少しずつ書いていこうと思いますが、とりあえず一つ目を書きたいと思います。
私の持論なので、内容が正しいわけではありません。
そこを理解できる人は読んでみてください。
私は30歳を過ぎてからサーキットでのスポーツ走行を始めました。
サーキット走行としては遅いデビューですね。
実はF1もGTレースも、、、とにかくモータースポーツにさほど興味は無く、自分で走るならともかく、人が走っているものを見ることはしない人でした。
スポーツはすべて、自分でやって楽しみを感じるタイプでして、、、故にサーキットにおける知識が皆無の状態からのスタートでした。
一貫して、サーキットトライアル競技に参加していたのですが、最初の頃は他のドライバーと比べても全然良いタイムが出せなくて凹みました。
それでも、続けていれば良いこともあるもので、今は見ていられる程度のタイムを出せるようになりました。
何しろデビューが遅かったので、基礎練習よりも結果を求めていましたね。
タイムが遅くては意味が無い!って思いながら走っていました。
基本的にJAFの公式戦に参加し、記録を残していくことを楽しみに活動してきまして、意味も無く国内A級ライセンスを保持しています(A級までは誰でも取れます。)
そんな私も40歳を意識し始める年齢になってきまして、身体的な衰えも自覚しはじめました。
そこで、これを良い区切りとし、自分が経験して得たこと、技術、他の方から頂いたアドバイス等から
実践していることについてまとめる事を決めました。
私はプロドライバーではありませんので、大そうな事は書けません。
ですが、(後ほどご紹介しますが)いまどき珍しいFF駆動のどっかんターボ(かなり暴れ馬です)で、筑波サーキット2000コースを1分7秒台で走れる程度の姑息(?)な技術をご紹介したいと思います。
もし、同じような苦労している方がいらっしゃったら、何かの参考になれば嬉しく思います。
どのようにして書けば分かり易いのかを考えた結果、「ドライバー編」と「いじり編」に分けることにしました。
ある方の言葉をお借りすると「ドライバーの技術+車の性能=実力」との事です。
いじり尽くした車でも性能を使いこなせないドライバーはまだ技術の上がり代がある、とも言えますね。
これは私のことを指します(苦笑)。
また、技術は技術、性能は性能で書き分けないと私の書きたいことが書けないなと思ったからです。
内容を実践する場合は、次のこと免責事項として了解した上でお願いします。
・サイト内の運転方法を実践して発生したいかなる責任も、ご自身で負ってください。
定型句のようで申し訳ありませんが、ここだけは理解したうえで実践する方はしてみてください。
では、変態どっかんターボでサーキットをそこそこ速く走る方法、はじまりまじまり。
○愛車紹介
メーカー:マツダ
車種:アクセラ
グレード:マツダスピード(DBA-BK3P)
駆動方式:FF、6MT
気筒配列:直列4気筒(横置き)
排気量:2260cc
馬力:264ps(194kW 260hp)/5500rpm
トルク:38.7kgm(379.3Nm)/3000rpm
タイヤサイズ:215/45R18(前後)
車重:1390kg
*パワーウェイトレシオ:5.27kg/ps
*トルクウェイトレシオ:35.9kg/kgm
*車両本体価格:2,410,000円
変態的な車と思いませんか?
FFで264馬力でタイヤ幅が215ですよ?w
でも、お値段は破格の安さでした。
そして、デザインも好みでした。
受注生産だそうで、5万円しか値引きしてくれませんでした。
○ドライバー編
1.運転ポジションって大事です
まずは、運転ポジションについてです。すべてにおける基本の「き」ですね。キチンとした運転ポジションは100%の結果を出すことが可能ですが、キチンとしていない場合は不可能です。それくらい重要なことです。
私が運転ポジションを決める手順は下記のとおりです(結果が同じなら手順は問いません)
1)シートを一番前方に移動する。
2)各ペダルを踏んで、シートを1ノッチずつ後方に移動していき、ペダルを踏んでもひざが曲がり、若干窮屈かな、という位置でいったん仮決定する。
3)ハンドルを上下・前後に、背もたれを前後に動かしてハンドルに手が届く位置に調整する。このとき、ハンドルをアナログ時計に例えると、右手を数字の「10」、左手を数字の「2」の位置でハンドルを握り、かつ押すことができること。
あ、まずはグローブをつけないで調整してください。ハンドルを押す場所の理想は掌ですが、手のひらの指の付け根でもよいです。ハンドルを押しているとき肘が多少曲がるようにしてください。一般的な肘の開き角度は100から110度辺りといわれています。
このとき重要なことは、
押している腕の肩がシートに押し付けられることです。これによって、コーナリング中に体が固定されます。ここの調整がとても難しいですが、一番大事な部分ですのでしっかり行ってください。
ゆったりと窮屈でのどちらかを選択しなければならないときは、
窮屈のほうを選んでください。
もし、どうしても良いポジションが作れない場合は、シートの肩の部分にタオルを詰め込んで盛り上げてあげると良いです(ウレタンなど既存シートと同じ材料でももちろん良いです)。「アンコを詰める」って言葉が使われるようですが、シートは自分の体に合わせて作っていくものと理解してください。
そう考えると、色々な不都合もシートを自分の体に合わせていくことで徐々に解決できるかもしれません。
LSDを入れている方は、トルクステア(ハンドルの反発)が強いので、それを抑えられる程度にひじを曲げる必要が生じます。
このため、若干窮屈な体勢で運転せざるを得ないかもしれません。
何度も調整して、自分にあったポジションを作り上げてください。
逆にどうしてもハンドルにちょうど良く手が届かない場合、グローブを嵌めて再度同じ事をしてみてください。
グローブの厚み分、ハンドルを押すことができ、結構効果があります。グローブを嵌めることが、最後の調整の保険になります。
これで上手くポジションが出来上がれば、それで
一応完成です。
繰り返しますが、この作業がすべての操作で100%を発揮できるか否かの重要な作業になりますので、十分時間をかけてよいポジションを見つけてください。
ってところまでが今回の分です。
まるっ