
先日、筑波ジムカーナ場で行われたウエットコンディション練習会に参加してきました。
天気予報では雨予報もあったのですが、当日はウソのように晴れ渡り、炎天下での練習会になりました。
アクセラはDラーに預けっぱなしなので、今回は知人の好意で貸してもらったDYデミオで参加してきました。
ベリーサを所持していた以来の、久しぶりのローパワー車でのスポーツ走行でしたので、簡単に印象を書き残しておこうかと思いブログにします。
ちなみに、こちらのデミオは知人からメンテナンス管理を丸投げされているので、とてもよく知っている車両です(^^;
特に何かのためになるって話ではなく、DY3Wの感想がメインです。
まず、スペックは次の通り。
なんと、15年物の車です。
車名 :マツダ デミオ(DY型)
排気量 :1300cc
車重 :1090kg
馬力 :91馬力
足回り :純正
ブレーキ:純正
タイヤ :DNA ecos 175/65R14
バリバリ(死語)の街乗りカーです。
〇ドライ路面で定常円を走ってみた
定常円の侵入までに加速が乗りきれるか微妙な感じで、進入時にブレーキを踏むか迷います(笑)。
タックインで侵入しようとすると、思ったよりピッチングが少なくフロントタイヤに荷重をかけられません(私が下手が原因かもしれませんが)。
最終的には、速度は落としたくないけど進入したい、の間をとって弱ブレーキをふわぁっとかけてあげるとフロントタイヤにちょうど良い荷重をかけられ、気持ちよく曲がることができました。
純正ブレーキは、ほとんど残すことができずオンとオフに近いです。
踏み込んでいる範囲はリリースができるのですが、ある程度踏力が少ないところでは「パッ」とリリースされてしまいます。
足回りが柔らかいので、脚が伸びる速度とリリース速度が似ているため、強くブレーキを踏んでいるときは、「パッ」と離したときにハンドルを切るとうまく曲がれますが、、、それはデミオを走らせる技術であって、ほかの車に乗った時に使えないので練習としてはよくないです。
このため、ブレーキは練習にならないのでスポーツパッドに変えたほうがいいですね。
その後の定常円では、ロール量は大きいものの、アンダーステアもしっかり出るし、挙動は良好な感触でした。
そして一番大事なのは、すべての挙動が唐突でないことです。
特に加速。
アクセラの場合は、目が追い付かないことが多々あるのですが、この車はそれがないです。
加速もソコソコなので、車に何が起きているか、この先どうなってしまうか、その前に何をすればよいかを考える時間が持てるので、非常に練習に向いていると思いました。
〇ウェット路面で定常円を走ってみた
まず、一番感じたことは、思った以上に走れるということです。
今回一番心配していたのはタイヤとブレーキで、特にタイヤはエコタイヤでしたのでウェットグリップは相当悪いため、練習になるか心配していました。
ところが、実際に走ってみるとエコタイヤって結構グリップするのですね。
まぁ、進入時の不安定な姿勢の時はリアが流れたり、あるいはフロントタイヤに荷重が乗り切っていないうちにドアンダーステアを出したりしましたが、もっと丁寧に走ることができれば強度の高い練習になります。
安定姿勢になった後は練習に耐えうるグリップはしっかり発揮していました。
ただ、安定姿勢になってからオーバーステアを出そうとすると、これがかなり難しかったです。
というか殆ど出なくて、アクセルを離して待つ以外に手がありませんでした。
ドライグリップの進入の挙動を含めてそうですが、エコタイヤは安定状態から別の状態へ移行するときのグリップが中々発揮してくれないようですね。
今回参加した別のDYデミオ スポルトの方はネオバを履いていたのですが、その方曰く「インストラクターはエコタイヤの1300ccのデミオのほうが難しいと言っていた」とのことでした。
〇純正状態DY3Wのスポーツ走行の仕方
たった一日しかスポーツ走行していませんが、こんな感じで走ればソコソコ形になります。
ブレーキはガッツリ踏まない方がいいです。
いや、必要な時は踏むのですが、曲がるきっかけとして使うならばガッツリはNG。
この車の曲げ方は、自然に出るピッチングとロールにブレーキをトッピングして姿勢を作ることかと。
脚がクニャクニャなので、それを利用する感じで走るといい感じになる気がしました。
あとは基本に忠実に。
止まるのは直線で、曲がるときは丁寧に荷重をかけた状況をつくることですね。
91馬力でもパワーアンダーを若干出せますので、高回転でガンガン楽しめます。
が、とにかくオーバーステアを出すのは難しいので、強烈にブレーキを踏んだ後にコーナーにぶっ込まないと厳しいです。
逆に言えば超安全とも言えます。
まとめると、挙動が穏やかなので、操作も穏やかに丁寧にやると車なりの挙動がでて楽しく走らせることができます。
〇まとめ
ホント、ベリーサで走った以来のローパワー車のスポーツ走行でしたが、アクセラと比較して加速が遅いの違いはあれど、基本的にやることは変わらず、そしてすべてがゆっくり体感できるので非常に練習になりました。
インストラクターからも「パッと乗った状態でソコソコ走れいてる」と言われたので、すこし安心しました。
あと、一番大事なことですが
運転が超楽しい!
もう、この一言に尽きます。
DYデミオ1300ccでもスポーツ走行は十分できるし練習車としても問題ないです。
タイヤは準スポーツタイヤに、ブレーキはスポーツパッドにしたほうが良いですが、それ以外は純正状態で大丈夫!
あと、改めて思ったことは、
自分にはローパワー車が合っている
ってことでした。
目が追い付かないことはないし、扱えてる感じが半端ないです。
次の車選びにとても参考になりました。
一か月に一回はスポーツ走行、と自分に課していますが、夏季期間はスクールがない・・・
なかなか自分でサーキットに走りに行かないので、どうしようか考え中です。。。
サーキットへ行くのは腰が重たいんですよね(^^;
まだアクセラは帰ってきてませんが。。。。
まる。