Youtube】
GR86/BRZ cup公式HP