
大変にお世話になりましたので、
予期せぬ別れの報せに寂しさが募ります。
数日前、ふとあの方を思い出したのは、
虫の知らせだったのかもですね。。。
かれこれ25年来の友人からのライン。
「戦争映画やウェスタン映画のDVDが好きな人いますか?」
との内容。
いきなり藪からステッィクな連絡。
おいおい、どうしたよ?
と、思っていたら、
続けざまに、
「BR9型レガシィを引き取ってくれるところがないか?」
…と、きた。
BR9型のレガシィ。
彼の父親が乗ってたっけ。
真っ白のBR9。
納車されたとき、
「すっごくいいクルマなんだよぉ?」
と、
ニッコニコ♪しながら
嬉しそうに話してたっけ。
それを見て私は、
「なんかデカイし、レガシィっていうよりもクラ○ンみたいだな」
…って思ったっけ。
そういえばもうかれこれ20年近くお会いしてないか。。。
もう御高齢なはず、
お元気にされてるのかな?
ああそうか、車の運転を控えられるのか。。。
それにしても、急に…
妙だな。
すこし胸騒ぎがする。
なんとなく察しはついた、
けど、
そうであってほしくなかった。
恐る恐る、
「しかし、また、どうされたん?」
と、ラインを送る。
しばらくして返事が来た。
文に目を走らせる。
「…生前は大変にお世話になり…」
見たくなかった文字があった。
嗚呼、そうか、
そうなんだ。
逝かれてしまったのですね。。。
友人の心中を察すると、
それ以上は聞けなかった。
途端に過去の出来事がフラッシュバックする。
友人の父親は、
ただ友人の父親というだけでなく、
実はわたしの、
恩人でもあるのです。
詳しいことは書けないですが、
エピソードをひとつ、
ご披露したいと思います。
いまから25年ほど前のこと。
どうにもこうにも行き詰まり、
毎日、目の前が真っ暗で、
ちらちらとぶら下がる縄が見えている、
そんな日々をおくった時期があった。
ある日、
その日も絶望しながら、力なく某所を歩いていた。
すると、
どこからかわたしを呼ぶ声がする。
「おーい、○ケ○○くーん」
前を見ると、
白銀の長髪、
すらっとした長身。
ほっぺは林檎のように紅く、
ニッコニコの笑顔。
神職者?と見間違えるくらいの佇まい。
そう、わたしの友人の父親が、
ニコニコしながら近づいてくる。
わたしは「ハァ」と力なく挨拶する。
「どうしたどうした?元気ないなぁ」
「ああ、そういうことか。ちょっと待ってて」
え?なになに?
そういうことかって、どういうこと???
わたし「あの...、え?え?」
戸惑うわたしを見て、
友人の父親は言葉をつづける。
あいかわらずニッコニコで。
「○ケ○○くん、君の後ろに女の人がいるよ。いまから剝がすから」
は?いまなんて?
うろたえる私。
「○ケ○○くん、最近なんか変な事考えてるでしょ?だめだよ?そういうの」
「そうなってるのって、後ろの人の影響なんだよね」
「あ、後ろの女の人、怒ってる。ほら、腕、見てみなよ」
え;え;?
「ほらほら、右腕、見てごらん?」
ふと右腕をみる。
夏だというのに、びっしりと鳥肌がたっている。
右腕だけ。
それだけならまだ驚かないが、
鳥肌のなかに、
痣のように、
後ろから人に腕をつかまれているような形が、
くっきりと浮かんでいた。
な、なにこれ???
「うん、待っててね?」
そういうと、友人の父親はわたしの背後にまわって、
なにやらゴニョゴニョとつぶやいた。
その後、肩甲骨の間位の場所を、
軽く、トーンッッ!!と突く。
ふわっ。
途端に身体が軽くなる。
え?え?;
なんだ???いま???
「いま剥がしたよ」
「ほら、もういちど腕を見てごらん?」
腕を見る。
え?
さっきまでクッキリと。
痣のように浮かんでいた手形、
消えている?!。
「ちょっと前から気になってたんだよね」
「また憑かれるかもしれないから、これ持ってて」
そういうと、
あるものをくれた。
どうやら、以前からわたしの背後に・・・がいたそう、
で、
会うたびに弱っていくわたしを、
気にしてくれていたようだ。
あの日、
いただいた「あるもの」を肌身離さずつけてから、
身体や心の重さはなくなり、
気持ちは上向いた。
すぐにではなかったけれど、
事態は好転していった。
希望も見いだせず、どん底だった暮らしも、
徐々に盛り返した。
「そんなの気のせいでしょ?」といわれることもあった。
でも、
そんな状況から変化していったことを、
経験し、
目の当たりにしたワタシは、
気のせいなんかじゃない!!
って、ことを、
知っています。
ほかにも友人の父親のエピソードはあるけれど、
一番印象的だったのが上記の出来事。
車が好きで、
息子さんのBG5に乗ってからだったかな?、
スバル車にハマったようでした。
そっか、、、
真っ白のBR9が、
人生最後のクルマになったんですね。。。
カッコよくて、
お茶目で、
優しくて、
でも、厳しいところもあって、
うちの親父とはぜんぜん違うタイプだったけれど、
なんだか第二の親父のようでした。
もうお会いできないのは、寂しいな。。。
(´・ω・`)ショボン
でも、
まぁ、
またいつか、
わたしもあっち逝けば会えるか!
友人の父親を偲びつつ、
友人にラインを返す。
「よければ、BR9。うちのガレージで預かるよ?DVDも」
・
・
・
返事はまだない。
たとえ、そうならなくても、
それはそれでよいと思っている。
ただ、わたしは、
わたしの恩人のことを、
決して忘れない。
いつまでも。
今夜は、彼の父親を偲びながら、
一杯、いただこうと思います。
…ノンアルコールだけどね。
Posted at 2026/07/21 16:38:25 | |
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