10月6日にSUGOで行われたスクールに参加してきました。
4時間走行会を間借りして行われて、インストラクターの同乗走行x2、その他の時間は自主練習というものです。
今回はエンジン載せ替え後のSUGO初走行であり、3月に走行した時の仕様から大きく変更がありました。
〇今年
ECU:純正
吸気系:純正エアクリ、社外インタークーラー
排気系:社外触媒、社外マフラー
過給機:純正
足回り:オーデュラ Fr:10kg/mm Rr:6kg/mm
タイヤ:前後255/40R18 ディレッツァZ3
パワーが下がって、タイヤ幅は増えて、という感じです。
コンディションの違いは、3月は気温が10度前後と低かったですが、今回の気温は20度位で若干ウェットでした。
〇今回の目標
今回のスクールの目標は極めてシンプルで、3コーナーの通過速度を上げること、にしました。
3コーナーは私にとっては鬼門中の鬼門で、今まで走ったすべてのサーキットの中でも一番苦手なコーナーなので(汗)
なんで苦手かというと、2→3を通過するときは右→左と切り返しが発生するため、車体の姿勢が安定しないまま急こう配(下り)の3コーナーに侵入する必要があり、振り返しのスピンをすることが怖いためでした。
(実際、一度だけイン巻スピンをしたことがあり、A052の外輪2輪にフラットスポットを作ったことがあります。3コーナーのイン巻はガードレール直行なので運がよかったです。)
このため、現状は2→直線ブレーキでヨーを消す→3という方法で走っているのですが、この走り方はどうしても遅い。
3コーナーは全体ラップに与える影響がかなり大きいところなので、何とか攻略したいと思っていました。
そんななか、昨年にRX-8の鉄人様からこんなアドバイスをいただきまして。
「デミどらさんは車体の姿勢を凄く考えて走っていて、それは間違いではないのだけど、タイヤが接している方が重要なのだよ。」
確かにその通りで、以前からガンさんの「結局はタイヤ4本の関係」って言葉を理解していたつもりでしたが、実践できていなかったことに気が付きました。
で、今回の3コーナー攻略方法はシンプルにこれ。
タイヤ4本が接してりゃいいんDA!
もちろんヨーは気にして走るのですが、姿勢よりも4本のグリップを優先して限界を上げることにしました。
姿勢は既に十分気にしているので、今回はより強くタイヤグリップだけを意識して練習を繰り返しました。
その結果、ようやく理想的な3コーナーのきっかけを掴むことができました。
ここで役に立ったのは、普段からやっていたCX-5のヨーの出し方です。
やっぱりなんでもクセにするのは大事だなと改めて思いました。
悪い癖より良い癖をたくさんつけていきたいです。
今回のスクールに参加して、これが一番の収穫でした。
〇減衰力変更とフィーリングの確認
今回は走行時間が長かったので、3コーナー攻略にある程度めどがついたので、そのあとは減衰力調整のセッティングも少し試してみました。
①前後最弱(若干オーバーステアでコーナー脱出で踏めない)
②後のみ最弱から5段戻し(車体が落ち着いてコーナー脱出で踏める)
③後ろのみ最弱から10段戻し(アンダーステアが強すぎてコーナーが苦しい)
④前のみ最弱から5段戻し(かなりオーバーステア)
②でベストラップが出ましたので、その車載動画をアップしました。
1'43"886
ベストラップといっても43秒台は1回しか出してませんので、これが実力かというと不明です(実力じゃない)。
今回はタイムを出しに行き始めたのは走行会終了間近だったので(せっかく来たからやってみるか、って感じで)、今度はコンスタントに同タイムを出せる練習をしないとですね。
自分の備忘録として追記すると、①が一番タイム出そうで、弱オーバーを乗りこなせないとダメだな、と思いました。
コーナーで踏めない→踏める余地が残っている→限界コーナリングできていないということなので、もっと通過速度を上げなければならないぞ、次回これを思い出すこと、オレ。
次回の目標は①で高速コーナリングが出来るようになることにします。
続いて、昨年の区間タイムと比較してみます。
1'44"619
足回り:オーデュラ Fr:10kg/mm Rr:6kg/mm
タイヤ:前後225/40R18 ディレッツァZ3
今回の区間タイム
昨年の区間タイム
〇走りの内訳の考察
昨年と今年の車を比較して、総合的にどちらの車体が速いのかわからないのですが、、、
全体ラップを比較すると、今年の方が0.733秒上回っています。
やっぱりタイヤが太いから速いのですかねぇ。。。
一方で、最高速を比較するとこんな感じでした。
昨年:197.441 km/h
今年:178.218 km/h(リミッター)
昨年の方が裏ストレートで約19km/h速かったです。
区間タイムを比べるとこんな感じです。
〇区間1
昨年:27"516
今年:26"596
今回は区間1の3コーナーの攻略を最重要課題として走行していて、ようやく何かをつかめた気がしています。
今年の方が0.92秒早かったので、タイヤ幅の差もありますが一歩前進できたのかもしれません。
〇区間2
昨年:29"636
今年:29"581
区間2はほぼ同タイムで、昨年のパワー対今年のタイヤ幅がほぼ同じというのは面白い結果になりました。
ただ、どうやって考察したらいいかわからないです(笑)
〇区間3
昨年:23"009
今年:22"816
区間3は今年のほうが約0.2秒早いですが、ここってコーナーが多い区間のためタイヤ幅が太い今年のほうが有利なはずなんですよね。
コーナリングが下手っている気がしてます。。。
ですが、裏ストレートの最終部分も入っていますので最高速も影響しているので、プラスマイナスゼロになっているのかな?
〇区間4
昨年:24"451
今年:24"893
区間4は今年の方が0.4秒遅いので、最終コーナーとタイヤ幅の関係を考えると今年はもっと上手に走る余地があったと反省してます。
横グリップは限界のつもりで走ってましたが、結果がそうではないと言っていますね。
動画を見ると最終コーナー侵入はもっとアウトから、そしてもっと初速を上げなきゃだめですね。
そのためには、安定したコーナリング姿勢を上手に作り上げないと。。。
あとは、コース幅を全然使い切ってないんですよね。
〇全区間の考察
車の仕様が違うので何とも言い難いのですが、3コーナーの走り方のきっかけを掴むことができたことが、今回の一番の収穫だと思いました。
あとは、区間3と区間4のタイム差を見る限り、今年は横グリップが使えていなかったなと反省してます。
車体の姿勢も含めて、もっとコーナーの通過速度を上げないとダメだということがわかりました。
という感じで、昨年と比較してみると面白いなぁ、と思いました。
〇余談
上記③のセッティングの車載動画もあるのでアップしました。
ドアンダーで曲がらない!
1'45"302
減衰力を5固くしただけでこれだけフィーリングが変わりました。
・・・ちょっと1ノッチの変化が大きくない?と感じました。
ではでは。
まる