〇6日目
今日は
旭川→札幌の旅程です。
天気予報は晴れだったのですが、快活クラブの駐車場は曇りでした。
さむいねぇ。。。
早速出発です。
前回がっかりな思いをした青い池に再訪する気が起きたので、早い時間ならノーマナーな観光客(日本人です)を視界に入れなくて済むと思い行ってきました。
昨夜来た道を戻ります。
効率が悪いのですが、お気に入りの快活クラブが旭川まで行かないと無かったので仕方ありません。
北海道は快活クラブが少ないですね、今回は非常に疲れていたので使い慣れたお店を利用しました。
途中車を停めて写真撮影。
遠くの山は冠雪しており、もう少し遅い時期だったら来られなかったかもしれません。
私は身の程をわきまえているので、北海道の雪道を走りたいとは思わないんです。
以前、北海道の知人が言った言葉が衝撃的で今でも覚えているのですが、
「(北海道では)おばちゃんが交差点でカウンターをあてる」
とのこと。
私から見たら、
道民全員がラリーストですから(笑)。
そんな道民が交通事故を起こすことがあるんです、私なんか瞬殺ですよ(汗)。
というわけで、北海道では極力雪道を走らないように決めています。
・青い池
駐車場に到着すると、数台の車が停まっていました。
さすが人気スポットですね。
ですが、まだ早朝のため静かな雰囲気のなか散策することができました。
すっごく寒かったですが、とても気持ちよかったです。
いけの奥にある川まで行くと、どんどん観光客が増えてきまして、駐車場に戻った時には観光バスが何台も入り始めていました。
青い池は相当早い時間に行かないと、静かに見られないようです。
残念なのは、相変わらずの曇り空だったことですね。
夜間照明用(?)の架台があったり、土木工事をしていたり、以前とは趣が変わってきました。
自然のままがよいのか、観光収入のための観光地化がよいのか、今の北海道はとても難しい選択を迫られている気がします。
さぁ、次は朝食に向かいます。
・蜂屋本店
今朝の朝食は旅行前から決めていた、
旭川ラーメンの老舗”蜂屋”です。
またまた旭川までもどり、開店と同時に入店しました。
このラーメン屋は、以前横浜にあるラーメン博物館に出店していました。
非常に美味しかったのですが、現在は旭川に来ないと食べられず、そろそろ食べたいなぁと思っていたんです。
焦がし脂が入っている、いかにも体に悪そうなラーメンなのですが、でも美味しいんですよ。
今回は脂の量は少なめで注文しましたが、普段は朝からラーメンなど絶対食べないのですが、美味しく頂けました。
まだ札幌に向かうには早いので、ラーメンを食べながら今日の予定を考えていたのですが、そういえば蜂屋に来る途中に”上川神社”という大きそうな神社を通ったなと。
他にも神社があるようなので、御朱印を貰いに行くことにしました。
・上川神社
割と高台にあるため旭川市内を一望できるかと期待したのですが、神社は木に囲まれており残念ながら見晴らしは良くありませんでした。
社務所に向かい御朱印をお願いしてから参拝に向かいました。
牛がいる。
説明を読んで、非常に北海道らしいなーと思いました。
あとから知ったのですが、撫でるとご利益があるとのことです。
撫で忘れた!
・北海道護国神社
ここは北海道全体と樺太の殉難者が祀られています。
だからなのか、十勝護国神社とは規模が違く非常に大きかったです。


・旭川神社
最後は旭川神社です。
全然詳しくないのですが、こちらは
天照大御神と
木花咲耶姫命などが祀られています。
天照大御神は伊勢神宮で、木花咲耶姫命はふた月に一回はいく富士浅間神社(須走口)でご挨拶しまくっているので、「こんなところでコンニチハ!」的な気持ちになりました。
なお、こちらは旭川屯田兵にまつわる神社だそうです。
規模は小さかったのですが、社務所で御朱印を貰う際に昼食であろうカレーライスのにおいが非常においしそうだった、、、っていうのが一番記憶に残っています。
なんてしょうもない記憶なのでしょう・・・。
さて、そろそろ札幌に向けて出発です。
下道を移動中に立ち寄ったのがこちらです。
・北菓楼 本店
旅行へ出発する前に、妻から情報を得ていたので行ってきました。
まずは妻へのお土産を物色します。
お、今シーズンの一つ前の”季節のバームクーヘン”が出ていましたのでゲットです。
この時点で、妻へのお土産のバームクーヘンがロールで2個になりました。
恐ろしい話ですが、
妻はこの程度ならぺろりと食べます(汗)。
そして、一人で軽食です。
一通り用事を済ませてお店を出ると、道路を挟んで遠くに山が見えまして、とても紅葉が綺麗だったので写真を撮りに行きました。
丁度良いところに歩道橋があったので、登ってみると絶景かな。
ほんと、写真が下手で凹みますが、
実際はもっときれいだったのですよー。
都市近郊にこんなきれいな景色があるのは羨ましいです。
しばらく歩道橋から景色を眺めていると、遠くに電車が走っていたり、真下の車の往来とは無縁と思える畑や山々が見えたり、一人でしばらく黄昏ていました。
では、再び札幌へと出発です。
が、渋滞が・・・。
ここはしょっちゅう渋滞しているんですよね。
すっかり忘れていました。
旭川から札幌は、お金をケチらず高速に乗ったほうが良いですね。
時間の節約、疲労軽減を考えると、高速代金に見合うと思いました(夜間は下道を走りますけどね)。
北海道に来てまで、渋滞にはまるのは嫌なんです、地元で十分(苦笑)。
う~ん、う~ん、う~ん・・・。
腹が減った
googleさんで検索してみました。
ト・リ・ト・ン
またトリトンか!
だって美味しい寿司が食べたいんだ!
・トリトン江別店
やってきました、トリトン江別店。
今夜は札幌で食事の予定があったので、軽くお寿司を頂くことにしました。
おいしい~!
むっふ、むっふ・・・と心でつぶやきながら頂きました。
ご馳走様でした!
食事が終わって車に戻り、今夜の食事処を探します。
実は、函館で食べられなかった
イカの踊り食いにずっと未練を感じたんです。
今夜は北海道最後の夜ですので、チャンスは今しかありません。
というわけで、札幌でイカの踊り食いを提供しているお店に電話で突撃です。
全滅・・・。
まじかぁ~。
電話を掛けたすべてのお店が、海が荒れていてイカが入荷できていないとのことでした。
数日前の函館の荒れっぷりを話したところ、まさにそれです、との回答が(笑)。
こんなに長く仕入れられないことは珍しいのですって。
非常に残念ですが、今回は踊り食いはあきらめるしかなさそうです。
無念な気持ちをかみしめながら、再び札幌に向けて出発しました。
またまた渋滞にはまりながら、ようやく札幌のホテルに到着しました。
ホテルの場所は中島公園を部屋から見下ろせるロケーションでした。
今回の旅行の最後の夜と思うと、寂しい気持ちになります。
さて、そろそろ晩飯の時間です。
なんと、今夜は
再び帯広の知人と一緒に食事をすることになりました。
このため、ラスカルはお留守番です。
お店のチョイスは知人任せで、
チェーン店の焼き鳥屋さんに行ってきました。
飲み屋なのですが焼き鳥が非常に安くて、美味しく頂けるお店でした。
店員の女の子がやたら元気で、そのテンションについて行けず、自分がエライ歳をとったと感じたのを憶えています。。。
今回二回目の知人との食事だったのですが、何の話をしたっけなぁ~~~~~。
はっきりと覚えていないのですが、ふるさと納税とかの話とは正反対の、相当砕けた話題で盛り上がった記憶があります(笑)。
・・・ゆるキャンΔの話をしたかも。
この時、
明日の最終日も知人と一緒に札幌観光をすることになり、夜も遅くなりましたので、翌朝は北菓楼Lで集合する約束をしてホテルに戻りました。
と、思うでしょ。
ですが、帰り道を歩いていたら何かやり残した感じがしまして、こんな夜更けにラーメンを食べに行ってきました。
なんか、記憶があいまいで、狭いビルの上の方にある割と有名なお店だったと思うのですが、、、写真が残っていないんですよね。
ですが、食べ終わった後に
おなかがひび割れたように痛かったことは覚えていまして、行ったことは間違いないです(爆)。
そんなこんなで、この日は腹痛に苦しみながら就寝しました。
〇7日目
今日は
北海道旅行の最終日です。
天気がよく、部屋からの景色もとても綺麗でした。
ホテルからの移動中も、街中はこんな感じです。
まずは、最近できた
北菓楼Lに向かいます。
駐車場があまり広くないため、停められなくなる前に現地入りしました。
簡単に説明すると、観光客向けとは思えない賞味期限の短さで、旅行中に食べてね、でもイートインスペースはないよ、ってお店です。
商品を見ながら、いや、この賞味期限はどーなのよ・・・、って思いながらお土産を選んでいたのですが、最終的には
「賞味期限過ぎてもいいや」と開き直って鋼鉄の胃袋を持つ妻のお土産を購入しました。
たまごっち(もはや死語)は消費者を飢餓状態にして売り上げを伸ばす商法でしたが、北菓楼Lもレア感を押し出した類似商法なのですかね。
ちなみに、買って帰ったお土産は美味しかったようで良かったです!
その後、知人と合流し札幌市内をドライブしました。
知人:「思っていたより(内装が)綺麗だね」
とのお言葉を頂き小さな喜びを感じながら、早速向かった先はラーメン
「すみれ」です。
本当は「彩味」に行くつもりだったのですが、お店の前のすごい行列だったのでスルーしました(苦笑)。
・らーめん「すみれ」
久しぶりにきた「すみれ」の
建物がモダンになっていてビックリ!
若者受けしそうな、おしゃれなラーメン屋に変身していました。
まえの店舗の方が風情があってよかったなぁ、新しい店舗はラーメンよりはパスタが出てきそうな雰囲気でした。
味は、相変わらずのショッパイくらいの濃い味噌ラーメンで、北菓楼Lの試食で甘くなった味覚のせいもあり、非常に美味しく頂きました!
実は、今回の旅行には大きな目的がありました。
それは、、、
「ラスカルを里帰りさせること」です!!!
何度か書いたかもしれませんが、旅を共にしている
ラスカルの出身地は藻岩山ロープウェイ駅内売店なのです。
私は既に悟りを開いていたので問題ないのですが、知人がラスカルと一緒に歩くのは嫌だよなぁと心配していたら、知人からありがたいお言葉が。
知人:「大丈夫だよ、離れて歩くから」
相変わらずのクールGuyです。
紅葉が綺麗で、本当に良い時期に来られました。
モニュメントの前で記念撮影です。
三等三角点の前でもパシャリ。
その後、とうとう故郷の売店に行ってみると、、、建物が違う、雰囲気が違う、そもそも場所が違う気がする、あと・・・
”もーりす”って誰だ?
いくら売店を見回っても、ラスカルの仲間が居ないじゃないですか!?
そのかわり、
もーりすとかいう新顔がフロアのいたる所にハバを利かせていました。
どうも、藻岩山のモーリスカーに掛けたキャラクターのようですが、はっきり言って可愛くない(失礼)。
見渡す限りもーりすグッズばかりで、こんな大きなぬいぐるみもありました。
ずいぶん時間が経ったのだなぁ、そして、時代は流れるんだなぁとしみじみ感じてしまいました。
本当はたくさんのラスカルに迎えられて、うちのラスカルと一緒に写真を撮るつもりだったのですが、かないませんでした。
仕方なく、空っぽの売りだなにラスカルを置いて、ふるさとの写真をパシャリ!
すると、・・・ん?
「あらあらあらぁ~、かわいらしいぃ~~~!」
見知らぬ老齢の女性がゆっくりとラスカルに向かっていくではありませんか!?
うわぁぁぁぁっ!、焦ってラスカルのそばに戻り、「すみません、これウチのなんです!」と平謝り。
41歳のおっさんが!
いや、本当に紛らわしいことをして申し訳なかったです。
でもね、
やっぱり、ラスカルの方がかわいいよね(失礼)。
その後、帰りのロープウェイに乗っていたら、突然知人がラスカルを掴み、その直後にこんなことが。
ラスカルが飛んだ!?(笑)
すかさず写真をパシャリ。
はしゃぐ41歳のおっさん。
一人では撮れないラスカルの記念写真ができました。
そして、知人が一瞬でもこっち側(痛いオジサン)になった記念すべき時になりました。
名残惜しそうに外を見るラスカル。
でも、来てよかったです!
さて、そろそろ小樽のフェリーターミナルに向かわなくてはなりません。
名残惜しいですが、知人を札幌駅まで送りとどけ(北海道で家族以外を車の乗せたのは初めてです)、一路小樽に向かいました。
道路は順調で、もう何往復したか忘れたくらいの道のりですが、数日前に北海道に上陸した時とは違い、寂しいような、せつないような、そんな気分で運転していました。
途中でスーパーに寄り夕飯(カップ麺)と飲み物を購入して、出航時間よりだいぶ早めに到着できました。
あとは帰るだけです。
あまりの淋しさに、ラスカルも黄昏ています。
きっと藻岩山のことを思い出してるのでしょう。
そして出航です。
・・・
・・・・
・・・・・
黄昏たことなどすっかり忘れて、
二人でフェリー内でフィーバーしました。
以上で、2018北海道旅行記は終了です。
ずっと書きたいなぁ、と思っていながら量が多くて書き始められず、一年後に完成しました。
よくないなぁ~。
でも、まだ同じようなものがあるので、それはおいおい。
次に行くときはイカの踊り食いが食べたいなぁ・・・。
まる。
~徒然なるままに北海道を語る~
ここからは番外編です。
もう、本当に徒然なるままに旅行中考えていたことを語ります。
今回の旅行中、ずっと考えていたことがあります。
それは、
北海道は大事な岐路に立っている、ということです。
というのも、道央・道南は外国人観光客が非常に増え、ここ数年で雰囲気が大きく変わりました。
特に外資系のリゾート施設が増え始め、ここに建設するの?、という場所に建設されるものもありました。
もちろん、外資系を完全に否定するつもりはなく、外貨を稼ぐことは非常に重要ですし、北海道の貴重な収入源になります。
過去に飛ぶ鳥を落とす勢いがあった日本も外国に対して同じことをしてきましたし、文句は言えません。
ですが、あくまで個人的な意見ですが、
私の好きな北海道はものすごい速度で消滅し、北海道の魅力も急激に衰えてきました。
私が道東を好む理由は、北海道らしい姿を見ることができ、北海道らしい雰囲気を味わえるからです。
北海道の人が普通に生活している雰囲気が、自分の住んでいる世界とは真逆で魅力的で、それを感じるために毎年旅行に行っているのです。
この雰囲気が感じられなくなったら、おそらく私は北海道に行かなくなるでしょう。
いまの北海道は、何を求めて観光客が来ているのかを見失っている気がしてなりません。
前に、テレビのニュースで
京都の特集をしていたのですが、京都観光に携わる人がこんなことを言っていました。
「今までは外国人観光客の集客に全力を挙げていました。
ですが、これからは日本人観光客の集客に力を入れていきます。
なぜならば、災害等が発生した後は、数年のあいだ外国人観光客が激減し、観光業が大打撃を受けるからです。
そのようなとき観光に来てくれる方は、やはり日本のお客なんです。
だから、今までの方針を変更し、これからは日本人に来てもらえる観光都市・京都を作っていきます。」
とのことでした。
・・・釧路でお邪魔した飲み屋の店主の話と似ていると思いました。
京都の話は、平常時に外貨を確実に得られる環境が整っているから言えることかもしれません。
ですが、北海道は、今まさに京都と同じ道を歩もうとしているのだと思うのです。
仮にそうであるならば、いま、北海道は京都が経験したこと、これから京都がしようとしてることを十分理解し、後戻りする必要のない、1歩先回りした観光政策をするべきだと思います。
私は、今の北海道にそれを強く望みますし、いつまでも魅力ある北海道でいてほしいと思っています。
え、もう北海道に行かないのかって?
いや、行きますよ?(爆)。
まる。