長崎空港は長崎市街から結構距離がありまして、知人が迎えに来てくれました。
車はホンダ・グレイス・ハイブリッドで、10年ぶりくらいにホンダ車に乗りました。
だって、私の周りにはマツダ乗りしかいないんですもん。
今回の長崎旅行の目的の一つに、アニメの聖地巡礼がありました。 ←またか
知人の熱烈オファーですが、細かくはこんな感じでした。
1.是非、長崎にも遊びに来てよ!
2.アニメの聖地巡礼を推していて案内してあげるから、来るまでにそのアニメを全話見てくるように!
ってわけで、行くまでに見終わることができず、飛行機の中でも見て、長崎市街に移動する車の中でも見て、ようやく宿題が完了しました(笑)
こんなに急いでアニメを見たのは生涯初めてです。
作品の名前は
「色づく 世界の 明日から」でして、長崎市を舞台とした真面目系のアニメです。
最近のアニメと同じく、実在する場所が多数出てきます。
また、名前のとおり非常に色に拘った美しい描画で、バトルなし、爆笑なし、若干恋愛要素あり、メッセージ性が強い、という内容で、私は好きです。
ネタバレするのは良くないので簡単にいうと、落ち込んでいる人や悩んでいる人にお勧めできる作品です。
長崎市は人口減少に歯止めがかからず、地元の活性化のために四苦八苦しているそうです。
その一つが、アニメによる長崎の魅力アップだそうで、知人は主要メンバーの一人なのでした。
長崎は観光地の中でもトップブランドで、人口で困っているなんて思ってもいませんでした。
〇魔女の森カフェ
さっそく向かったところは、主人公の自宅となっている「魔女の森カフェ」です。
今回は知人が予約してくれたので、スムーズに入店することができました。
こちらは長崎市街から離れたところにありまして、車がないと行くのは難しいかもしれません。
こちらで昼食をとったのですが、マダムたちの社交場になっていて、なるほどオシャレなお店でした。
そして、高台にあるため見晴らしがよく、景色がとてもいいんです。
店内は作中とほぼ一緒で、アニメを見たあとですとテンションが上がります。
こちらはアニメとコラボした(であろう)飲み物。
そして、おしゃれなコース料理をいただいて・・・
いやぁ、会社の昼食ではセブンイレブンのおにぎり2個な生活をしてるので、すごい贅沢をしてる気持ちになります。
そして、こちらは聖地巡礼用のパネルです。
こういうアニメです、綺麗でしょ?
こちらは、食事中に気になって仕方がなかったエロチックな絵画です。
その後、長崎市街に戻ってきて徒歩で散策することに。
名前が素敵な”女神大橋”を渡って~。。。
長崎市街に到着!!
正直、高校時代に訪れた長崎の記憶がほとんど残っておらず、すべてが初めてな気分でした。
各所を歩くと、とにかく中国人が多い!
長崎港には豪華客船が頻繁に入港して、大勢の中国人が長崎観光をするのだそうです。
が、あまり買い物をしてくれないんですって。
・・・長崎の文化って多国籍ですが、とりわけ中国文化が強い気がするので、中国人にとっては外国に来た感じが薄いのかも、と思いました。
でも、長崎は中国人に対して非常にフレンドリーですね、関東圏とは中国人との距離感が全然違かったです!
〇大浦大聖堂
売店通りであるグラバー通りを進むと、目の前にドーンと建物が現れました。
大浦大聖堂です。
中には入りませんでしたが、一気に西洋の雰囲気に変わりました。
〇祈念坂
その大浦大聖堂で人の流れから外れ、細い歩道へ案内されました。
ここまでは”西洋の雰囲気”だったのですが、ここから歩道を登っていくと諏訪神社が現れ”和の雰囲気”に変化します。
さらに登っていくと、ふたたび大浦大聖堂の横を通り過ぎ、またまた”西洋の雰囲気”に変わります。
おもしろい!
で、この坂を祈念坂といいます。
こちらも、アニメの聖地になっています。
〇大浦展望公園
祈念坂を登りきると、見晴らしの良い公園がありました。
ここから見ますと、長崎がどんな町かはっきりとわかりました。
長崎は坂の街
東洋のアマルフィは真鶴らしいですが、個人的には長崎の方がアマルフィらしい気がします。
〇グラバー園
グラバーさんの屋敷があるグラバー園です。
グラバーさんは、日本で初めて蒸気機関車の試走をさせたり、近代日本の経済発展に非常に貢献してくれた方だそうです。
敷地内には、聖地となっている旧自由亭というカフェがあり休憩することにしました。
ものすごい雰囲気がある所で、お上品になった気分になりました(笑)
こちらでは、”色づく 世界の 明日から”のパネル展がやっていたので、42歳のおっさんがオタ活に勤しみました。
〇出雲近隣公園
グラバー園から車で移動し、出雲近隣公園に来ました。
こちらも高台にあるため、大浦展望公園とは別のアングルで長崎の姿を見ることができます。
非常に景色が良いところで、ついた途端に、
「はぁ~~~~~・・・・・・」
と間抜けな声で、いたく感動してしまいました。
いや、本当にすごい景色なんです。
・・・実際は、この写真の100倍素敵です。
そして、こちらがアニメの重要な場面に出てきた場所です。
〇鍋冠山公園
読み方わかりますか?
「なべかんむりやまこうえん」と読みます。
調べたところによると、、、
”世界新三大夜景”というのがあるそうで、モナコ、香港、長崎が認定されたそうです。
全然知りませんでした(汗)
その後に”日本新三大夜景”というものができまして、長崎、札幌、北九州が認定されたそうです。
余談ですが、”日本三大夜景”は函館、神戸、長崎で、”新日本三大夜景”は山梨、奈良、北九州のようです(2019年)
複雑(汗)
長崎の夜景写真で使われる半分くらいは、鍋冠山から撮影されています。
のこり半分くらいは稲佐山からの撮影です。
私が鍋冠山に訪れたときも、高そうなカメラを持った方々が大勢撮影をしていました。
あまりきれいに撮影できませんでしたが、こんな夜景です。
綺麗ですよね・・・
綺麗でしょ!?(ごり押し!)
このとき、はじめて長崎の全景が分かったのですが、長崎港を中心に山で囲まれた街なのですね。
港の近くの灯りが多いところが市街地で、その辺りは埋め立てられた土地なのだそうです。
昔の人は山の上に住んでいて、だんだん山から下りてきて、平地を埋め立てて、今の長崎の姿が出来上がったのだとか。
昼に通った女神大橋をパシャリ。
ちなみに、山の斜面にある宅地と、埋立地の市街にある宅地では地価が全然違うのだそうです。
理由は、利便性が違うからだそうですが、その理由はいずれ書きます(覚えてたら・・・)。
〇稲佐山観光ホテル
今回は、知人にお世話になって稲佐山観光ホテルに2泊しました、ありがとう!
港側の部屋に宿泊できたので、窓の外には夜景を見ることができるのですが、これが本当に素晴らしい景色でした。
その写真がこちら。
3
2
1
きれい・・・
こちらも、肉眼で見たほうが100倍綺麗です。
函館の夜景を見たことがありますが、あちらはボッと光が拡散しているダイナミックな夜景でした。
それに対して、長崎の夜景は港付近から山に向かって光量が減っていき、そして夜空につながるグラデーションになっています。
一言でいうと、そうですね。
繊細で可愛らしい
力強さよりも華やかさがあって、街の灯りと夜空の星に至るまで、すべて合わせたものが長崎の夜景です。
これは、本当に素晴らしかったです。
私の生涯でみた夜景で、一番繊細で可愛らしい、素敵な夜景でした。
この話の流れから、こんな話をするのはアレですが、、、
地元の人の話では、山に光が少ないのは居住者が減少した結果だそうで、そう聞いてしまうと若干寂しい気持ちにもなってしまいますね。
以上で、長崎旅行1日目は終了です。
まる。