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ＪＲ貨物が新世代電気機関車として世に送り出した機関車に「ＥＦ２００」という直流電気機関車がいた。

バブル崩壊と共に本領を発揮されず、出力レベルを制限されるも貨物列車をけん引する姿は勇ましかった。
そして更新工事を受けると共に車体色が変更され今日の貨物列車を輸送している。




そんな中、量産車のトップナンバー「ＥＦ２００－１」が姿を消したのは鉄道ファンからは有名な話だ。
（ＪＲ化後に「－（ハイフン）」が付けられている）

経年劣化による廃車ではない、事故による廃車でもない（多分）
運転する上で重大な傷を負ってしまったことで廃車になった。

インバータ制御機器の不具合

現在のインバータ制御はＩＧＢＴ素子によるものだが、ＥＦ２００新製当初はＧＴＯ素子であった。
ＧＴＯ素子は絶版になり、重大な不具合が発生すると修理も容易ではない。
しかも、機関車の製造元は日立。何とＥＦ２００を最後に電気機関車の製造を一切していない。

修理される事なく再起不能となってしまった。


１０月末に広島車両所で一般公開があったが、その前後で
ＥＦ２００－１の解体をひっそりと行っていた。
（写真は１０月中旬に撮影したもの）

一般公開の傍ら、コレに気付いて撮影したのはどのくらいいたんだろうか・・・。