本日の夕方に営業さんから電話がありました。
営業さん「新型アクセラの15Sが入りましたよ。試乗車ですので乗れます。」
私 「え、展示車ではなくて?」
営業さん「はい、試乗車ですよ?」
私 「すぐ行きます!」
とのこと。
先週まで、私が利用してるマツダの営業さんは「試乗車が入る」と言っていたのですが、他店に電話して聞いたら「うちは展示車は入りますが、車検の登録の事情で試乗車が用意できるのは翌週以降ですね」とのことでした。
もともと金曜日に利用しているマツダの営業さんから電話が来るはずだったのですが来なかったので、うちも展示車だったのかなーと思い込み家でネットしていたところへの知らせでした。
で、到着して外見などを写真撮影していると営業さんがやってきました。
今回用意されていたのは15Sといって1500ccのお高いほうです。
15Cというのもカタログに載っているのですが、どちらかというとメインで売りたいのは15Sとのこと。
15Cは結構何も付いてないのでいろいろつけると15Sくらいの値段になってしまうんですって。
で、この車の価格は、車両本体価格で203万円。
高いと見るか、安いと見るか。。。
X
試乗してから考えてみますw
私が一番気になっていたのがフロントのナンバーの位置。
筑波サーキットでの初お披露目のとき、その場所をみて「ここはないだろう~?」と言っていたのですが、プレカタログをもらっても位置の変更なし。正式カタログをもらっても位置の変更なし。。。まさかと思って覚悟はしていたのですが、実車をみて現実を目の当たりに。
私 「やっぱり、ナンバーここですか・・・」
営業さん「結局そうなりました。グリルがアテンザなどより小さい変わりに、ナンバーをここにすることで車高が低く見えるよう工夫した結果だそうです」
うぅ~む、、、即座に移設を考えたのですが、取り外した後がどうも素直じゃなさそうな感じです。
まぁ、好みが分かれるところですね、僕はあまり好きな場所ではないです。
というわけで外から見て気になったところを写真に収めました。
まずは、危険回避のためにいろいろしてくれるセンサー。
次に、気になったのがリアのロワアームの部分(?)にある突起物。
これ、左右にあります。リアだけ。
空力に何か関係があるのでしょうか?それともボルトの出っ張り?
よくわかりませんが気になります。。。
最後に内装です。
もっと、近未来的な絵を想像していたのですが、ぜんぜんそんなことはなくて非常に落ち着いています。
前評判を鵜呑みにしていたので、ちょっと拍子抜けです。
15Sはアクティブマティックなので、+と-のレバーでMTモードにもなります。
パドルシフトはありません。
では、試乗記です。
いつもの試乗コースなのと、なんかよくわからない感覚に見舞われたので、的確に表現できないことがあります。
ご容赦ください。
それと、比較対象はベリーサ15Lパッケージとします。
ベリーサ、静粛性もたいしたものですし、街中での加速性能も文句ありません。
乗り心地はフニャフニャですが、エンジンも新型アクセラ15Sより2馬力多い車です。
車体の大きさは新型アクセラの方が大きいですが、車重量はそれほど変わらないとおもうので、よい比較対象かと。
ベリーサがよくわからないよ、って人はBL型の1500CCを想像なさっても似たようなものかと思います。
ハンドリング:
やや軽い。ただし、交差点を2回曲がれば慣れる程度です。
ハンドル:
やったらスイッチが付いています。電話とか、、、ディスプレイシステムとのやり取りをボイスでやり取りすることができます。あれは機能を覚えないと使いこなせないので、現時点では見た目の印象のみ。私がたとえるなら、ファミコンからPS3に至るまでにコントローラーのボタンが増えていきましたが、自分がそれを使いこなせず置いていかれている感が強い気がしました。まぁ、でも高級感はあるんでしょうね。
静粛性:
すべて車内での感想です。
アイドリングはすごい静かです。そして外からの音がかなり遮蔽されています。静粛性は非常に高いです。インパクトとしては、BK型からBL型に変わったときの静粛性の違い、、、まではいきませんが、明らかに向上しています。
走行音はそのインパクトの上を行く静かさです。まず、ロードノイズが小さい。これはタイヤサイズも影響しているでしょう、、、205/60タイヤなんです。いまどき60タイヤって驚きました。まぁ、これが乗り心地にも影響してくるのでしょうが。。。
それとエンジン音が車内へあまり入ってこない。街中をお買い物するような運転では普通に「静かな車」です。アクセルを踏み込むとエンジン音はしっかり聞こえますが、それでも静かですね。
レスポンス:
よいです。踏んだら踏んだ分、NAらしく加速、、、、しません。たぶん、それをやってしまうと非力さを感じてしまうからだと思います。スカイアクティブは燃費を走りの両立を掲げていますが、15Sを乗ると、初期のデミオ1300ccスカイアクティブでの燃費一辺倒なレスポンスに落胆したことを思い出し、それとはまったく逆の性格をしていると再認識します。アクセルはいまどきの2段踏みですが、一段目で普通に運転しているときでも、踏み込む速さで判断しているのかな?、すぐにシフトダウンして加速します。2段目に踏み込んでもやっぱりシフトダウンします。つまり、前にはなかった挙動・・・積極的な高回転を利用して加速します。よって、トロい車ではなく、かなりキビキビ走ります。これは非力とか言われることはないですね。街中なら十分パワフルに走っている印象を受けるでしょう。ですが、突き詰めれば1500cc。5人乗って中央高速道路の上り坂を登る時などは非力さを味わうのは当然です、だって1500ccのNAなんですから。ただ、そういうことを理解した上で、シティ・カーとして乗るならまったく不満はないと思いました。
ミッション:
頻繁に変速をしているようです。ようです、と書いたのはいつやっているかわからないときがあります。CVTではないのだけど、昔の4速ATベリーサに乗っている人間には、正直変速時期がわかりません。それくらいスムーズに変速します。それとスポーツモードのアクティブ。マチティック。ベリーサ時代のDYデミオ・スポルトからありましたが、あのときのそれはレバーを動かしてから少し間をおいてから変速するという、、、反応が鈍いものでした。これは、プレマシーのアクティブ・マティックも同じかと思います。が、この車のアクティブ・マティックは違います。すんげぇ反応が早いです。入れたら即変速!って感じです。これは使っていて結構爽快感がありますね。試乗コースの狭い道ではそれほど使いませんでしたが(使い方を忘れてしまったので怖い)、なれた状態でそれなりの道に行ったら楽しいですよ、きっと。それと驚いたのがシフトダウンの懐の深さ。以前は「これ以上シフトダウンしたらオーバーレブするので禁止で~す」といわんばかりに、今以上シフトダウンさせてくれないことが多かったのですが(逆にこれがリミッター代わりになってよかったのですが)、15Sはかなりその辺の縛りがゆるいです。レッドゾーン手前まではしっかり落とせるのかも?。実際、今日操作したらエンジン音がかなり聞こえるくらいまで落とせました(1速まで)。レブらせはしないと思うのですが、気持ちいいですね、ただしオイルの管理はしっかりと・・・。
乗り心地:
乗り心地はいいです。ここでタイヤの扁平の話が出てきますが60なんで悪いなんてことはないと思います。が、よくわからなくなっちゃったのが「車の挙動」なんです。乗り心地はいいんです。でも、なんかしっくりこない。。。前後のピッチング、、、というか前はピッチングをしっかりします。低速で加速とブレーキを繰り返してもしっかりピッチするので、サスペンションは柔らかいと思います。たぶん、それに追随するようにリアもやわらかいと思うのですが、、、これは勝手な思い込みです。でもですね、コーナーではかなり踏ん張る気がするのです。サスペンションがやわらかくて、スタビが硬い、さらに扁平60=乗り心地がよいになっているのかなぁ、、、と。これ、たぶんオプションで扁平を落とす人がたくさんいると思いますが、そのときどれくらい乗り心地が悪くなるかわかりません。その選択をするとき、少し注意したほうがいいと思います。ただいえることは、乗り心地はかなりよくて、必要なときは必要な姿勢を作ってくれる、ということです。
とりまわし:
一回り大きくなったアテンザの試乗とはまったく逆で、サイズもそれほど大きな違いはないので運転しやすいですね。
その他の話題:
今年度の減税は2月下旬までとのこと。ガソリン車は75%、ディーゼル車は100%ですが、アクセラ2.2Lディーゼルが出るのは1月中旬らしく、それから注文しても減税には間に合わないだろうといわれました。ディーゼルを注文するなら今です。
2.2XDは298万円~とのことでちょっとお高いです。が、BOSEシステムとか安全装備フルセットとか最初からくっついちゃっているそうです。そう考えるとお得ですが、要らない人にはやめてほしかった売り方かも。。。XD以外のすべてのアクセラにいえることですが、社外ナビはつけられないそうです。それもつらい。。。でもUSB端子があるので、そこから音楽端末をつなげて聞くことはできるようです。あ、それとモニターとナビは別のものと考えたほうがいいそうです。モニターが付いていてもナビはついていない、、、ナビデータが入ったメモリーカードを買わないとナビとして機能しないそうです。で、最初から付いている車はないとか。。。購入するに当たっては、条件をいろいろ確認してから決めたほうがよいと思いました。結構複雑っぽいですよ。
長くなりましたが、以上で試乗記終わります。
まるっ。