※トウバーとは、トレーラーなどを牽引するためのフックの
ことです。
よく車の後ろに四角い穴の空いたバーを取り付けている
ものがありますが、それはヒッチメンバーと呼ばれ、
どちらも用途は一緒です。
あまり装着されている方も少ないと思いますが、私の場合、純正オプションで
トウバー(ヒッチメンバー)がある、もしくは社外品を取り付け出来るということが、
愛車を選択する一つの基準でした。
欧州車ですと結構普通にオプションで用意されておりますが、国産車ですと
一部のRV車を除きほぼ皆無と言っても過言ではなく、社外品に頼らざるをえません。
(レジャー文化の違いでしょうか。。)
しかも、純正にしろ社外にしろ国産車の場合、ほぼほぼ取り付け部分がむき出しに
なってしまいます。
その点VOLVO純正ですと、使用しない時は取り外してカバーを取り付けできますので
見た目がすこぶるスマートです。
取り付け方はすごく簡単で、まずカバー下部のツマミ2か所をひねるとカバーが外れます。
↓
外れました。
カバーはもちろんトウバーの付属品なのですが、紛失や破損に備えて
カバーの単品販売もあるようです。
外すとこんな感じです。
そして、これが取り付けるボールセクション。
盗難防止のキーも付いています。
このボールセクションをセンター部分に差し込み、
奥まで押し込んでから下方に強めに押し下げると、「ガコンッ」とはまり、上の写真の赤いロック解除マークが緑に変わり、完全に固定されビクともしなくなります。
この状態です。 外す時も簡単で、ロック部分を押し込み、手前に回すと、いとも簡単に外れます。
ただ注意すべきはブレーキランプ等灯火類の接続カプラーです。
VOLVOは欧州車ですので、デフォルトの接続カプラーは「EU13ピン」と言われるもので、
ヨーロッパ標準品です。
対して、日本で一般的に出回っているのは「US7ピン」と言うアメリカの基準品で、
私のトレーラーもそうでした。
無論、どちらかのカプラーを変えてしまえばいいのですが、双方ともいじりたくない人向けに
VOLVO純正で変換アダプターなるものが用意されております。
それがこれ。
※ネットで調べると、真ん中のコードのない一体式の物もあるようでしたが、 Dにお願いして取り寄せてもらったらこれが来ました。まあ、使えるから良しとします。
こちら側にトレーラーからのカプラーを接続します。
うん。完璧!
そしてこうなります。
しかも社外の後付けヒッチと違って純正のすごい所は、
車がちゃんとトレーラーを引いている事を認識するところ!
トレーラーを牽引するとメーターディスプレイに文字が表示されます。
す、素晴らしい!!!
そして文字通り、BLISとCTAは自動的にOFFとなり、トレーラーを外すと通常通り作動します。
が、それだけではありません。
トレーラーの灯火バルブ系が切れると、文字でそのことを教えてくれるんです!
素晴らしすぎます!!!
さらに、トウバーを取り付けた状態でのバックの際、トウバーの突き出し部分も考慮され、
非装着時と比べ早めにアラームが鳴ります。
赤色部分も早めに表示されます。
さらにさらにすごいのが、トレーラー・スタビリティ・アシスト(TSA)という機能!
これはトレーラーの蛇行を検知すると車輪のブレーキ・出力制御を行い、車両の挙動を
安定させるというもの。
純正トウバーを取り付ける事によって作動する、DSTCに含まれている機能のようです。
もうここまでくるとただただ頭が下がるばかりです。
と、至れり尽くせりのVOLVO純正トウバー。
ほぼ全ての車種にラインナップされているのも魅力です。
読んでいただいた皆様もVOLVOの素晴らしさを再認識できたのではないでしょうか。
もう社外のヒッチメンバーには戻れません。。。
おまけ。(こういう使い方もできます。)
THULEのトウバーマウント型サイクルキャリア。
トウバー部分にワンタッチで取り付けでき、積載部分がチルトするので、
取り付けたままテールゲートのオープンができます。
ルーフに積むよりはるかに楽なので、いずれは欲しいと思っております。
最後までご覧いただきありがとうございました。